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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
くみ‐きょく【組曲】
読み方:くみきょく
数個の小曲または楽章を組み合わせて、一つの作品とする器楽曲。

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組曲[suite]
バロック時代の重要な器楽曲の形式で、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグなどの一連の舞曲からなっている楽曲。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV430作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1プレリュード PräludiumNoData2アルマンド AllemandeNoData3クーランド CourauteNoData4エアと変奏曲(調子のよい鍛冶屋) AirmitVariationen(HarmoniousBlacksmith)NoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第5番 ホ長調 HWV430
 第3番と対を成し、クーラントに変奏曲形式楽章が続く。変奏曲は《調子の良い鍛冶屋》として親しまれているが、この名前は19世紀に由来し、ヘンデルが蹄鉄工から変奏曲の着想を得たという逸話は事実無根である。また変奏曲形式楽章はハンブルク時代成立とされる独立したシャコンヌを、元のト長調から移調、改訂したもの。
 プレリュードは出版用の新作である。動機の紡ぎ出しで書かれており、4声間での動機の応答と主旋律以外の声部の和音、楽章末のアルペッジョによるカデンツから成る構成は第6番と同じタイプ。
 アルマンドではゼクエンツでの声部間の模倣など4声がポリフォニックに絡み合う。楽章前半部の一部の楽節は、後半部に回帰する(ex.第27小節~、楽章末)。
 クーラントは最上声の優位性や装飾の少なさ、一様なリズムがイタリア的特徴を与えるが、弱起や声部交換など、辞書的なイタリア風コッレンテの典型に当てはまらない点もある。前半、後半ともに上下声部の模倣で始まるのは第7番と共通。
 エールは2部分リート形式。変奏技法は第3番とよく似ており、ドゥーブル1~4は声部交換、ドゥーブル5では上下声部が32分音符による1オクターヴの音階を交替し、最上声が2オクターヴ以上に拡大した音階を駆け下りて華やかに楽章を閉じる。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV427作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アダージョ AdagioNoData2アレグロ AllegroNoData3アダージョ AdagioNoData4アレグロ AllegroNoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第2番 ヘ長調 HWV427
 8曲中、唯一プレリュードを持たない。HWV431と並んで楽章構成は組曲ではなくクラヴィーア・ソナタのそれであり、イタリア、イギリスにおけるヘンデル初の3-4楽章構成のクラヴィーア・ソナタ集に先行する出版ソナタ作品ということになる。使用音域から、成立はハンブルクまたはイタリア時代とされるが、終楽章は1717-18年のキャノン城滞在時に書かれたもので、冒頭のアダージョも出版用の改訂稿である。また元々の第5楽章は出版時に削除された。
 冒頭楽章はひたすら音階下行する低音の上で、上声が装飾豊かに旋律を紡いでいく。2回目の主調のカデンツ以降、ヘ短調を初めとして転調が続く。最後はE音上の7の和音に停止してから一呼吸おいて、イ短調のカデンツで楽章が閉じられる。
 第2楽章は、上声部が分散和音で和音を補いながら16分音符で軽快に駆けるアレグロ楽章。後半部は冒頭主題の繰返しから始まる。下属調へ至ったところで主題から離れると、上声部は楽章の終わりまで休みない動きとなる。4小節の楽節の不完全な繰返しの中で更に転調が続き、明確な区切りなく、第27小節の後半から楽章前半部の第7小節後半以降が主調で回帰する。
 第3楽章も装飾豊かな点では冒頭楽章と同じだが、後者は上声部が支配的に主旋律を担うのに対し、このアダージョでは4度跳躍に特徴づけられる動機が各声部に交替で現れる。
 終楽章はフーガ。実質的にソナタ・ダ・キエザの構成をとる本作品で終楽章にフーガが来るのは伝統的な楽章配列に則っている。これは4声フーガで、主題の転調は三度関係の調にまで及ぶ(第20小節~、29小節~)。終盤では、バッハと比べヘンデルには少ないとされるストレッタも見られる。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV433作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoData2フーガ FugueNoData3アルマンド AllemandeNoData4クーラント CouranteNoData5ジグ JigNoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第8番 ヘ短調 HWV433
 本作品では、元々独立作品だったフーガがプレリュードに続き、第3番と同じくプレリュード―フーガという対ができている。
 ヘンデルが出版用に新しく書いたプレリュードでは、冒頭から4声が互いに様々な動機を短い間隔で交替していく。11小節目からは既出の動機のうちの1つの連続となり、低音の半音進行にのって転調する。フェルマータを経て、半終止から直接にフーガが準備される。フーガの主題は3声目まで主題が連続で呈示された後、低音域の和音で重々しく現れる。この和音での主題提示は楽章内で、後にも何度か現れる。ストレッタや楽章中に繰返し現れる主題冒頭3小節の特徴的なリズムにも注目したい。
 第8番は同じくプレリュードと3つの組曲楽章から成る第1番と対を成すが、各楽章の性質は対照的である。フランス的要素の強い第1番に対して、第8番のアルマンドは一様なリズムの簡素な2声体書法が支配的で、イタリア様式の特徴を呈している。同じくクーラントも、華美な装飾と様々なリズムの変化を含む第1番とは対照的な簡潔なものである。各部冒頭の上下声部の模倣はこの組曲集でも何度も使われた方法である。
 ロジェ版の改訂稿であるジグは第1番と同じく模倣で始まり、概ね2声体で書かれている。前半部を閉じる属調のピカルディー終止を属和音として、後半部は主調のDT進行から始まる。転調はシンプルで、下属調、平行調を通って主調へ戻る。その後、平行長調を挟みながら、前半部の楽節が繰返されていく。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV431作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoData2ラルゴ LargoNoData3アレグロ AllegroNoData4ジーグ GigueNoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第6番 嬰ヘ短調 HWV431
