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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
いっしょ‐けんめい【一所懸命】
読み方:いっしょけんめい
[名・形動]
1中世、1か所の領地を命をかけて生活の頼みにすること。また、その領地。「—の地」
2命がけで物事をすること。また、そのさま。必死。一生懸命(いっしょうけんめい)。「もっと—な、烈(はげ)しく意識した技法なのであり」〈小林秀雄・雪舟〉

実用日本語表現辞典
一生懸命
読み方:いっしょうけんめい
別表記:一所懸命
一生懸命(いっしょうけんめい)とは、自らの意思で物事にひたむきに取り組むことを意味する言葉である。「一所懸命(いっしょけんめい)」ともいう。副詞的にも用いる。
用例:「一生懸命に勉強する」「一生懸命働く」「一生懸命さが伝わる」
「一生懸命」は、「一所懸命」が変化した語である。「一所懸命」は、中世、武士が領主から賜った土地を生活のために命がけで守ろうとすることをいった言葉である。近世になり、単に命がけで物事にあたる意に転じた。それに伴い、「一所」が類音の「一生」と混用され、「一生懸命」に変化した。現在では「一生懸命」も「一所懸命」もともに用いられるが、「一生懸命」が口頭でも使用されるごく日常的な言葉であるのに対し、「一所懸命」はやや硬い文章語である。
「一生懸命」と似た意味の言葉に「必死」「一心」「一途」「真面目」がある。
「必死」は、「一生懸命」に比べ、より切迫した感じを与える。また「必死」は、「必死に抵抗する」「必死に耐える」など、よくない状況から脱しようとする場合に用いることが多い一方、「一生懸命」は前向きな文脈で用いることが多い。
「一心」は、一つのことを集中して行うことを意味し、本人の意図にかかわらず邪念がないということを含意する一方、「一生懸命」は自らの意思によってその状態を保つことを意味する(「先生の話に一心に聞き入る/先生の話を一生懸命聞く」「一心に泣く/一生懸命に泣く」)。「一途」は「一心」とほぼ同義であるが、「一途」はより長期間にわたってある気持ちを抱き続けるという場合に用いることが多い(「一途に愛する」)。
「真面目」は、誠実さをもって物事に取り組もうとすることを意味し、他者からの評価も伴って感じられるが、「一生懸命」は本人の主観的な気分である(「真面目に勉強しなさい/一生懸命勉強しなさい」)。
「一生懸命」と対義関係にある言葉には「投げやり」「いい加減」「遊び半分」などがある。
(執筆:稲川智樹)
(2020年2月17日更新)

一所懸命
読み方:イッショケンメイ(isshokenmei)古代末期~中世の言葉。一ヵ所の領地で生活を支え、権利を守ろうと努める武士から生じた語。

ウィキペディア(Wikipedia)
一所懸命
一所懸命の土地(いっしょけんめいのとち)は、中世日本において各々の在地領主が本貫とした土地であり、命をかけて最後まで守り抜く覚悟を持った土地をいう。その土地の地名を名字として名乗ることが多い。また一生懸命の語源でもある[1]。
Similar words:
熱心  一生懸命  懸命  ひた向き  専心

Japanese-English Dictionary

Hán Tôm Yurica Dictionary

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Yurica Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=