Japanese Dictionary
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きり【霧】
《動詞「き(霧)る」の連用形から》
1地表や海面付近で大気中の水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象。古くは四季を通じていったが、平安時代以降、秋のものをさし、春に立つものを霞(かすみ)とよび分けた。気象観測では、視程1キロ未満のものをいい、これ以上のものを靄(もや)とよぶ。《季秋》「―しばし旧里に似たるけしき有り/几董」
2液体を細かい水滴にして空中に飛ばしたもの。「霧を吹いてアイロンをかける」[補説]書名別項。→霧[下接語]雲霧・黒い霧(ぎり)秋霧・朝霧・薄霧・川霧・狭(さ)霧・初秋(はつあき)霧・山霧・夕霧・夜霧
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きり【霧】
河井酔茗の詩集。明治43年(1910)刊。それまでの定型詩から口語自由詩へと型を変えた記念碑的作品。《原題、(スペイン)Niebla》ウナムーノの小説。1914年刊。「ニボーラ」という新語をあてて、これまでの写実主義的な小説(ノベーラ)とは異なる小説形態を編み出そうとした。
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む【霧】
[常用漢字] [音]ム(呉) [訓]きり〈ム〉
1きり。「霧笛・霧氷/雲霧・煙霧・水霧・夕霧(せきむ)・濃霧・五里霧中」
2きりのように集まり、または消えるさま。「霧集/雲散霧消」
3きりのように散らばる水滴。「噴霧器」〈きり(ぎり)〉「霧雨(きりさめ)/朝霧・夕霧・夜霧」[難読]狭霧(さぎり)
気象庁予報用語
Japanese-English Dictionary
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きり【霧】
1〔大気の〕(a) fog; (a) mist(▼fogの方が濃い,気象学的にはmistは霞)
・深い霧
a dense [thick] fog
・霧の深い朝
a foggy [misty] morning
・霧が立ってきた
A fog has set in.
・霧が深くなった
The fog has thickened.
・霧が晴れた
The mist has cleared (up/off)./The fog has lifted.
・町は白い霧につつまれていた
A white mist lay (thick) over the city./《文》 The city was enveloped in white mist.
2〔しぶき〕spray
・布に霧を吹く
spray water on cloth
霧雨⇒霧雨
霧吹き⇒霧吹き
きり【霧】
fog《濃い》
mist《薄い》
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霧
読み方:きり
(1)
(名詞)
[対訳] fog; mist
(2)
(名詞)
[対訳] spray
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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=