 第2番と共にクラヴィーア・ソナタの体裁をとる。プレリュードを含むトリオ・ソナタ、また2つの緩徐な楽章にフーガとジグの急速な楽章が続くという構成はコレッリのソナタ作品に先例がある。本作品は1717~1718年までには完成し、元々のプレリュードHWV570は1720年に新しいものと交換された。
 プレリュードは、4声部の間の短い動機の掛け合いによって音楽が進んでいき、最後にアルペッジョによる明確なカデンツで楽章が閉じられる。基本的に動機を鳴らす以外の3声は和声変化に合わせて進行するのみで、同一音を長く引き延ばすことが多い。
 ラルゴでは、最上声と他声部との応答と、一様な付点リズムの伴奏の上で、最上声が支配的に主旋律を紡ぐか、または最上声が他声部と共に付点リズムで和音進行する部分が交替する。楽章最後のカデンツは主調嬰ヘ短調の主和音ではなく属和音で、最上声は第3楽章のフーガの開始音となる。
 アレグロのフーガの主題と対旋律は、楽章の最初から同時的に呈示され、複雑な対位法へと発展する。3、4声目の入りでは主題冒頭の動機が連続し、ストレッタになるかと思わせるが、ここでは厳密な模倣は続かない。より本格的なストレッタは楽章後半(第57小節~)に現れる。
 2拍目のトリルを特徴とするジグの主題は1718年作曲の仮面劇《エイシスとガラテア》の合唱《HappyWe》に由来する。主旋律は最上声が支配的だが、後半部では最低声との声部交換も頻繁になる。また両声部の平行3度の響きも、全体が2声体となるためにむき出しとなり、本楽章を特徴付けている。なお前半部の最後では嬰ト音まで上行した旋律が一様に下行してカデンツに至るのに対し、後半部では下行の後で再びイ音まで上がり、楽章末の音楽の収束を効果的にする音楽の高揚を生んでいる。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV441作曲年: 1710-1726?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド AllemandeNoData2アレグロ AllegroNoData3クーラント CouranteNoData4エア AirNoData5メヌエット MinuetNoData6ガヴォット GavotteNoData7ジグ JigNoData作品解説2012年3月 執筆者: 丸山 瑶子
HWV441G-dur
 様式面の未熟さから、研究史上、本作品はヘンデルの初期作品と位置付けられることが多かった。しかし本作品の様式は、ヘンデル初期のそれではない。更に本作品はドイツにおけるヘンデルの鍵盤作品の史料のいずれにも含まれておらず、現存史料の状況からもヘンデルの真正性は疑問視されている。
 アルマンドの冒頭は1711年に出版されたクラークJeremiahClarkeの練習曲選集所収のG-durのアルマンドの冒頭と似ており、また様式的な稚拙さからもヘンデルの真正性は疑われている。全体は簡素な2声体で書かれ、左手は和声進行の呈示、右手は旋律声部に徹し、声部交換は見られない。ほぼ全てのフレーズは2小節単位で、動機操作や風変りな転調もない。形式、和声、旋律構造のいずれも極めて単純である。
 アレグロ、アリア、メヌエット、ジグはヘンデルの様式的特徴が見られず、真の作者はウィリアム・バベルWilliamBabellと推測されている。アリアは、現存写譜集の中でバベル作と明記されている写譜がある。メヌエットとジグは、写譜がバベル作と明記されたアリアの写譜と同じ写譜集に含まれるのに加え、これとは別にバベルによる写譜集にも存在することから、バベル作である可能性が提起されている。
 アレグロは弱拍の音階と、和声を明示する低声の分散和音を主要動機とし、動機の変形や形式構成において特に風変りな点は見られない。終止カデンツは楽章通して例外なく、両手の平行3度の下行となる。同様の音形はアリアのカデンツにも見られるが、これはヘンデルの作品には非特徴的である。
 メヌエットは右手の単旋律と左手のオクターヴ和音の模倣で始まる。この楽章冒頭の楽節は、後にD-dur、e-moll、h-moll、そして最後に再び主調G-durで現れる。これらの冒頭楽節の間は、音階を中心とした16分音符の走句で埋められる。
 ロンド形式と変奏というガヴォッタの構成は、1717年出版の、バベルの練習曲集所収のエアと変奏に類似する。他にも第56-64小節の音形がバベルの作品との共通点として指摘されている。ドゥーブルにおける旋律の装飾変奏は、分散和音や音階による単純なもので、この変奏技法の稚拙さも真正性を否定する根拠となっている。
 ジグの前後各半部分は、は軽快な跳躍とトリルの動機で始まる。旋律声部は音階ないし分散和音の反復を主とし、終止カデンツまで一様なリズムを刻み続ける。休みなく続く八分音符と動機の反復、そこまで厳格な規則性を持たない旋律線の上行、下行の変化が、音楽の流動性を支えている。
 本作品で唯一、真正性が高いのはクーラントである。形式構造は解りやすく、楽節は押し並べて2小節か4小節から成る。旋律声部は音階と分散和音の対照的な動機の交替で書かれている。音響に関して言えば、スカルラッティを思わせる密集した両手の平行3度が、前後の部分と対照的な音域の変化をもたらしている。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV432作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1序曲 OvertureNoData2アンダンテ AndanteNoData3アレグロ AllegroNoData4サラバンド SarabandNoData5ジグ JigNoData6パッサカーリャ(シャコンヌ) PassacailleNoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第7番 HWV432
 HWV439の改訂稿である3/2拍子のサラバンドに、フローベルガーの影響が認められ、様式的には遅くとも1711年まで遡れること、ロジェ版の改訂稿であるオーヴァーチュアが、1707年初演のカンタータ《忠実な心》序曲の編曲であることなどから、本作品の作曲も初のローマ滞在時の可能性がある。
 アンダンテは様式化されたアルマンドで、アレグロ、サラバンドと共に出版用の改訂稿である。2声体のアルマンドは、付点を含まぬリズム、大部分上声に与えられた主旋律声部、模倣や動機操作の少なさなどから、イタリア様式への傾倒が強いと言える。事実上舞曲楽章であり、2声の模倣が各部の冒頭にしかないアレグロも同様に、イタリアのコッレンテの特徴が色濃い。
 サラバンドは4小節の長さの楽節から成り、形式は簡潔である。最後の8小節は、直前の8小節の前半4小節を若干変更した反復である。
 ジグは全体で19小節と短く、大方は最低声が和声低音、最上声が主旋律となる明瞭な書法。声部の密な絡み合いは見られず、和声進行にも複雑さはない。
 パッサカリアは出版以前に流布していた写譜ではシャコンヌとされていたが、舞曲が3/4拍子を基本拍子とすることが多いのに対して本楽章は4/4をとる。小節後半の和声と5度の関係を取りながら、小節冒頭の低音が一小節ずつ2度下行し、パッサカリアのバス典型である4度の下行音階を形作る。15回の変奏のうち、第2、3変奏、第5、6変奏、第8、9変奏、第13、14変奏はそれぞれ対となり、上声と低声の間で声部が交替する。

