Smart Look Up Version 13
logo

     
Convert word form (uncheck → recheck to set current as original form) or

    

Japanese Dictionary

-Hide content

#
三省堂大辞林第三版
する[0]【為▽る】
(動サ変)[文]:サ変す
❶(「…(を)する」の形で)
①(動作性の名詞を受けて)ある動作・行為を行う。多くの場合、その名詞を語幹とするサ変動詞も存在する。「勉強をする」「サインをする」「不審な動きをする」「電話をする」「こら、何をするんだ」「自分だけ楽をする」
②ある一時期、ある職務・ポストにつく。「昔、高校の教師をしていたとき」
③(「(…に)…をする」の形で)装身具などを身につける。「鉢巻をする」「いつもネクタイをしている」
④人や物がある形・色・性質である。また、人がある服装・顔の形・表情である。「こわい顔をしてにらむ」「青い目をした女の子」「立派な体格をしている」「いい腕をしている職人」
⑤動詞の連用形に付いて、いったん名詞化されたものを再び動詞化する。多くは古語で打ち消し表現に用いられた。「恋する」「尽きせぬ思い」「絶えせず」
❷(「…を…にする」「…を…とする」の形で)
①ある人をある身分にする。あるポストにつける。あるものに育て上げる。「息子を医者にする」「犬を友として暮らす」「孫を相手にして遊ぶ」
②ある物をある用途に使う。「腕を枕にして寝る」「釣った鮎(あゆ)をさかなにして酒を飲む」
③ある物を…に変化させる。「小切手を現金にする」「大豆を臼でひいて粉にする」
④…を…と見なす、考える。…扱いする。「あの話はなかったことにして下さい」「ひとをばかにするにもほどがある」
⑤自分で…を…と思う、感じる。「遠足を楽しみにしている」「僕は君を頼りにしているんだよ」

(形容詞・形容動詞の連用形に付いて)その状態にならせる。その状態を出現させる。「髪を長くする」「これまでの経緯を明らかにする」「静かにしなさい」
❹決める。
①(「…ことにする」「…こととする」の形で動詞・助動詞を受けて)…することを決意する。…することに決める。「私も一緒に行くことにした」「本契約の定めに従うこととする」
②(「…にする」の形で名詞・代名詞を受けて)選び出して…と決める。「朝食はパンにするか御飯にするか決めて下さい」「どちらにしますか」
③(動詞の終止形を「と」で受けて、また、名詞を「と」「に」で受けて、「…とする」「…にする」の形で)それまでの動作を打ち切って新たな動作にとりかかる。「そろそろ寝るとするか」「お昼だからご飯にしましょう」
④(「…とする」の形で状態性の名詞を受けて)…であると判定する。決定する。「一審の判決では有罪とされた」「この法案を是(ぜ)とする者の割合は…」
⑤(「…とする」の形で、文語形容詞の終止形を受けて)自分で…であると思う。「原案を良しとする者が多数を占めた」「職にとどまることを潔しとせず」「解散のおそれなしとしない」
⑥(「…とすれば」「…にしては」の形で)…であると仮定する。…と一応決める。「いま生きているとすれば三〇歳になる」「小学生にしては背が高い」
⑦(多く「…ものとする」の形で動詞・助動詞を受けて)法律・規則の文章で、…と決める。定める。「月謝は月末までに納めるものとする」「委員の任期は二年とする」
⑧(「…とすれば」「…にしては」「…としては」「…としても」「…としての」などの形で)その人の立場から考えると。「彼女とすればそう考えるのも無理はない」「私としても言い分はある」「彼の小説にしては短い方だ」「重役としての仕事」
⑨(「…としたことが」の形で)あの有能な…が不覚にも。「おれとしたことが、こんな失敗をしでかすとは」
⑩(「…うとする」「…ようとする」の形で動詞・助動詞の未然形を受けて)
㋐ある動作にとりかかる。「出かけようとしたら雨が降ってきた」
㋑ある事柄が行われる所である。ある出来事が始まりかかっている。「夕陽がまさに沈もうとしていた」「船はまさに岸壁を離れようとしていた」

(「…がする」の形で名詞を受けて)ある現象・感じが知覚されるとき、受け手の立場からではなく、そのもととなった現象を中心に表現する言い方。「玄関で人の声がする」「良い香りのする花」「変な味がする」「頭痛がする」「ほめられれば悪い気はしない」

