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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
こ【×壺】
[音]コ(漢) [訓]つぼ〈コ〉液体を入れる胴のふくれた容器。つぼ。「壺中/酒壺・投壺・銅壺」〈つぼ〉「骨壺(こつつぼ)・酒壺・墨壺・滝壺」[補説]「壷」は異体字。

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こ【×壺】
水・酒などを入れる器。つぼ。

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精選版 日本国語大辞典
こ【壺】
〔名〕酒や水などを入れる容器。つぼ、ふくべの類。*太平記(14C後)二一「只中流に舟を覆して一壺(コ)の浪に漂ひ」

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つぼ【×壺】
《古くは「つほ」》
1胴がふくらみ、口が狭くなった形の容器。陶製・木製・ガラス製などがある。
2ばくちで、采(さい)を入れて伏せる器。壺皿。「壺を振る」
3深くくぼんでいるところ。「滝壺」「鞍(くら)壺」
4矢を射るときにねらう所。矢壺。
5物事の大事なところ。急所。要所。「壺を押さえる」「壺をはずした質問」
6ここと見込んだところ。「それでは相手の思う壺だ」
7灸(きゅう)や鍼(はり)の治療で効果のある、人体の定まった位置。
8三味線・琴などの弦楽器の勘所。

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つぼ【壺】
〔名〕[一](古くは「つほ」)えぐれていて物を入れたり、さしたりする器状のもの。つふ。①口がつぼんで胴のふくれた容器。陶製、金属製、木製などがあり、形や大きさも用途に応じて種々ある。〔法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)〕②深くくぼんだところ。穴。*書紀(720)神功六二年(熱田本訓)「比跪、免れざるを知りて石穴(いはツホ)に入りて死ぬ」③「つぼざら(壺皿)」の略。*浮世草子・好色五人女(1686)二「近所の出入のかかども集り、椀家具・壺(ツボ)・平・るす・ちゃつ迄取さばき、手毎にふきて膳棚にかさねける」④博打(ばくち)で采(さい)を伏せてかくす器。壺皿。壺笊。壺椀。*雑俳・柳多留‐四(1769)「川どめに碁ばんの外はつぼをかり」(5)栄螺(さざえ)や田螺(たにし)などの石灰質の殻。「さざえの壺焼」(6)(匏)笙の管をたてるところ。〔十巻本和名抄(934頃)〕(7)掛けがねを受ける留めがね。つぼがね。また、ホックなどの凹型のほう。*太平記(14C後)一五「板の端に懸金と壺(ツボ)とを打て」(8)「つぼやなぐい(壺胡簶)」の略。*満佐須計装束抄(1184)二「大将のずいじんなどの御びんなどに召さるるには〈略〉つぼにてもやなぐゐにても」(9)「すみつぼ(墨壺)」の略。〔文明本節用集(室町中)〕(10)(「壺を被(かぶ)る」の略)(イ)失敗。あやまり。心得ちがい。*浄瑠璃・山城国畜生塚(1763)四「知らぬ顔ばっかりの悪間へ往たら大きな壺(ツボ)」(ロ)損失。損害。*浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油屋「おやまの肝癪で呼屋を踏とは大きなつぼ」(11)緒の結び方の名。(一)①の形に似せたもの。(12)(坩)土器の形の一つ。古墳時代以降、奈良・平安時代に使用された壺形の土器。土師器、須恵器がある。広口坩、長頸坩、台付坩などの形態がある。(13)担子菌の子実体の脚部にある(一)①のような形の被膜。子実体の幼い頃全体を包んでいた外被膜が、子実体の生長につれて破れ脚部に残ったもの。特にテングタケ、スッポンタケなどのものは白色で大きく美しい。(14)⇒つぼ(坪)[二]多くの中からそれと見きわめたところ。①矢を射る時に、ねらう所。矢壺。矢所。*太平記(14C後)一六「本間が射て候はんずる遠矢を、同じ所(ツボ)に射返候はんずる者、坂東勢の中には有べしとも存候はず」②思いもうけたところ。見込むところ。ずぼし。思うつぼ。*浄瑠璃・相模入道千疋犬(1714)三「サア、あっぱれ源氏の勢と勇んだつぼがぐはらりと違ひ」③重要なところ。肝要なところ。物事をうまく行なうこつ。急所。かんどころ。*申楽談儀(1430)田舎の風体「似合ひたる能にて候はずは、得たるつぼへは入間敷候」④灸(きゅう)、鍼(はり)、指圧などの治療を施す、体の定まった位置。灸点。*雑俳・花見車集(1705)「骶(かめのを)は女竹の根掘らぬ灸穴(ツボ)」(5)日本音楽で、弦楽器の勘所(かんどころ)の通称。

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つふ【壺】
〔名〕「つぼ(壺)」の古名。*書紀(720)敏達一三年九月「錦織壺が女石女、名を恵善尼と曰ふ。〈壺、此をば都符と云ふ〉」

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つも【壺】
〔名〕=つぼ(壺)〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
防府歴史用語辞典

Japanese-English Dictionary

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読み方:こ
壷 とも書く
(名詞)
[対訳] hu (ancient Chinese vessel shaped like a vase, usually used to store alcohol)

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つぼ【×壺】
I
1〔金属や陶磁の丸い〕a pot;〔広口の〕a jar

・インクつぼ
 an inkpot/an ink bottle
2〔深くくぼんだ所〕

・滝つぼ
 the basin of a waterfall
3〔灸きゅう・鍼はり・指圧の〕a therapeutic [vital] point;〔指圧の〕a pressure point
II〔急所,こつ〕

・この件について彼はつぼを心得ている
 He knows what lies at the heart of the matter.

・つぼを押さえれば楽に勝てる
 You can easily beat him if you attack him from the right angle.
壺にはまる1〔要点を心得る〕

・彼はつぼにはまった見方をする
 His way of looking at it is exactly right.
壺にはまる2〔見込み通りになる〕

・計略は見事つぼにはまった
 The strategy 「proved (to be) a success [worked excellently]. ⇒おもうつぼ(思う壺)

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読み方:つほ、つふ、つぼ、ツボ
壷 とも書く
(1)
(名詞)
[対訳] pot; jar; vase
(2)
(名詞)
[対訳] dice cup
(3)
(名詞)
[対訳] depression; basin (e.g. of a waterfall)
(4)
(名詞)(かな表記が多い)
[対訳] aim; what one wants; the mark
(5)
(名詞)(かな表記が多い)
[対訳] key point (of a conversation, etc.); essence
(6)
(名詞)(かな表記が多い)
[対訳] acupuncture point; moxibustion point; pressure point
(7)
(名詞)(かな表記が多い)
[対訳] (often ツボ) position on the fingerboard (of a shamisen, koto, etc.)
(8)
(名詞)(古語)
[対訳] target (when aiming an arrow)

Hán Tôm Mark Dictionary

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Mark Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=