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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
ファシリテーター【facilitator】
読み方:ふぁしりてーたー
1物事を容易にできるようにする人や物。また、世話人。
2集会・会議などで、テーマ・議題に沿って発言内容を整理し、発言者が偏らないよう、順調に進行するように口添えする役。議長と違い、決定権を持たない。

実用日本語表現辞典
ファシリテーター
英語:facilitator
ファシリテーターとは、ファシリテーターの意味
ファシリテーター(英:facilitator)とは、会議やミーティングなど議論や意見交換の行われる場で、参加者たちの話の内容を整理したり、意見が活発に出るように発言を促進したりする進行役のことをいう。議論の決定権は持たず、中立的な立場で討論が円滑に行われるようにする世話役を担う。ファシリテーターの語源英語のfacilitatorは、もともとは、動詞facilitate(促進する)に接尾辞-er(~する人)を加えて名詞化した単語である。単純に捉えればfacilitatorは「促進する(役割の)人」という意味であると解釈できる。動詞のfacilitateは、もともとは英語の名詞facilityに接尾辞‐ateを加えて動詞化した単語である。また、名詞のfacilityの基本的な語義は「設備・施設」「容易さ・簡便さ」「(事を簡単にこなす)器用さ」などである。接尾辞‐ateは名詞について「~させる」という意味の動詞にする機能がある。つまり、facilitateは「容易にする」「簡単にこなせるようにする」という意味合いといえる。
名詞のfacilityは、もともとは、形容詞facileに接尾辞-ityを加えて名詞化した単語である。facileが「楽に手に入る」「容易に・楽々と」という意味の語であり、接尾辞-ityは「(そのような)性質」という意味の抽象名詞にする接辞である。形容詞のfacileの語源はラテン語の「facilis」である。ラテン語のfacilisは同じくラテン語の「facere」を語源とする。ラテン語facilisはもともとは「容易である」(easy)のような意味の語であり、ラテン語の「facere」は「実行する」(do)に相当する意味合いの語である。ファシリテーターの特徴・活躍するシーン・メリットファシリテーターを置かずに会議や議論を行う場合では、参加者同士の力関係に発言内容が左右されてしまい、新しい発想が生まれにくいという問題が多く見られた。一方、ファリシテーターを置いて進行する議論では、ファリシテーター自身は意見を促す調整役に徹するため、参加者たちが気軽に意見を出しやすくなるというメリットがある。たとえばビジネスの場面においては、経験の少ない若手社員でも声をあげやすくなり、新しいアイデアの実現や実行に取り組みやすい組織風土の確立にも貢献する。
教育におけるファシリテーターとは、教える教師がいて教わる生徒がいるという従来のイメージではなく、「聞き出す力」によって生徒それぞれの意見を平等に取り上げていき、そのひとつひとつの意見をまとめることで、教室全体のチームワークを高めていく役割を担うことをいう。わかりやすく言えば「先生に言われたことだから、従おう」ではなく「クラスみんなで話し合って決めたことだから、みんなで実践していこう」という雰囲気にしていくのが、教育ファシリテーターの役割である。
医療や看護におけるファシリテーターとは、教育における場面と同様に、どのような方針で患者に医療や看護をしていくのかということを「決められる」のではなく「自分たちで考える」という雰囲気を創り上げていく役割のことをいう。「このように看護をしていきなさい」と上司が決めるのではなく「こんな風な看護をして患者に向き合っていくとどうだろう」という話し合いにおいて、医療従事者たちがそれぞれの立場で自分の想いを述べ合う。結果として、自らが考えた方法で患者に向き合っていくことになるので、ひとりひとりが自信と責任を持って業務に取り組むようになり、「自ら考えて動き出す」という主体的に動ける医療従事者の育成に役立っていくことになる。
ファリシテーターが進行を担う話し合いや議論では、「決められたことに従う」のではなく「自分が積極的に参加・発言した内容によってチームの雰囲気が向上していく」ため、「その場で決まったことに皆が納得し」「新しいアイデアが生まれやすく」「一人ひとりが関わり合いを持ったチームワークが確立されやすい」といったメリットがある。ファリシテーターの類語ファリシテーターの類語にコーディネーターが挙げられる。コーディネーターとは、会議の筋道を考える人のことをいう。あらかじめ、会議で検討するべきテーマを定め、どんな流れで進行していくのかという「脚本家(台本を書く)」の役割を担う。ファリシテーターは会議の雰囲気を作っていく人なので、脚本家に対して「演出家」のイメージとして捉えると違いが分かりやすくなる。
教育ファシリテーターとは、教師の話を聞いて終わるのではなく、自ら発言し行動する、自主性と協調性を持った生徒を育てていくための「参加型授業」を行う能力を持った指導者のことである。生徒に教えるのではなく生徒から聞くという姿勢を教師が持つことで、生徒一人一人が積極的に授業に参加していく雰囲気をつくることを目的とする。
(2020年11月26日更新)

ファシリテーター
効率的かつスムーズな会議を実現するための進行役となる「ファシリテーター」。中立的な立ち位置から意見の対立を調整したり、積極的な意見交換を促したりするなど、有意義な会議を行ううえで重要な役割を果たします。多様な人材雇用が進む近年では、組織運営にそのスキルを応用している企業も増えてきました。ここでは、ファシリテーターが果たす役割や、実践に使えるコツなどを解説していきます。【参考】会議のアプローチに関するアイデアはこちら↓「立ち会議」とは「質問会議」とは「オフサイトミーティング」とは

ウィキペディア(Wikipedia)
ファシリテーター
ファシリテーター(英語:facilitator)とは、グループや組織がより協力し、共通の目的を理解し、目的達成のための計画立案を支援する人のことである。ファシリテーターは活動の中で、参加者の様々な意見や考えを公平に扱い、特定の側に立つことはなく[1]、また、自身がイメージする意図や落とし所に参加者たちを誘導しないよう、2つの意味で中立の立場を保つ[2]。狭義には会議や議論の際に、司会を行い場を促進する人を指す。
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