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ロドリーゴ:組曲
英語表記/番号出版情報ロドリーゴ:組曲Suite作曲年: 1923年 出版年: 1928年 初版出版地/出版社: Rouart-Lerolle 献呈先: ミゲル・ケロルMiguelQuerol,オスカル・エスプラOscarEsplá,エルネスト・アルフテルErnestoHalffter,アドルフォ・サラサールAdolfoSalazar,アンパロ・イトゥルビAmparoIturbi作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1プレリュード Prelude1分30秒NoImage2シチリアーノ Sicilienne2分30秒NoImage3ブレー Bourree1分00秒NoImage4メヌエット Menuet2分00秒NoImage5リゴードン Rigaudon2分30秒NoImage

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バッケル=グレンダール:組曲
英語表記/番号出版情報バッケル=グレンダール:組曲Suite Op.20作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 Prelude3分00秒NoImage2ノクターン Nocturne4分30秒NoImage3ガヴォット Gavotte4分30秒NoImage4メヌエット Menuet4分30秒NoImage5スケルツォ Scherzo3分30秒NoImage

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ヒアネオ:組曲
英語表記/番号出版情報ヒアネオ:組曲Suite作曲年: 1933年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アジタート Agitato3分30秒NoImage2カルモ Calmo5分00秒NoImage3アレグロ・ルスティコ Allegrorustico4分30秒NoImage

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コルンゴルト:組曲
英語表記/番号出版情報コルンゴルト:組曲SuitefürzweiViolinen,CelloundKlavierfürdielinkeHand Op.23作曲年: 1930年 献呈先: PaulWittgenstein作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1第1楽章 Mov.1Pr&aumlludiumundFuge:Kr&aumlftigundbestimmt,Ruhig,ohnezuschleppenNoDataNoImage2第2楽章 Mov.2Walzer:Nichtschnell,anmurtigNoDataNoImage3第3楽章 Mov.3Groteske:M&oumlglichstraschNoDataNoImage4第4楽章 Mov.4Lied:Schlichtundinnig.NichtzulangsamNoDataNoImage5第5楽章 Mov.5Rondo-Finale/Variationen:Schnell,heftig.Allegrettoamabileecomodo.NoDataNoImage

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ヴァイネル:組曲
英語表記/番号出版情報ヴァイネル:組曲Suite Op.18作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1 Allegrorisolutoebenmarcato6分30秒NoImage2 Andantepocosostenuto-Allegroconfuoco5分30秒NoImage3 Andantepocosostenuto-Pesante,pocomaestoso9分30秒NoImage4 Presto5分30秒NoImage

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV426作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoData2アルマンド AllmandeNoData3クーラント CouranteNoData4ジグ JigNoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第1番 HWV426 イ長調
 本曲集は1720年のクルアー版の序文にあるように、アムステルダムのロジェ社と連携してロンドンの出版社ウォルシュが作曲家の許可なしに刊行した組曲の海賊版や、流布していた手稿譜に対抗するため、ヘンデルが旧作を編纂して出版した曲集である。1720年6月に王室から得た英国における出版特権も本曲集の出版のための、ロジェ版への対抗措置と考えられている。
 作曲家は出版にあたり、既存の楽章の改訂、新たに書き下ろした楽章の付加ないし元の楽章との差し替えを行い、最終的に4つのタイプの組曲それぞれに互いに対照的な作品を2曲ずつ、計8曲をまとめた。8曲でクラヴサン組曲集を編んだのはパーセルに先例がある。
 曲集の両端にはプレリュードと舞曲楽章3つから成る組曲が置かれる。第1番HWV426は全体を通してフランス様式に傾倒している。舞曲楽章の成立年は不詳だが、プレリュードのみ1720年に新たに加筆されたという。本作品のプレリュードは単純な和音のアルペッジョから成り、実質的には拍子に拘束されない、17世紀後半に「プレリュード・ノン・ムジュレ」と呼ばれるようになったタイプをとる。前半は主音A音上で和音が展開され、後半では低音の半音階的な動きを含み調が揺れる。最後は長い属音が終止を強調する。
 アルマンドは、和声や旋律を断続的にし、その間の繋がりを奏者や聴く者の想像に任せる、フランスのリュートや鍵盤作品に特徴的な「スティル・ブリゼ」が用いられている。ポリフォニックに進行すると思わせる短い動機の模倣もフランス様式の一特徴である。
 クーラントでは、頻繁なリズムの交替や、豊かな装飾音から、フランス様式を意識的にとりいれたことが伺える。ジグでは、特徴的な冒頭の動機が、時にそのリズムを2声部に分けた形で(ex.10小節)、全体に配されている。後半部では冒頭の動機のゼクエンツに従い、5度圏に沿った転調がおこる。

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ライネッケ:組曲
英語表記/番号出版情報ライネッケ:組曲Suite Op.169作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludioNoDataNoImage2アンダンテと変奏曲 AndanteconVariazioniNoDataNoImage3メヌエット MinuettoNoDataNoImage4カンツォーナ CanzonaNoDataNoImage5ポルカ PolskaNoDataNoImage6フィナーレ FinaleNoDataNoImage

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ルビンシテイン,アントン:組曲
英語表記/番号出版情報ルビンシテイン,アントン:組曲Suite Op.38作曲年: 1855年 出版年: 1856年 初版出版地/出版社: Bessel 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PréludeNoDataNoImage2メヌエット MenuetNoDataNoImage3ジーグ GigueNoDataNoImage4サラバンド SarabandeNoDataNoImage5ガヴォット GavotteNoDataNoImage6パッサカリア PassacailleNoDataNoImage7アルマンド AllemandeeNoDataNoImage8クーラント CouranteNoDataNoImage9パスピエ PassepiedNoDataNoImage10ブレー BourréeNoDataNoImage

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ヒラー:組曲
英語表記/番号出版情報ヒラー:組曲Suite Op.197初版出版地/出版社: Breitkopf IMSLPを参照: http://imslp.org/wiki/Kleine_Suite,_Op.197_(Hiller,_Ferdinand)作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1ガヴォット GavotteNoDataNoImage2コラール ChoraleNoDataNoImage3ジーグ GigueNoDataNoImage

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シェーンベルク:組曲
英語表記/番号出版情報シェーンベルク:組曲Suite Op.25作曲年: 1921-23年 出版年: 1925年 初版出版地/出版社: Universal 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1プレリュード "Praludium"1分00秒NoImage2ガヴォット "Gavotte"1分30秒NoImage3ミュゼット "Musette"3分00秒NoImage4インテルメッツォ "Intermezzo"4分00秒NoImage5メヌエット "Menuett"4分00秒NoImage6ジグ "Gigue"3分00秒NoImage

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バルトーク:組曲
英語表記/番号出版情報バルトーク:組曲Suite Op.14b作曲年: 1916年 出版年: 1918年 初版出版地/出版社: Universal 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アレグレット Allegretto2分00秒NoImage2スケルツォ Scherzo2分00秒NoImage3アレグロ・モルト Allegromolto2分00秒NoImage4ソステヌート Sostenuto3分00秒NoImage作品解説2007年7月 執筆者: 和田 真由子
バルトークは唯一のオペラ作品《青ひげ公の城》を1911年に作曲し、コンクールに応募するが、演奏不可能として却下される。ブタペスト音楽界への不信をつのらせて、郊外へひきこもるようになったバルトークは、民俗音楽の収集に没頭し、新曲の作曲はほとんど行わなくなった。その後、多くのルーマニア民俗音楽の編曲を数多く手がけるようになったバルトークだが、そこで特に異色な作品となっているのがこの《組曲》(1916年)である。
バルトークが自らのコンサートレパートリーとして久々に手がけた本格的な作品である。ここでは生の民族的素材を用いてはおらず、民族的な語法、リズム、音色などの諸要素を独自の書法によって磨き上げようという新しい試みがみられる。バルトークの後の回想によれば、「それまでの書法を完全に一新し、より見通しの良いスタイルへ、もっと骨と肉によるスタイルへ変化させようと考え」てかかれた作品である。
第1楽章:アレグレット 3部形式の舞曲調の曲。変ロ音が主音となっており、全音音階の使用が目立つ。
第2楽章:スケルツォ 12音列を用いた下降形の冒頭、鋭いリズムと冷たい音色感が印象的である。全体はABACABACAというロンド風の形式によっている。
第3楽章:アレグロ・モルト この楽章の素材は、バルトークが1913年にきいたアルジェリア(当時フランス領)の民俗音楽が影響している。strepitoso、連続するアクセント、素早い跳躍など、高度な技巧を要する。第3拍目を意識し、リズムをくずさないように奏する。
第4楽章:ソステヌート 終曲がテンポの遅い楽章にした点は、《第二弦楽四重奏曲》と似ている点である。8分音符、4分音符、4分音符、8分音符というリズム型は、ハンガリー民謡に由来している。非常に繊細な詩情をたたえた終曲。8分の6拍子の、第4拍目を意識して奏する。

