Japanese Dictionary
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アタッチメント【attachment】
読み方：あたっちめんと
１器具・機械類の付属装置。カメラの補助レンズ、ミシンの付属品など。
２コンピューターで、添付ファイルのこと。
３発達心理学などで、母親と子の間に形成される愛情。多く「愛着」と訳される。
実用日本語表現辞典
attachment
別表記：アタッチメント
「attachment」とは、くっつけるということを意味する表現。「attachment」とは・「attachment」の意味
「attachment」とは、「くっつける・取り付ける」を基本的な意味として持つ英単語で、「付着」「連結」「付属品」「留め具」「アクセサリー」といった直接的な意味のほか、基本の語義を発展させ、幅広い意味に派生する言葉である。日本語読み風にカタカナ表記すると「アタッチメント」となる。「attachment」は文法的に名詞の用法に限られており、動詞として「取り付ける」「添える」などの意味で用いる場合は「attach」を使う。
「attachment」を「付属品」の意味で用いる場合は、一般的に「アタッチメント」と表記し、主に家具や家電、あるいは各種の機械類に付属して本体に取り付け使用するものをさすことが多い。装着することで機能を発揮する付属品は、どれも通称「アタッチメント」である。
「attachment」はこのほかに、電子メールの添付ファイルの意味を持つが、ビジネスや公的な場などでやり取りされる契約書の添付書類をさす用語としても「attachment」が使われ、契約書本体と同様に法的拘束力を持つ書類であることを示すものとなる。さらに「attachment」の法的拘束力が直截的に示されている訳語としては「差押え」がある。これは強制執行の一形態で、債権者の権利として、債務者の所有財産を競売にかけるなどの措置を可能にするものであり、差押えの実行は「executionofattachment」などという。
「愛情・愛着」を意味する「attachment」は、主に心理学用語として使われることが多く、子どもの発達段階では、子どもがある特定の人にだけ示す情緒的な結びつきのことを意味する。抱っこをせがむ子どもの心理は「attachment」が如実に行動に表れたものであるが、その対象は、母親、父親、父母以外の人という順番で変化するのが一般的であるとされる。「attachment」の略語「attachment」の略語は「att」で、「添付書類」などを「att」と略語で示す。「attachment」の語源・由来「attachment」の語源は、9世紀から14世紀にかけてフランス北部を中心に使用されていた古期フランス語で、「付ける」を意味する「atachier」である。「attachment」を含む英熟語・英語表現「formattachment」とは
「formattachment」の「form」とは、「（ものごとを）形づくる」「（組織などを）設立する」ことを意味する動詞である。すなわち「formattachment」とは、「アタッチメントを形成する」となり、「アタッチメント」の部分は文脈によって「つながり」「愛情」などという意味に変わって、適宜「つながりを作る」「愛情を形成する」などのように訳される。
「attachmentto」とは
「attachmentto」の「to」は、対象を示す前置詞で「～に対して」という意味となる。すなわち「attachmentto」は「（対象への）取り付け」や「（対象への）愛着」という意味となり、「to」以下に述べられている内容がその対象となる。
「intheattachment」とは
「intheattachment」とは、「アタッチメントの中に」という意味である。「アタッチメント」の部分は文脈によって変化するが、メールの添付物をさしていうケースも多く、「Pleaseseethedetailsintheattachment.（詳細は添付ファイルをご参照ください）」などのように用いることがある。「attachment」の使い方・例文「attachment」の使い方・例文としては、「付属品」などの意味として「Imailedhimthemachineattachments.（私は彼に機械の付属品を郵送した）」「Thisvacuumhasmanyattachmentsthatcleanindifferentways.（この掃除機には異なる方法で掃除する付属品がたくさんついている）」などの例文が挙げられる」。
メールなどの「添付物」の意味では、「Thedetailsofthepriceestimationwillbesenttoyouinanemailattachment.（見積もりの内訳は添付ファイルで君に連絡する）」「Theyaremakingastandardbookattachment.（彼らは添付の標準書を作成している）」などと使われる。
