
Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
えん[1]【艶】
(名・形動)[文]:ナリ
①なまめかしく、あでやかである・こと(さま)。「-な女性」「-な美しさ」「-を競う」
②歌学の美的理念の一。優雅であでやかな明るい美的感動をさす。余情の深くなったものを妖艶という。
③風流なさま。風情のあるさま。「何心なき空の気色も、ただ見る人から-にも凄くも見ゆるなりけり/源氏:帚木」
④何ともいえずすてきであるさま。「鈍色の紙、いとかうばしう-なるに/源氏:澪標」
⑤思わせぶりなさま。気取ること。「例の-なると憎み給ふ/源氏:末摘花」
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デジタル大辞泉
あで【▽艶】
読み方:あで
[形動][文][ナリ]《「あて(貴)」の音変化》色っぽくなまめかしいさま。あでやか。「香り高く蘭が—に咲く」「—姿」
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えん【艶】
読み方:えん
[常用漢字] [音]エン(呉)(漢) [訓]つや なまめかしい あでやか
《一》〈エン〉
1なまめかしい。色っぽい。「艶歌・艶冶(えんや)・艶麗/濃艶・豊艶・妖艶(ようえん)」
2男女の情事 に関すること。「艶書・艶聞」
《二》〈つや〉「艶事/色艶」
[名のり]おお・もろ・よし
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えん【艶】
読み方:えん
[名・形動]
1あでやかで美しいこと。なまめかしいこと。また、そのさま。「—を競う」「—な姿」
2情趣に富むさま。美しく 風情のあるさま。
「月隈なくさしあがりて、空のけしきも—なるに」〈源・藤袴〉
3しゃれているさま。粋(いき)なさま。
「鈍色の紙の、いとかうばしう—なるに」〈源・澪標〉
4思わせぶりなさま。
「いとこそ—に、われのみ世にはもののゆゑを知り、心深き、類(たぐひ)はあらじ」〈紫式部日記〉
5中世の歌学や能楽における美的 理念の一。感覚的な 優美さ。優艶美。妖艶美(ようえんび)。
「詞のやさしく—なるほか、心もおもかげも、いたくはなきなり」〈後鳥羽院御口伝〉
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つや【艶】
読み方:つや
1物の 表面から出るしっとりとした光。光沢。「宝石を磨いて—を出す」
2なめらかで張りがあり美しいこと。「若々しい—のある声」「肌に—がある」
3おもしろみ。味わい。「芸に—が出る」
4異性間の情事 に関すること。「—事」
Similar words:
明媚 佳 美美しい 風光明媚 眩い
Japanese-English Dictionary
-Hide content
えん【艶】
〔優美,上品〕polish;〔あでやかな魅力〕charm;〔魅惑〕allure
・芍薬しゃくやくや牡丹ぼたんが艶を競う季節です
It's the season when peonies and tree peonies vie for our attention with their beauty [charm].
・あの芝居では3人の女優が艶を競っている
In that play, three actresses vie to show off their beauty.
つや【艶】
I〔光沢〕luster,《英》 lustre; gloss(▼lusterは反射光のような輝きのあるつや,glossはエナメルを塗った表面のように硬い感じのつや)
・真珠のつや
the luster of a pearl
・つやのある髪
lustrous hair/hair with a glossy sheen
・つやのある漆塗りの箱
a shiny lacquer box
・つやのある[ない]顔
a glowing [sallow] face
・つやのない皮
dull leather
・つやのある声
a sweet voice
・宝石を磨いてつやを出す
polish a jewel to bring out 「the shine [its luster]
・布[紙]につやを付ける
calender cloth [paper]
・つやを消す
〔ガラスの〕frost ((glass))/〔金属・写真などの〕mat(te) ((a photograph))
II〔面白み,味わい〕
・つやのない話
a dry [dull] story
・話につやを付ける
embellish one's story
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艶
読み方:えん
(形容動詞/ナ形容詞、名詞)
[対訳] charming; fascinating; voluptuous
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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=