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Japanese Dictionary

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三省堂大辞林第三版
きわ:きは[2]【際】
(他の語と複合して用いられるときには「ぎわ」となる)
①他との境界となるところ。物のふち。へり。はし。「崖(がけ)の-に立つ」「額の生え-」
②あるものに非常に近い所。あたり。そば。「敷居の-に座る」「窓-の棚」「水-」
③ある状態になろうとしている直前の時。「今わの-」「往生-」「瀬戸-」「死に-」「散り-」
④物事のきわまるところ。極限。果て。「君の御母君のかくれ給へりし秋なむ、世に悲しきことの-には覚え侍りしを/源氏:柏木」
⑤分際。身の程。身分。「ただ人も、舎人など給はる-はゆゆしと見ゆ/徒然:1」
⑥物事の程度。特に、才能・器量などの程度。「世をそしるほどに、心の-のみこそ見えあらはるめれ/紫式部日記」
⑦江戸時代、盆暮れまたは各節句前の支払いの時期。「此の-は与兵衛様のことに付き、いかいお世話でござんしよ/浄瑠璃・油地獄:下」
[句項目]際は際

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デジタル大辞泉
きわ〔きは〕【際】
読み方:きわ
《「ぎわ」の形で、他の語と複合しても用いる》
1あと少しで別のものになろうとするぎりぎりのところ。境目。また、物の端。「がけの—から見下ろす」「生え—」「波打ち—」
2ある物にきわめて接近した所。すぐそば。「戸口の—に置く」「壁—」「山—」「窓—」
3物事がそうなろうとするまさにそのとき。「今わの—」「入り—」「死に—」「往生—」
4物事の窮まるところ。限界。際限。
「世に悲しきことの—にはおぼえ侍りしを」〈源・柏木〉
5身分。家柄。分際。
「いとやむごとなき—にはあらぬが」〈源・桐壺〉
6才能・器量などの程度。
「取る方なく口惜しき—と、優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは、数ひとしくこそ侍らめ」〈源・帚木〉
7物事の程度。ほどあい。
「はしたなき—に熱かりければ」〈大鏡・道長下〉
8江戸時代、年末・節季の決算期。
「—の日和(ひより)に雪の気づかひ/惟然」〈続猿蓑〉

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さい【際】
読み方:さい
[音]サイ(漢) [訓]きわ
[学習漢字]5年
《一》〈サイ〉
1二つの物が接する所。限りのところ。きわ。はて。「際涯・際限/分際(ぶんざい)・辺際」
2出会う。「際会」
3接してまじわる。「学際・交際・国際」
4時。場合。「実際」
《二》〈きわ(ぎわ)〉「際物/手際・間際・窓際・水際」
[難読]今際(いまわ)

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さい【際】
読み方:さい
1とき。場合。機会。「有事の—」「この—だから言っておこう」
2物と物との接するところ。「天地の—」
→頃(ころ)[用法]

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ざい【▽際】
読み方:ざい
身のほど。分際。
「時宗(ときむね)やらぬの逃さぬのと、女子の—にあんまりな」〈浄・百日曽我〉

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歴史民俗用語辞典
読み方:ザイ(zai)
分際の略語。

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隠語大辞典
読み方:きゅう,きわ
数量ノ九。〔第七類 雑纂〕
九の事をいふ。一般の通り符牒にも用ふ。〔犯罪語〕
酒屋・魚屋・青物・荒物・履物・畳屋・車夫・芸人・理髪業者等の符牒にして九といふ数量を表す。九は十の数に達する「まぎわ」の数であるからいつたものである。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。「きう」又は「すけ」ともいふ。〔符牒〕
〔的・不・花〕数の九のこと、「ガケ」「アブナイ」に同じ。
数量九の意。
九。
芸人用語。九のこと。十になる際の意。
数字の九。つまり十のきわだという洒落。〔芸能(寄席・落語)〕
九。〔生魚商〕
九。〔植木商〕
九。〔青物商〕
九。〔酒屋〕
九。〔魚屋〕
九。〔理髪業・職人〕
九。〔薬・砂糖・絵具屋〕
九。〔荒物・履物・畳屋〕
九。〔人力・馬車・船乗〕
〔符牒〕数字の九、つまり十のキワだという意味。
「九の数」。十の際(きわ)から出る。
分類せんぽ、人力/馬車/船乗、寄席、寄席/落語、役者、植木商、犯罪語、理髪業/職人、生魚商、的/不/花、符牒、芸人、芸能、荒物/履物/畳屋、薬/砂糖/絵具屋、酒屋、青物商、魚屋
Similar words:
  場合  

Japanese-English Dictionary

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きわ【際】
1〔縁〕a brink; a verge

・崖の際
 the edge of a precipice
2〔ぎりぎりの時〕

・いまわの際に
 ⇒いまわ(今際)
・別れの際に彼女の手を握った
 He grasped her hands at parting.
-ぎわ【-際】
1〔そば〕

・窓際に座る
 sit at [by/near] the window
・生え際
 〔髪の〕the hairline
2〔時〕

・別れ際に
 on [at] parting/when [as] one parts from ((a friend))
・桜の花も散り際だ
 The cherry blossoms are on the verge of falling.
・往生際の悪い男だ
 He is a bad loser.
さい【際】
とき(時)

・出発の際,彼は元気そうだった
 He looked well when he left.
・こういう際だからあまり贅沢ぜいたくにするべきでない
 Under the present circumstances, we should not be too extravagant.
・あの際仕方がなかった
 It could not be helped on that occasion.
・必要の際にはどうぞ電話してください
 Please call me if you need me [anything/help].
・緊急の際はこのボタンを押してください
 Please press this button in case of (an) emergency.

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読み方:きわ、ぎわ
(1)
(名詞、名詞  接尾辞)
[対訳] (pronounced ぎわ when a suffix) edge; brink; verge; side
(2)
(名詞、名詞  接尾辞)
[対訳] time; moment of

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