「attachment」を「愛情」「執着」などの意味で用いる場合は、「Hisattachmenttohisoldhomeisverygreat.（以前住んでいた家に対する彼の愛着はとても強い）」「Ihavenoattachmentwhatevertomypresentposition.（私は現在の地位に何ら執着していない）」などの例文を挙げることができる。
（2023年2月28日更新）
アタッチメント
英語：attachment
「アタッチメント」の基本的な意味「アタッチメント」は、機械の付属装置や器具の付属部品を指す言葉であり、発達心理学の分野では愛着を意味する言葉としても使用される。付属装置や付属部品としてのアタッチメントは、種類が非常に豊富である。本来は対応しない機械同士を接続させたり、機械に異なる機能を持たせたりするなど、目的も多種多様だ。マスクを着用した時の通気性を高めたり、歯科で矯正治療を行う際、矯正器具と歯を固定するために使用したりするアタッチメントもある。
アタッチメントに似た言葉としては、「アクセサリー」が挙げられる。アタッチメントと同様に、機械や器具に装着する装置や部品を指す言葉だが、装着することで機械や器具の機能が増えるとは限らない。それに対して、装着すると機能が増えるものが、アタッチメントである。
愛着という意味のアタッチメントは、保育者と乳幼児の間に生まれる、情緒的な絆を指す。保育者は特に限定されていないが、母親である場合が多い。乳幼児は、特定の人が自らの世話を繰り返し行ってくれることで、その人が他の人とは異なる保育者であると認識する。そして、保育者との絆、アタッチメントを深めていく。
アタッチメントがあることで、子どもは保育者を信頼できるようになる。そうして、人と接することの重要さを自然と理解していく。また、保育者を相手にコミュニケーション能力を育んだり、保育者が安全な場所を作り出してくれることで、安心感を得たりもする。幼少期に、人と接することを知ったり、コミュニケーション能力を身に付けたり、安心感を得られたりすることは、人が健全に成長する上で非常に重要である。その根幹となるのが愛着、アタッチメントだ。
もし、成長する過程でアタッチメントが不足していたら、人間不信に陥ったり、人との距離感がわからなかったり、自傷行為を行ったりする恐れがある。そのような、アタッチメント不足によって、情緒や対人関係に問題が出ることは、しばしば愛着障害やアタッチメント障害と呼ばれる。「アタッチメント」の語源・由来「アタッチメント」の元になっているのは、「取り付ける」「愛着を覚えさせる」という意味の英単語「attach」である。「attach」を名詞化したものが、「attachment（アタッチメント）」だ。「アタッチメント（ブランド）」とは「アタッチメント」は、1999年に誕生したファッションブランドである。メンズがターゲットであり、コートやシャツ、パンツなど、幅広い服を提供している。ブランド名は、服はあくまでも、人の付属品であるという考えが由来となっている。そのため、人の個性を奪ってしまうような、大量の装飾が施された服はほとんどない。アタッチメントは、世界的に店舗を展開していて、日本にも東京を中心に複数店舗を構えている。ただ、店舗に足を運ばなければアタッチメントの服が手に入らないわけではなく、オンライン通販で購入することも可能だ。「アタッチメント」を含む様々な用語の解説アタッチメントロスとは
「アタッチメントロス」は、歯科で使用される専門用語であり、歯に付着している歯肉が離れることを指す。主に歯周炎によって発生するため、歯周病の進行具合の指標にされる。
アタッチメントレベルとは
「アタッチメントレベル」は、歯科で使用される専門用語であり、歯に付着している歯肉の長さを確かめるためのものだ。具体的には、歯と歯茎の間にある歯周ポケットの底から、歯のエナメル質とセメント質の境目までの長さが、アタッチメントレベルである。アタッチメントレベルを複数回測定し、数値が増加していた場合、その分アタッチメントロスが増えたということになる。
アタッチメント理論とは
アタッチメント理論は、心理学者であるジョン・ボウルビィによって確立された、愛着、アタッチメントに関する理論である。人が健全に成長するためには、保育者とのアタッチメントが重要であり、アタッチメントが不足すると、問題を起こす恐れがあるという考え方は、アタッチメント理論に基づいている。「アタッチメント」の使い方・例文・付属装置や付属器具を指す場合
「この機械で高硬度の素材に穴を開けるのであれば、専用のアタッチメントが必要である」
「アタッチメントが破損したため、この機械は休止状態となっている」
「このマスクのアタッチメントは、私には合わなかったようだ」
「矯正器具のアタッチメント調整を行うために、今日は歯科へ行く」
・愛着という意味で使用する場合
「彼に問題行動が多いのは、幼少期のアタッチメント不足が原因かもしれない」
「あの講座では、アタッチメントがテーマとして取り上げられている」
「乳幼児を対象にした、アタッチメントテストを実施する」
「現代には、アタッチメントの重要性を理解している親が大勢いる」
（2022年12月2日更新）
ウィキペディア（Wikipedia）
アタッチメント
アタッチメント(attachment)
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