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シラス:組曲
英語表記/番号出版情報シラス:組曲Suite Op.103作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1ガヴォット Gavotte4分30秒NoImage2メヌエット Minuet5分30秒NoImage3ジグ Jig3分00秒NoImage

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サン=サーンス:組曲
英語表記/番号出版情報サン=サーンス:組曲Suite Op.90作曲年: 1891年 出版年: 1892年 初版出版地/出版社: Durand IMSLPを参照: http://imslp.org/wiki/Suite,_Op.90_(Saint-Sa%C3%ABns,_Camille)作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲とフーガ PréludeetFugue3分10秒NoImage2メヌエット Menuet4分00秒NoImage3ガヴォット Gavotte2分40秒NoImage4ジグ Gigue2分10秒NoImage

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バルトーク:組曲
英語表記/番号出版情報バルトーク:組曲Suite Op.4b作曲年: 1941年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1セレナータ "Serenata"NoDataNoImage2悪魔的アレグロ "Allegrodiabolico"NoDataNoImage3平原の風景 "ScenadellaPuszta"NoDataNoImage4終わりに "Perfinire"NoDataNoImage

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV439作曲年: 1710-1726?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド AllemandeNoDataNoImage2クーランド CouranteNoDataNoImage3サラバンド SarabandNoDataNoImage4ジグ JigNoDataNoImage作品解説2011年12月 執筆者: 丸山 瑶子
HWV439g-moll
 アルマンド、クーラント、サラバンド、ジグから成る。ランぺは単旋律の走句が占める割合の多さから、アルマンドとクーラントはイタリアの「ソナタ・ダ・カメラ」、特にヴァイオリン・ソナタのソロとコンティヌオの対話が見本になっているという。主和音呈示と装飾的な走句で始まるアルマンドの前半は、バス上での2声の動機の対話が中心。後半はg-mollの楽段から始まってc-moll、Es-dur、B-durと近親調へ転調する。第33小節からB-durの属音の保続音上で、付点リズムの動機の掛け合いとなる。これは直後に主調で繰返され、今度は保続音がD音となり、主調の回帰を合図する。続く41―42小節の偽終止は主調の終止カデンツを先送りし完全終止を強調するためのものだろう。楽章最後の3小節は前半の最後と対応する。
 クーラント冒頭の主和音呈示は、アルマンドとほぼ同じ形である。前半部の主旋律は主に最上声にあり、所々に2声間の模倣が見られるものの、全体的に見てポリフォニックなテクスチュアは目立たない。これは後半部の転調部分に見られる声部の絡み合いと対照的である。後半部におけるB-dur属音の保続音上での動機の掛け合い、続く主調g-mollでのその繰返しは、アルマンドと同じ構図である。
 3/2拍子のサラバンドは、8小節の楽節4つから成る。他の楽節と特に対照的な構造をとるのは第2の楽節である。ここでは調的な対比に加えて、例えば第2の楽節の後楽節からは第2拍目にアクセントを置いた拍節のシンタックスが崩れ、その結果、単調なリズムに変化が生まれている。第3、第4の楽節は互いによく似ているが、和声的には異なる機能を担うことに注意したい。
 ジグは実質のところ舞曲楽章ではなく、イタリアのソナタ・フィナーレである。頻繁に現れる3度の平行や手の交差(ex.第90小節~)、スムーズなポジション移動を求められる分散和音(ex.第8小節~)など、技巧的な部分が目立ち、スカルラッティのソナタの様式が思い起こされる。また繰返し現れる冒頭4小節の旋律は、オペラ《アルミーラ》の第10番のアリアと一致している。以上から、この組曲はハレ時代のヘンデルによる、イタリア様式の作曲への取り組みの一つと考えられている。

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組曲
英語表記/番号出版情報キュイ:組曲Suite Op.21作曲年: 1883年 出版年: 1884年 初版出版地/出版社: Durand&Schoenewerk ミゴ:組曲Suite作曲年: 1925-26年 ハルシャーニ:組曲Suite作曲年: 1930年 出版年: 1930年 初版出版地/出版社: Senart カウエル:組曲Suite作曲年: 1941年 ラフ:組曲イ短調Suite Op.69作曲年: 1857年 出版年: 1857年 初版出版地/出版社: Erfurt ラフ:組曲ハ長調Suite Op.71作曲年: 1857年 出版年: 1858年 初版出版地/出版社: Weimar ラフ:組曲ホ短調Suite Op.72作曲年: 1857年 出版年: 1858年 初版出版地/出版社: Weimar ラフ:組曲ト短調Suite Op.162作曲年: 1870年 出版年: 1871年 初版出版地/出版社: Berlin ラフ:組曲ト長調Suite Op.163作曲年: 1871年 出版年: 1871年 ラフ:組曲変ロ長調Suite Op.204作曲年: 1876年 出版年: 1877年 初版出版地/出版社: Berlin スーク:組曲Suite Op.21作曲年: 1900年 出版年: 1901年 初版出版地/出版社: Urbánek リエーティ:組曲Suite作曲年: 1926年 出版年: 1927年 初版出版地/出版社: Universal リエーティ:組曲Suite'Chironomos'作曲年: 1972年 出版年: 1975年 初版出版地/出版社: GeneralMusicPublishing ブリス:組曲Suite作曲年: 1925年 出版年: 1926年 初版出版地/出版社: Curwen ブクステフーデ:組曲ハ長調Suite BuxWV.227ブクステフーデ:組曲ハ長調Suite BuxWV.228ブクステフーデ:組曲ハ長調Suite BuxWV.229ブクステフーデ:組曲ハ長調Suite BuxWV.230ブクステフーデ:組曲ハ長調Suite BuxWV.231ブクステフーデ:組曲ニ長調Suite BuxWV.232ブクステフーデ:組曲ニ短調Suite BuxWV.234ブクステフーデ:組曲ホ短調Suite BuxWV.236ブクステフーデ:組曲ホ短調Suite BuxWV.237ブクステフーデ:組曲ヘ長調Suite BuxWV.239ブクステフーデ:組曲ト長調Suite BuxWV.240ブクステフーデ:組曲イ短調Suite BuxWV.244シンディング:組曲Suite Op.3作曲年: 1888年 シンディング:組曲ヘ長調Suite Op.35a作曲年: 1896年 スカルコッタス:組曲Suite作曲年: 1924年 スカルコッタス:組曲Suite作曲年: 1924-25年 リュリ:組曲Suiteメリライネン:組曲Suite作曲年: 1955年 ヴァイスマン:組曲Suite Op.97作曲年: 1927年 ヴァイスマン:組曲イ長調Suite Op.92作曲年: 1926年 ヴァイスマン:組曲ハ長調Suite Op.95作曲年: 1927年 ルーセンベリ:組曲Suite作曲年: 1924年 トーニ:組曲Suite Op.14a作曲年: 1942年 ズガンバティ:組曲Suite Op.16出版年: 1888?年 スタンフォード:組曲Suite Op.2出版年: 1875年 ストロング:組曲Suite Op.8出版年: c1885年 ヴァイネル:組曲Suite Op.35作曲年: 1950年 アンタイル:組曲Suite作曲年: 1922,revised1939年 アンタイル:組曲Suite作曲年: 1941年 ヘンデル:組曲ト短調Suite HWV451作曲年: 1706-?年 ヘンデル:組曲変ロ長調Suite HWV455作曲年: before1706?年 ラフマニノフ:組曲Suiteグルダ:組曲Suite作曲年: 1970以前年 クルターグ:組曲Szvit作曲年: 1950年 バッハ,ヴィルヘルム・フリーデマン:組曲ト短調Suite F.24作曲年: 1733年 ミヨー:組曲Suite Op.300作曲年: 1950年 ダルベール:組曲Suite Op.1作曲年: 1883年 出版年: 1883年 初版出版地/出版社: Bote&Bock パッヘルベル:組曲ト長調Suiteパッヘルベル:組曲ハ長調Suiteオネゲル:組曲Suite作曲年: 1928年 ノヴァーク:組曲Erotikon(suite) Op.45作曲年: 1907,11年 出版年: 1911年 初版出版地/出版社: Universal サイグン:組曲Süit Op.2作曲年: 1931年