(事物の状態などを表す副詞を受けてそれを述語化する)そのような状態である。「あっさり(と)した味」「疲れてぐったり(と)する」「ゆっくりしていって下さい」「いつも堂々としている」「それを見てぞっとした」
❼数量を表す語に付く。
①(時間を表す語に付いて)ある時刻を起点にして、その時間が経過する。たつ。「雨は一時間(も)すればやむだろう」「買って一年(も)しないのにもう壊れた」
②(価格を表す語に付いて)買い手の立場から、その値段である。あまり安くない場合にいうことが多い。「四〇万円もする高級カメラ」「これいくらしたの」
③(人数を表す語に「…して」の形で付いて)その人数で一緒にある動作をすることを表す。「二人して出かける」「家族みんなして働く」

「…(と)して」「…(と)すると」「…(と)すれば」「…(と)したら」などの形で、副詞を述語化して用いる。「依然として」「もしかすると」「もしかしたら」「ひょっとして」「ひょっとすると」「ひょっとしたら」「ややもすると」「ともすると」「ともすれば」「頑として口を割らない」「鹿児島でも時として雪が降る」
❾(補助動詞)
①(動詞の連用形に助詞「は」「も」「でも」「さえ」「こそ」などを伴ったものに付いて)その動詞の意味、またはその動詞の打ち消しの意味を強める。「出かけはしたが」「見もしない」「知りもしないことを言うな」「笑いでもしたら」「乗りさえすれば」
②(動詞の連用形を重ねたもの、あるいは動詞に並列を表す「なり」「たり」「も」「か」「し」「つ」などを添えたものに付いて)叙述を助ける働きをする。「鉛筆の芯(しん)を削り削りして細字を書く」「見聞きしたこと」「ここで寝起きしている」「打つなりたたくなりしてくれ」「書いたり消したりする」「日によって静かだったりうるさかったりする」「逃げも隠れもしない」「材質が粗悪だか薄いかして穴があく」「腹はへるし風は冷たいしするから…」「抜きつ抜かれつする」
③(上に「お」を添えた動詞の連用形、あるいは、上に「御」を添えた動作を表す漢語に付いて)謙譲の意を表す。「先生をお呼びする」「お荷物をお持ちしましょう」「のちほど係の者が御案内します」「お客様を御招待する」〔(1)「する」の活用は、口語では「し・せ・さ、し、する、する、すれ、しろ」、文語では「せ、し、す、する、すれ、せよ」。(2)各活用形のうち、口語の未然形は、「し」には助動詞「ない」「よう」が、「せ」には助動詞「ず」「ぬ」(打ち消し)が、「さ」には「れる」「せる」がそれぞれ接続する。→させる・される。(3)命令形は、古くから「せよ」が用いられ、現代でも文章語的な言い方としては用いられることがある。一方、中世後期から「せい」が用いられるようになり、近世江戸語以降は「しろ」が用いられるようになった。(4)文語の場合、過去の助動詞「き」の接続は変則的で、終止形「き」には連用形「し」から、連体形「し」および已然形「しか」には未然形「せ」から続く。すなわち、「しき」「せし」「せしか」となる。(5)「する」は、他の語と合して、いろいろの複合動詞をつくる。(ア)うわさする・びっくりする・おともする。(イ)勉強する・運動する・練習する・研究する。(ウ)リードする・スケッチする・ノックする。(エ)重んずる・軽んずる・先んずる。(オ)察する・達する・決する。(カ)感ずる・信ずる・論ずる・生ずる・通ずる。(キ)愛する・熟する・服する・訳する・略する。これらのうち、:(エ)と:(カ)の諸動詞は、すべて「ずる」となるから、ザ行変格活用ということになる。文語の場合もほぼ同様である。(6)現代語では、:(5)にあげたようなサ変の複合動詞のうちには、サ行(ザ行)変格以外の他の活用として用いられるものもある。すなわち、:(5)の:(エ):(オ):(カ)の諸動詞は上一段活用としても用いられる。例えば、「重んじる・先んじる、察しる・達しる、感じる・信じる・論じる・生じる・通じる」など。また、:(キ)の諸動詞は五段活用としても用いられる。例えば、「愛す・熟す・服す・訳す・略す」など〕
[句項目]すまじきものは宮仕えする事なす事

Similar words:
引く  掛ける  弾く  努める  曳く

Japanese-English Dictionary

Hán Tôm Yurica Dictionary

+Show content

Yurica Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=