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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
ブランディング【branding】
読み方:ぶらんでぃんぐ
顧客や消費者にとって価値のあるブランドを構築するための活動。ブランドの特徴や競合する企業・製品との違いを明確に提示することで、顧客や消費者の関心を高め、購買を促進することを目的とする。消費者との信頼関係を深めることで、ブランドの訴求力が向上し、競合他社に対して優位に立つことができる。ブランド化。

新語時事用語辞典
ブランディング
別名:ブランド構築、ブランドの構築
英語:branging、brand-building
商品やサービスを他社の競合品と区別し、顧客の信頼性や好感、共感を得ることで商品価値を高める「ブランド」を確立する(ブランドの価値を高めていく)取り組み。
ブランドを設けてその価値を高めていくための指針や計画は「ブランド戦略」と呼ばれる。商品そのものだけでなく事業や企業などもブランドとなり得る。ブランディングはマーケティングにおける最重要の要素のひとつといえる。
(2015年3月12日更新)

実用日本語表現辞典
ブランディング
英語:branging
ブランディングとは、商品やサービスに対するイメージ、すなわち「ブランド」を消費者などに認識させる活動を意味するマーケティング用語である。ブランディングは英語で「branding」と表記され、名詞として「ブランディング」や「ブランド戦略」を意味する。また「branding」は、「決めつける」や「刻みつける」という意味を持つ動詞「brand」の現在分詞ととらえることも可能である。
ブランディングという言葉を理解するうえで欠かせないのが、「ブランド」という言葉に関する理解である。ブランドとは、消費者や株主、自社の従業員などが持つ商品やサービス、企業に対するイメージを指す。ブランドは企業側が一方的に掲げるものではなく、消費者や株主などに認められてはじめてブランドとして成立する。ブランドが消費者や株主、従業員に認知されるように努める活動がブランディングである。
具体的には、ロゴマークやブランド名の作成、雑誌やSNSへの広告掲載やウェブサイトの運営などがブランディングの方法である。ブランディングを行うことで、自社の商品やサービスの価値を向上させ、競合他社の商品やサービスとの差別化が可能になったり、既存商品のブランド力を新商品に引き継ぐことで売上の増加が期待できたりするなど、さまざまな局面で企業活動を有利に進められる。
商品やサービスのイメージを消費者や株主に認識させる活動であるブランディングを正しく行うと、企業側と消費者側それぞれにプラスの効果が期待できる。企業側が得られるブランディングによる効果の1つが利益の増加である。ブランディングに成功すると、商品やサービスのイメージが消費者に広く浸透するため、競合他社の展開する商品と自社の商品との差別化が期待できる。この差別化により、商品やサービスの価格を低く設定せずとも商品が売れるようになり、結果的に利益の増加につながるのだ。
また、名前を知らなかったりブランドイメージを持ち合わせていなかったりする商品をわざわざ選ぶ消費者は少ない。ブランディングによって消費者の商品認知度が高まれば、より多くの消費者に選ばれる商品になり、利益の増加につながるのだ。さらには、1つの商品やサービスでブランディングが成功すると、ブランドが確立された商品のブランド力を新商品に引き継ぐことができるので、新商品のリリース直後から高い売上が期待できる。
消費者が得られるブランディングの効果としては、商品やサービスの選択にいたるまでの時間やコストの低減が挙げられる。ブランディングにより商品やサービスのイメージが確立されていると、消費者は少ない情報を得るだけで希望の商品を選び出すことが可能になるからだ。ブランディングはさまざまな手法で行われる。たとえば、ブランドを象徴するロゴマークやブランド名の作成、雑誌やテレビ、SNSを活用した広告宣伝活動、宣伝時に使用されるキャッチコピーの作成や商品パッケージのデザインなど、企業活動に関するさまざまな場面でブランディングは実践されているのだ。
ブランディングは自社でも行えるが、ブランディングを専門に行うブランディング会社に依頼して行うことも可能である。ブランディングは、「方向性の決定」「ブランドコンセプトの設定」「アウトプット」「認知度の検証」の4段階で行われるのが一般的だ。これら4つのステップは、自社でブランディングを行う場合でも、ブランディング会社に依頼してブランディングを行う場合でも基本的には同じである。
ブランディングを成功させるには、まず自社が勝負する市場や競合の分析が欠かせない。PEST分析や3C分析などの手法を用いて分析を行い、これらの手法によって導かれたデータをもとにブランドの方向性を決定する。ブランドの方向性が決まったら、ブランドのコンセプト(ブランドアイデンティティ)を決める。自社商品の強みや消費者に持ってもらいたい商品イメージをもとに、ブランドのアイデンティティを設定する。
次のステップでは、設定したブランドアイデンティティを各種メディアを活用して消費者や株主に発信する。ブランドアイデンティティは、雑誌の広告やテレビCM、ブランディングを主な目的とするウェブサイトである「ブランディングサイト」などによって発信されるのが一般的である。ブランディングの最終ステップはブランドの認知度検証である。この認知度検証は、ブランディングのための施策を検証・修正し、ブランディングを成功に導くために重要なステップだ。
しばしばブランディングと混同される言葉として「マーケティング」がある。ブランディングとマーケティングは、どちらも「商品やサービスを消費者に販売するための活動」という点では共通しているが、これら2つの言葉には異なる点も存在する。しかし、ブランディングとマーケティングという言葉は、どちらも定義が曖昧であることに加え、言葉を使用する人や場面によってニュアンスが異なるため、ブランディングとマーケティングの違いを正しく理解していない人は多いだろう。
マーケティングとは、消費者が求める商品やサービスをリサーチして制作し、完成した商品を消費者に届ける活動を意味する。マーケティングに分類される業務の幅は広く、自社が展開する商品やサービスの良さを消費者に伝える活動全般がマーケティングに含まれる。一方でブランディングは、商品やサービスに対するイメージを消費者や株主、従業員などに認識させる活動を指す。つまり、マーケティングが商品やサービスの良さをより多くの消費者に伝え、販売促進を図る活動全般を指すのに対し、ブランディングは商品やサービスに対するポジティブなイメージを消費者などに持ってもらえるように働きかけ、販売促進を図る活動を指していると考えられる。"
(2020年10月30日更新)

ブランディング
ブランド作り(Brandmaking)の意の和製英語。hamabiでは、デザインコースで、製品のブランドを作ることを想定して、アイデアのプレゼンテーションをする授業で使われたりする。

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