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV440作曲年: 1710-1726?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoDataNoImage2アルマンド AllemandeNoDataNoImage3クーラント CouranteNoDataNoImage4サラバンド SarabandNoDataNoImage5ジグ JigNoDataNoImage作品解説2012年3月 執筆者: 丸山 瑶子
HWV440B-dur
 アルマンドの第11、13小節に、オペラ《アルミーラ》に特徴的な終止形が見られること、サラバンドの初期稿が作曲家の初期のサラバンドに特徴的な3/2拍子であることから、初期稿の成立はハンブルク時代とされる。諸史料の中にはアルマンドとサラバンドの改訂稿をHWV434の一部とするものがある。サラバンドが改訂稿の3/4拍子で書かれた史料は1717年以降のものであるため、批判校訂版では両楽章が1717年頃に改訂され、写譜師がそれらを同時期に作曲されたHWV434の一部としたと推察されている。
 アルマンドは2声体を基本とする2部形式である。前半のバスのリズムは、改訂稿でより統一的になっている。後半は、規則的なゼクエンツなどに依らない自由な声部進行によって、属調から近親調を経て主調が回帰する。第11-12小節のフレーズが再現したのち、3声による音階下行とゼクエンツの反復で楽章が閉じられる。
 クーラントは第1小節の右手の8分音符3音の動機、音階下行、分散和音による音階上行を主要素材とする。音楽の切れ目が概ね2小節単位で明確に区切れる解りやすい構造をとる。素材の活用法では同一素材の転義を指摘できる。前後半の冒頭楽節は付点2分音符と8分音符3音の動機で始まるが、以後、同じ1小節のリズム動機が現れる中で、強拍の付点2分音符は前の楽節を閉じる解決音にもなる(例えば第22、28小節)。
 サラバンドの拍子の改訂は、作曲家が自らの初期の様式的特徴を捨て去ったためと考えられている。本楽章に記譜された多くの技巧的な装飾音は、その他の類似の組曲楽章のための装飾見本と解釈されている。反復記号後はト短調に転調し、前半と長短の対比を成す。第12小節以降は、属七和音の連続と導音の安定した解決が先延ばしされることで、特に和声的緊張が高まる。
 ジグは軽快な付点のリズムが特徴的である。前半では5小節の楽節が、挿入を挟みながら3声に模倣されていく。後半も1小節間隔の3声の模倣で始まるが、厳格な模倣は前半ほど長くはない。第44小節からは、第19小節からの旋律声部が回帰する。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV434作曲年: 1710-1726?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoData2ソナタ(アレグロ) Sonata(Allegro)NoData3エア(5つの変奏付き) AirNoData4メヌエット MenuetNoData

