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Japanese Dictionary

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三省堂大辞林第三版
ふくそう[0]【輻▼ 輳▼・輻▼ 湊▼】
(名):スル
〔車の輻(や)が轂(こしき)に集まる意〕
方々からいろいろな物が一か所に集まること。こみあうこと。「事務が-する」「船舸来て-する地/伊沢蘭軒:鷗外」

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デジタル大辞泉
ふく‐そう【×輻×湊/×輻×輳】
読み方:ふくそう
1[名](スル)《車の輻(や)が轂(こしき)に集まる意》四方から寄り集まること。物事がひとところに集中すること。「雑務が—する」
「荷船や小舟の—する川口から」〈荷風・牡丹の客〉
2《congestion》電話やインターネットなどの回線において、多数の利用者が特定の時間帯に集中することにより処理可能な容量を超え、不具合が生じたり機能が停止したりすること。

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実用日本語表現辞典
輻輳
読み方:ふくそう
輻輳とは、輻輳の意味
輻輳とは、いろいろなものが同じ箇所に集中して混雑する状況のことである。とりわけ、電気通信の分野において、電話やデータ通信といった通信が同時に集中してしまい(通常通りに処理できなくなり)通信困難に陥る状況を指す用語として用いられる。読み方は「ふくそう」である。
多少おおざっぱな理解としては、通信分野における輻輳は「通信回線がパンクした状態」と捉えてよい。例えば、携帯電話やスマートフォンが世間一般に浸透してしばらくの間は、元日の年越しのタイミングで日本国民が一斉に「あけおめ」メール・SMSを送信したことで、正常な通信が不能になり、通信が遅延したり通信システムがダウンしたりといった事態が発生することがあった。こうした事例は輻輳の典型例といえる。
コンサートのチケットを予約する方法が電話メインだった時代には、全国のファンが電話予約の受け付け開始時刻に一斉に電話をかけることで、電話がつながらなくなる現象が発生することがあった。これも輻輳の事例である。
輻輳は英語では「congestion」と表現される。congestionは基本的には「密集」「集中」「人口過密」といった意味合いで用いられる表現である。
輻輳の「輻」の字は車輪のスポークを意味する字、「輳」は「あつまる」という意味の字である。四方八方から中央1箇所へアクセスが集中するイメージと捉えられる。
輻輳という日本語表現そのものは、電気通信の専門用語というわけではなく、「1箇所に集中して混雑する」という意味合いで使われてきた語である。海上保安庁のウェブサイトでは「船舶交通がふくそうする東京湾」というような表現を用いた記述が見出せる。同じ箇所に集中して混雑してにっちもさっちもいかなくなる状況という表現であることが伝わる。
医学の分野では、眼球を両目ともに内側に向けることを「輻輳」という。いわゆる「寄り目」を指す学術的な呼称である。「寄り目ができない」ことを「輻輳困難」と表現する。輻輳困難は甲状腺眼症の兆候などとして参照される。
(2020年11月18日更新)
Similar words:
収束  収れん  収斂

Japanese-English Dictionary

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ふくそう【×輻×輳】
overcrowding

・建物の輻輳した地域
 a congested area
・貨物の輻輳
 a pileup of goods

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輻輳
読み方:ふくそう
輻湊 とも書く
(1)
(名詞、サ変名詞、自動詞)
[対訳] congestion (e.g. traffic); overcrowding
(2)
(名詞、サ変名詞、自動詞)
[対訳] convergence (esp. optical)

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Mark Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=