
Japanese Dictionary
-Hide contentデジタル大辞泉
えぐ・る〔ゑぐる〕【×抉る/×刳る】
読み方:えぐる
《一》[動ラ五(四)]
1刃物などを深く刺し入れ、回して穴をあける。くりぬく。「りんごの芯を—・る」
2心に強い衝動や苦痛を与える。「胸を—・られる悲しみ」
3物事の隠れた面を鋭く追及する。「事件の核心を—・る」
[可能]えぐれる
《二》[動ラ下二]「えぐれる」の文語形。
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実用日本語表現辞典
抉る
読み方:えぐる
別表記:剔る
刃物などを突き刺し、ぐりぐりと回して、くり抜くような動作のこと。甚だしく動揺する・心が痛む、といった心情の比喩にも用いられる。
(2021年1月6日更新)
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抉る
読み方:えぐる・くじる・こじる
物を突き刺してかき回し、中に埋まっているものをくりぬいて取り出す動作を意味する表現。心がひどく動揺し痛む、といった意味にも用いられる。読み方は複数あるが「えぐる」が一般的。
(2011年10月9日更新)
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くじ・る【×抉る】
読み方:くじる
[動ラ五(四)]
1棒などで、穴の中をかきまわす。「楊枝(ようじ)で歯を—・る」
2えぐって中の物を取り出す。「眼(まなこ)を—・りて、其眼玉をえぐり出し」〈江見水蔭・女房殺し〉
3堅い物を突き刺して 穴をあける。うがつ。「穴を—・り」〈竹取〉
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こじ・る【×抉る】
読み方:こじる
[動ラ五]《「こじる」(上一)の五段化》
1すきまなどに物をさし入れてねじる。「雨戸を—・って開ける」
2ひねくれた 言い方をしたり、抗議したりする。「小母につけつけ—・られていたりするところが」〈三重吉・小鳥の巣〉
[補説]近世末ごろから五段化した 用例がみられるが、2のような例は、上一段活用とも考えられる。
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さく・る【▽決る/×抉る/×刳る】
読み方:さくる
[動ラ五(四)]土などをすくい取る。また、 掘りうがつ。掘る。「枝は挫(くじ)けて其先が庭の土を—・った」〈長塚・土〉
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しゃく・る【▽決る/×抉る/×杓る/×刳る】
読み方:しゃくる
《「さくる」の音変化》
《一》[動ラ五(四)]
1中がくぼむように、えぐる。「シャベルで砂を—・る」
2すくうようにして上げる。しゃくう。「船底の水を—・る」
3あごを前に 出して 頭部をやや後ろに引く。「あごを—・る」
4すくうようにして動かす。あやつる。「つり糸を—・る」
5そそのかす。おだてる。「作さんも誰かに—・られたと見えて、来なくなってしまうし」〈魯 文・安愚楽鍋〉
[可能]しゃくれる
《二》[動ラ下二]「しゃくれる」の文語形。
Similar words:
抉り出す 刳り出す
Japanese-English Dictionary
-Hide content
えぐる【×抉る】
I〔刃物などで〕scoop [hollow] out, bore;〔丸のみで〕gouge (out)
・壁に穴をえぐる
make [bore] a hole in the wall
II
1〔強い苦痛や動揺を与える〕
・えぐるような痛み
「an acute [a sharp] pain
・心をえぐるような寂しさが押し寄せてきた
Acute loneliness overcame him.
・彼の急死に胸をえぐられる思いであった
I was heartbroken at his sudden death.
・大勢の飢えた孤児を見て胸をえぐられる思いがした
It was harrowing to see the crowd of starving orphans.
2〔鋭く指摘する〕
・問題の核心をえぐる
「cut to the heart [get to the root] of a problem
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抉る
読み方:えぐる、くる
刳る、剔る とも書く
(1)
(動詞ラ行五段活用、他動詞)(かな表記が多い)
[対訳] to gouge; to hollow out; to bore; to excavate; to scoop out
(2)
(動詞ラ行五段活用、他動詞)(かな表記が多い)
[対訳] to greatly perturb; to cause emotional pain
(3)
(動詞ラ行五段活用、他動詞)(かな表記が多い)
[対訳] to get to the bottom of things; to relentlessly bring the truth to light
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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=