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV437作曲年: 1710-1726?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoData2アルマンド AllemandeNoData3クーラント CouranteNoData4サラバンド(2つの変奏付き) SarabandNoData5ジグ JigNoData作品解説2011年12月 執筆者: 丸山 瑶子
HWV437d-moll
 1703-05年のハンブルク時代成立とされる組曲。HWV436と同様に変奏曲楽章を含む古典舞曲楽章からなる。プレリュードは低音の主音呈示で開かれ、右手の即興的なパッセージ属調に転調する(第6小節)。その後も音楽は両手間の模倣や10度の平行による装飾的な音形で切れ目なく流れる。この流れはカデンツでようやく小休止を得るが、調は主調平行調であり、まだ楽章の本当の終わりではない。その後、音楽は改めて動き出し、低音から高音まで駆け上る音階に導かれて、真にプレリュードを閉じる主調のカデンツへ至る。
 アルマンドは、16分音符3つと4分音符1つ動機の掛け合いに特徴づけられる。動機を掛け合う2声の組み合わせが、冒頭では上2声、2回目は上声と低声というように変わることで、素材は限定されていながらも、音響的な彩りが生まれている。上声が跳躍と同音反復からなる動機によって下行し始めると、低声も2度上行の繰返しとなり、終止へ向かって全体の推進力が高まる。
 クーラントの前半は楽節の切れ目が非常に不規則。対照的に、繰返し記号後は2小節単位で区切られた、比較的規則的な構造で書かれている。第33小節からは、この2小節の周期が崩れ、動機の畳みかけとなることによって切迫感が生まれている。
 サラバンドは事実上、舞曲ではなくサラバンドのリズムと様式を借りたアリアと理解されうる。この組曲は第2変奏までしか書きおこされていない。しかし後続の変奏は、奏者自らにより続けられるものと解釈されている。ここに、即興という実践的な訓練を前提とした本作品の性格が読み取れる。
 終楽章のジグはヘンデルのジグの中でも最短とされ、変奏曲によって拡大してしまう組曲全体の規模を調整している。伴奏の16分休符が切れの良さを生み、サラバンドと好対照を成していると言えよう。
 1703-05年のハンブルク時代成立とされる組曲。HWV436と同様に変奏曲楽章を含む古典舞曲楽章からなる。プレリュードは低音の主音呈示で開かれ、右手の即興的なパッセージ属調に転調する(第6小節)。その後も音楽は両手間の模倣や10度の平行による装飾的な音形で切れ目なく流れる。この流れはカデンツでようやく小休止を得るが、調は主調平行調であり、まだ楽章の本当の終わりにはなっていない。その後、音楽は改めて動き出し、低音から高音まで駆け上る音階に導かれて、真にプレリュードを閉じる主調のカデンツへ至る。
 アルマンドは、16分音符3つと4分音符1つ動機の掛け合いに特徴づけられる。動機を掛け合う2声の組み合わせが、冒頭では上2声、2回目は上声と低声というように変わることで、素材は限定されていながらも、音響的な彩りが生まれている。上声が跳躍と同音反復からなる動機によって下行し始めると、低声も2度上行の繰返しとなり、終止へ向かって全体の推進力が高まる。
 クーラントの前半は楽節の切れ目が非常に不規則。対照的に、繰返し記号後は2小節単位で区切られた、比較的規則的な構造で書かれている。第33小節からは、この2小節の周期が崩れ、動機の畳みかけとなることによって切迫感が生まれている。
 サラバンドは事実上、舞曲ではなくサラバンドのリズムと様式を借りたアリアと理解されうる。この組曲は第2変奏までしか書きおこされていない。しかし後続の変奏は、奏者自らにより続けられるものと解釈されている。ここに、即興という実践的な訓練を前提とした本作品の性格が読み取れる。
 終楽章のジグはヘンデルのジグの中でも最短とされ、変奏曲によって拡大してしまう組曲全体の規模を調整している。伴奏の16分休符が切れの良さを生み、サラバンドと好対照を成していると言えよう。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV428作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoData2アレグロ AllegroNoData3アルマンド AllemandeNoData4クーラント CouranteNoData5エア(5つの変奏付き) AirNoData6プレスト PrestoNoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第3番 ニ短調 HWV428
 プレリュードとフーガという対を成す楽章で始まり、舞曲楽章が続く。プレリュードと初めの2つの舞曲楽章は出版用の新作である。
 プレリュードは装飾的な音形が和音変化に従って展開される、第1番と同じタイプだが、第3番では拍子感が保たれている。装飾音形のパターン化した上下動はリズムの違いによって変化が付けられている。
 第2楽章のフーガは、自筆譜より1718年完成とされる。主題の記譜上の付点リズムはイネガル奏法が求められていると解釈できる。主題は後々転回形となるが、特に間奏部で早くも下行形となる7度の音階は楽章全体で活用される。
4声体のアルマンドはイタリア様式から影響されたもの。前半部では属調に転調し長3和音上に終止する。後半部では属調、主調平行長調、下属調を経て主調が回帰する。後半では、同一音上の停滞を含む2度進行から成る動機が、一方で装飾を伴い(第15小節)、他方では内声に(第16小節)、そして再び上声にと多様に活用される。
クーラントの3/4拍子と複数声部により補填される8分音符の一定のリズムは、イタリア様式の特徴を反映する。動機の転回や声部間での交替などポリフォニックな声部の処理も注目される。
サラバンドの位置には2部形式のエールとその変奏である5つのドゥーブルが置かれる。ドゥーブル1から3ではエールの旋律線が16分音符で装飾され、また各声部は変奏ごとに声部進行を交替する。ドゥーブル4は8/12拍子での変奏、ドゥーブル5は旋律のリズム変奏である。なお本楽章は別の組曲HWV449の変奏曲形式楽章の改訂稿である。
終楽章のジグは1712年初演のオペラ《忠実な羊飼い》の序曲の鍵盤楽器用編曲の改訂稿である。本楽章のようにジグはプレストと記される場合もあった。所々に付点のリズムや声部の交替があるが、ほぼ全面にわたる8分音符の規則的なリズムや模倣の少なさから、全体的にイタリア様式への傾倒が強いといえる。

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV436作曲年: 1710-1726?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド AllemandeNoData2アレグロ AllegroNoData3エア AirNoData4ジーグ GigueNoData5メヌエット MenuettoNoData

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV438作曲年: 1710-1726?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド AllemandeNoDataNoImage2サラバンド SarabandNoDataNoImage3ジグ JigNoDataNoImage作品解説2011年12月 執筆者: 丸山 瑶子
HWV438 e-moll
 成立はハンブルク時代。成立期の決定には、様式や使用音域に加え、後述するショート・オクターヴの使用が重要なヒントとなっている。前奏曲は残っていないが、HWV436やHWV439-441と並んで、奏者の即興に委ねられていると考えられる。
 アルマンドは声部間の16分音符の短い動機の模倣に特徴づけられる。全体の規模は21小節と短く、和声的にも複雑なところは特に見られない。
 サラバンドはこの組曲の成立期を裏付けるショート・オクターヴの使用が注目される。第1-2小節に記譜された低音E音がそれを示すものである。ランぺによると、このE音はショート・オクターヴを備えた鍵盤楽器で演奏する際には、Eの鍵盤ではなくGisの鍵盤で弾かれるという[1]。こうしたショート・オクターヴの機構は、英国の鍵盤楽器には17世紀中頃以来作られなくなったが、ドイツ語圏の練習用、教育用のクラヴィコードには18世紀の中頃まで備え付けられていた。ここから本作品は、ヘンデルのハンブルク時代における鍵盤演奏のレッスン用の曲と位置付けられている。
 4部分形式のジグは、HWV439のジグと同じく、実質的には舞曲ではなくイタリアのソナタの終楽章として位置づけられる。4つの部分は互いに両手間の模倣で始まる点で共通である。全体的に見てテクスチュアに大きな変化はないが、特徴的な点としては、例えば第3部では基本拍子からの逸脱や、第4部の右手の分散和音がそれ以前の部分にはなかった保続音を形成し、G-durの属音を強調していることが挙げられる。演奏技法の面では、和音の掛留音の指を変えて次の和音へ滑らかに移動するよう心がけたい。
■参考文献
1SiegbertRampeed.HändelsInstrumentalmusik,Laaber:Laaber-Verlag,2009,S.146f.

