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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
が‐ほう〔‐ハウ〕【芽胞】
読み方:がほう
一部の細菌が、増殖に適さない環境になったときに形成する、耐久性の高い特殊な細胞構造。熱・薬剤・乾燥などに強い抵抗力を示し、長期間休眠状態を維持できる。増殖に適した環境になると発芽して菌体に戻る。→芽胞菌

胞子
同義/類義語:芽胞
英訳・(英)同義/類義語:spore, endospore
菌類や植物が作る無性生殖細胞。配偶子と異なり単独で新個体に成長できる。例:菌類、シダ植物
「生物学用語辞典」の他の用語細胞名や細胞内の構造オルガネラに関連する用語: 胚のう母細胞 胚のう細胞 胚性未分化細胞 胞子 胞子母細胞 脂肪滴 脂肪細胞

芽胞(がほう)
ウエルシュ菌やボツリヌス菌、セレウス菌などの特定の菌が作る細胞構造の一種です。生育環境が増殖に適さなくなると、菌体内に形成します。芽胞は加熱や乾燥などの過酷な条件に対して強い抵抗性を持ち、発育に適した環境になると、本来の形である栄養細胞となって再び増殖します。
微生物の用語解説

芽胞[Spore]
 内生胞子(endospore)ともよばれ、グラム陽性菌の中で、枯草菌や炭疽菌のようなバチルス属と破傷風菌やウェルシュ菌のようなクロストリジウム属の細菌がつくる耐性細胞である。乾燥、高・低温、薬剤など、その生育環境が変化した場合に、そのような過酷な条件に耐えて生存するため、細菌の細胞内につくられる胞子に似た球状の構造体を芽胞という。遊離した芽胞は増殖できない休眠細胞であるが、環境条件が良くなると(動物体内への接種や新しい培地への移植)、芽胞から出芽によって本来の形である桿状の栄養細胞になって増殖するようになる。したがって、芽胞菌は高温でも殺菌剤にもかなり耐性であるから、容易に滅菌・殺菌することができない。芽胞形成菌は通常は土壌中に多く生息している。このように芽胞形成菌は最も単純な生活環をもっているので、発生生物学の研究にも格好の材料として用いられている。
Similar words:
胞子

Japanese-English Dictionary

Hán Tôm Yurica Dictionary

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Yurica Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=