
Japanese Dictionary
-Hide contentデジタル大辞泉
だび【×荼×毘/×荼×毗】
読み方:だび
《(パーリ)jhāpetiあるいはこれに近い俗語の音写。焼身・焚焼の意》死体を焼いて弔うこと。火葬。「—に付(ふ)す」
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実用日本語表現辞典
荼毘
荼毘(だび)とは、死者の遺体を火葬することを指す言葉である。火葬は、遺体を焼くことで骨にする行為であり、これを荼毘に付すと表現する。荼毘は、仏教の教えに基づく葬儀の一部であり、遺体を清浄化し、死者の霊を供養する意味合いがある。また、衛生的な観点からも、遺体を焼くことは重要な役割を果たしている。現代では、火葬は世界各地で一般的な葬儀の形式となっており、特に日本では法律により火葬が基本とされている。ただし、宗教や文化により、火葬を行わない地域や集団も存在する。
(2023年9月16日更新)
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荼毘
読み方:だび
「荼毘(だび)」とは、仏教に由来する語で、「荼毘に付す」という言い方で「遺体を火葬して弔うこと」の意味で用いられる語である。
「荼毘」はパーリ語の「jhāpeta(燃やす)」を音写した当て字とされており、「荼毘」という字面そのものに意味があるわけではないとされる。パーリ語は仏典(仏教の経典)の記述に用いられた言語である。漢語では「梵焼」などともいう。
本来「荼毘」は仏教徒の火葬を指す語であり、それ以外の宗徒の場合に「火葬」の語が用いらえた。しかし現代においてはこのような区別は廃れており、「荼毘(に付す)」は「火葬」の雅語として用いられている。
近親者が亡くなり弔いの意を込めて生活をつつしむことを「喪に服す」というが、これと「荼毘に付す」を混同して「荼毘に服す」といってしまいがちである。これは間違いである。
日本において火葬が始まった時期は明らかにされていないが、縄文時代、弥生時代の遺跡からも火葬骨が出土していることから、かなり古くから行われていたことが考えられる。記録が残っているものによれば、文武天皇4年(700年)に法相宗の僧・道昭が民の模範として自ら火葬を望み、実際に火葬されたのが始まりだと見られる。皇統では大宝3年(703年)に火葬された持統天皇が最初であるとされる。
(2019年12月27日更新)
Similar words:
火葬
Japanese-English Dictionary
-Hide content
だび【×荼×毘】
cremation
・彼の遺体は当地で荼毘に付された
His body was cremated here.
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荼毘
読み方:だび
荼毗 とも書く
(名詞)
[対訳] cremation
出典元
Hán Tôm Mark Dictionary
+Show contentMark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=