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV429作曲年: 1717-1720?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アレグロ AllegroNoData2アルマンド AllemandeNoData3クーラント CouranteNoData4サラバンド SarabandNoData5ジグ JigNoData作品解説2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子
第4番 ホ短調 HWV429
 1718年に完成した冒頭フーガ以外の正確な成立期は不明だが、様式的にはハンブルク時代以前とされる。アルマンドとサラバンドは出版時に改訂された。
 組曲冒頭をフーガとしたのは、多分1714年にロンドンで出版されたヨハン・マッテゾンの《HarmonischesDenckmahlauszwölfauserwähltenClaviersuiten》を手本としている。特徴的な3音の同音反復による主題の入りの先取や見せかけの模倣(第32~、第73小節~)、ストレッタ(第36小節~)など、主題操作に工夫が見られる。
 舞曲楽章の中でもクーラント、サラバンド、ジグには、フランスとイタリアの両様式の特徴を混合し、3声体を好んだフローベルガーの後期様式との類似点がある。
 アルマンドの冒頭は2声体を主とする簡素な書法をとる。対照的に後半部はやや声部の絡み合いが密になり、さほど難しいものではないが、短い動機の模倣も間隔が狭まり、前半と比べて複雑になる。
 クーラントは旋律のリズム、音形共に第3番と類似点を持つ。リズム面では、8分音符の補填リズムがイタリア的な規則性を生む一方、2分音符による2拍目の重みが楽章全体を特徴づけている。
 サラバンドとは、フランスを通して全ヨーロッパに広まったスペイン起源の舞曲。本作品に使われた、アクセントの位置が1小節目と2小節目で1拍目から2拍目、またはその逆に変わるのは最も繁用されたリズムパターンである。第33小節から楽章内で唯一、同じフレーズが3回のゼクエンツで上行し、楽章内で最も音楽が高揚する。
 3声体のジグに見られる模倣書法はフランス様式の特徴とされるが、比較的明瞭な区切りを持つ形式構造はどちらかといえばイタリア様式に典型的である。急速なリズムの中で各声部の動きを見失わないように。

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クープラン,ルイ:組曲イ短調
英語表記/番号出版情報クープラン,ルイ:組曲イ短調Suite作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoDataNoImage2アルマンド AllemandeNoDataNoImage3クラント1 Courante1NoDataNoImage4クラント2 Courante2NoDataNoImage5サラバンド SarabandeNoDataNoImage6ピエモントの人びと LaPiemonNoDataNoImage

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バッハ:組曲イ短調
英語表記/番号出版情報バッハ:組曲イ短調Suitea-Moll BWV818作曲年: about1720年 出版年: 1866年 初版出版地/出版社: Peters IMSLPを参照: http://imslp.org/wiki/Suites,_miscellaneous,_for_harpsichord,_BWV_818-824_(Bach,_Johann_Sebastian)作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド Allemande3分10秒NoImage2クーラント Courante1分40秒NoImage3サラバンド・サンプル-サラバンド・ドゥーブル Sarabandesimple-Sarabandedouble1分40秒NoImage4サラバンド・ドゥーブル- Sarabandedouble-2分20秒NoImage5ジーグ Gigue2分40秒NoImage作品解説2007年11月 執筆者: 朝山 奈津子
 成立年や経緯は不明で、イギリス組曲よりは後でフランス組曲よりもわずかに先行するような様式で書かれている。が、イギリス組曲より早くに成立した可能性も否めない。弟子たちがこの曲を筆写した楽譜帖の内容から、バッハがこれを《フランス組曲》に拾遺する計画を持っていたとも考えられている。しかし、いったんは楽章の追加や削除などしたが(BWV818a)、改訂稿が曲集に加えられることはなかった。
 アルマンドの冒頭は、F.クープランの『クラヴサン曲集第4巻』(1730)第21組曲第3番の《ラ・クープラン》とひじょうによく似ている。これが引用であるとすれば、この曲集の刊行のかなり前にバッハがなんらかの機会や手稿譜を通じてこの曲を知っていたことになる。バッハはF.クープランをその著書『クラヴサン奏法』(1716)含めよく研究しており、また『クラヴサン曲集第2巻』(1717)の《牧歌(ロンドー)》の異稿も筆写しているので、このアルマンドに関しても出版以前の作品を入手したという可能性が大いにある。楽曲は平易な順次進行を基調として坦々と進むが、調推移、とりわけ前半のカデンツにおける和音進行は少し変わっている。通常の舞曲は前半の最後で属調ないし平行調へ転調して終止し、後半はそれらの新しい調から主調へと戻るのが一般的だが、このアルマンドでは、第7-8小節でこそ属調e-Mollの属和音が維持されるが、第9小節前半でなぜかa-Mollへと押し戻されてしまう。さらに第10小節の第1拍でもa-Mollの完全終止が起こるため、前半はa-Mollの属和音、すなわち半終止で閉じられる。後半はa-Moll、d-Moll、G-Dur、C-Durを経て、主調へと戻っていく。したがって、楽曲全体を通じて属調e-Mollが確立されることがない。このアルマンドにすっきりとした明るさがなく、どこか憂鬱な雰囲気が漂うのは、そのためかもしれない。
 クーラントは2声で、前半後半それぞれ8小節からなる。精緻な和音進行構造をもっており、前半は下属調F-Durを通って平行調C-Durへ、後半はC-Durからその属調G-Dur、さらにその平行調e-Mollからいったん主調a-Mollに戻り、d-Mollへ進む。終結に向けて再び主調に戻らねばならないが、この第14-15小節の解決は見事である。小規模ながらも色彩感に富んだ和声に満ちている。
 サラバンドは、下方分散和音による装飾を主要なモティフとするが、簡明で比較的かろやかなタイプのもの。一方、ドゥブルは2声の対位法による。構成は独特で、反復を含めるとA(a+b)-A(a+b)-B-A(a+b+b)となる。なお、このような最後に反復されるbを「プティット・ルプリーズ」と呼ぶ。
 ジーグは簡潔な主題による3声フーガになっている。前半の主題は下行形、後半は上行形で、後半の終結部ちかくでこの2つの形が組み合わされる。また、前半と後半は中間の完全終止によってそれぞれ更に2つに分かれる。先行するセクションの方が劇的展開を含んでおり、前半は回音音型、後半は3オクターヴ半に渡るドラマティックな下行スケールで彩られる。後続のセクションでは提示された素材だけを用いて、落ち着いた流れを作り出している。
 後期稿BWV818aにおいては、前奏曲、メヌエットが追加され、サラバンドを改訂、さらにサラバンドのドゥーブルが削除された。
 前奏曲についてバッハはタイトルを指示していないが、様式の上から「プレリュード」と呼ぶことができる。非常に珍しいことに、開始部に「快活に(フォール・ゲー)Fortgai」という速度標語が書き込まれている。書法はやや荒削りで、即興風の常套句が散見されるため、バッハが古い作品を組曲の前奏として組み合わせたか、あるいは構想だけをスケッチした後年の作品という可能性がある。
 一方、メヌエットはいかにもバッハらしい、充分に熟した様式を備えている。冒頭は2分割の16分音符だが、すぐに三連符の動機に取って代わられるのは、ギャラント様式の典型的な手法である。
 サラバンドは完全に新しいものを作ったわけではなく、初期稿の素材を基本とする。が、対位法的な要素は完全に失われ、後半も右手が主動機を担う。
 シューレンバーグは、初期稿と後期稿のサラバンドが変奏関係にあることから、ドゥーブルを含めた3つのサラバンドを並べて演奏することを提案している。確かに、挿入舞曲が極端に少ないこの組曲では、そうした試みも説得力のある演奏になるかもしれない。

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ブクステフーデ:組曲イ長調
英語表記/番号出版情報ブクステフーデ:組曲イ長調Suite BuxWV.243作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド Allemande3分00秒NoImage2クーラント Courante1分30秒NoImage3サラバンド Sarabande2分00秒NoImage4ジーグ Gigue1分30秒NoImage

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バッハ:組曲イ長調
英語表記/番号出版情報バッハ:組曲イ長調SuiteA-Dur BWV824作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド Allemande3分20秒NoImage2クーラント Courante2分20秒NoImage3ジーグ Gigue2分50秒NoImage作品解説2008年4月 執筆者: 朝山 奈津子
 《ウィルヘルム・フリーデマン・バッハのための音楽帖》に記されている組曲の断片であるが、G.Ph.テレマンの作であることが判っている。様式の違いからJ.S.バッハの作と見間違うことはないが、明澄で愛らしく、収まりの良い小品である。
 アルマンドは階段状に下行する動機の連なりによって構成される。こうした音型はオルガン、とくにペダル声部に特有の語法だが、現代のピアノにおいても一定の効果を上げる。保続される音と変化していく音によって、擬似的な多声が生まれ、片手の単旋律だけでも遠近感が演出されるからである。ただし、和声感や動機の展開の点ではJ.S.バッハ風の音楽に聞こえなくもないが、バッハは組曲においてこうした単純な書法を「アルマンド」に用いることはほとんどない。
 続くクーラントも同様の動機が用いられている。一貫して2声が保たれるが、右手と左手の役割分担、すなわち旋律と伴奏が明確に分かれ、左の手に動機展開がほとんど委ねられない点で、やはりJ.S.バッハの作品の典型とは異なっている。
 アルマンドとクーラントは動機の上で明らかに関連がある。後続の楽章でこの組曲がどのような経過を辿るのかは知る由もないが、少なくともジーグはまったく違う内容を持っている。そしてこの楽章だけは、あらゆる点でバッハのジーグとは異なる。まず、対位法的な展開がきわめて不十分である。冒頭こそ模倣的に始まるが、すぐに和音と旋律によるホモフォニーとなり、声部書法が維持されない。また、三和音の連打が連続するような楽句は、バッハがどんな曲でもほとんど用いることがなかったような音型である。加えて、各部の和声進行がひじょうに単純で、和声リズムが遅い。とはいえ、8分の6の明確なジーグのリズムと、鍵盤の幅いっぱいにダイナミックに上行・下行する旋律は予測も理解も容易であり、親しみやすさに溢れている。
 なお、テレマンは、作曲が職人仕事と見なされていたバロック時代においてさえ超人的な多作家だった。そのため、現代でもまだ、その創作の全容が完全に明らかになったとはいえない。
 テレマンは当時、バッハよりも優れた音楽家だと評価されていた。ライプツィヒのトマスカントル選任は、1位のテレマン(および2位のグラウプナー)が辞退したために、3位のJ.S.バッハに繰り下げられたのだった。その作風は、この組曲にも表れているように、J.S.バッハとは明らかに異なっている。

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ドヴォルザーク(ドボルザーク):組曲イ長調
英語表記/番号出版情報ドヴォルザーク(ドボルザーク):組曲イ長調Suita Op.98 B.184作曲年: 1894年 出版年: 1894年 初版出版地/出版社: Simrock 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1 Moderato4分30秒NoImage2 Moltovivace3分30秒NoImage3 Allegretto4分00秒NoImage4 Andante3分30秒NoImage5 Allegro2分30秒NoImage

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サマズイユ:組曲ト短調
英語表記/番号出版情報サマズイユ:組曲ト短調Suiteensol作曲年: 1902年 出版年: 1902?年 初版出版地/出版社: Baudoux 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 Prelude3分00秒NoImage2フランセーズ Francaise3分00秒NoImage3サラバンド Sarabande3分00秒NoImage4ディヴェルティスマン Divertissement2分30秒NoImage5ミュゼット Musette2分30秒NoImage6フォルラーヌ Forlane3分30秒NoImage

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ブクステフーデ:組曲ト短調
英語表記/番号出版情報ブクステフーデ:組曲ト短調Suite BuxWV.241作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド Allemande2分00秒NoImage2クーラント Courante1分00秒NoImage3サラバンド Sarabande1分30秒NoImage4ジーグ Gigue1分00秒NoImage

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ブクステフーデ:組曲ト短調
英語表記/番号出版情報ブクステフーデ:組曲ト短調Suite BuxWV.242作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド Allemande3分30秒NoImage2クーラント Courante1分30秒NoImage3サラバンド Sarabande2分00秒NoImage4ジーグ Gigue1分30秒NoImage

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クープラン,ルイ:組曲ト短調
英語表記/番号出版情報クープラン,ルイ:組曲ト短調Suite作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1前奏曲 PreludeNoDataNoImage2アルマンド AllemandeNoDataNoImage3クラント CouranteNoDataNoImage4パッサカリア PassacailleNoDataNoImage5シャコンヌ ChaconneNoDataNoImage

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ヘンデル:組曲ト短調
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲ト短調Suite HWV453作曲年: before1706?年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1序曲 OvertureNoDataNoImage2アントレ EntréeNoDataNoImage3メヌエットI,II MinuetI,IINoDataNoImage4シャコンヌ ChaconneNoDataNoImage

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ヘンデル:組曲ト短調
英語表記/番号出版情報ヘンデル:組曲ト短調Suite HWV452作曲年: ca.1738/39年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1アルマンド AllemandeNoDataNoImage2クーラント CouranteNoDataNoImage3サラバンド SarabandNoDataNoImage4ジグ JigNoDataNoImage

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モシュコフスキ:組曲ト長調
英語表記/番号出版情報モシュコフスキ:組曲ト長調Suite,G-dur Op.50初版出版地/出版社: Peters,Gebethner IMSLPを参照: http://imslp.org/wiki/Suite,_Op.50_(Moszkowski,_Moritz)作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1第3番 カプリッチョ Nr.3CapriccioNoDataNoImage

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フィビヒ(フィビフ):組曲ト長調
英語表記/番号出版情報フィビヒ(フィビフ):組曲ト長調SuiteinGMinor作曲年: 1877年 作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1 NoDataNoImage2 NoDataNoImage3 NoDataNoImage

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クープラン,ルイ:組曲ト長調
英語表記/番号出版情報クープラン,ルイ:組曲ト長調Suite作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1勇ましい人 "L'intrepide"NoDataNoImage2ド・ボワジルー "LedeBoisgelou"NoDataNoImage3道化またはアダム "L'arlequineoukaAdam"NoDataNoImage

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ブクステフーデ:組曲ニ短調
英語表記/番号出版情報ブクステフーデ:組曲ニ短調Suite BuxWV.233作品概要
楽章・曲名演奏時間譜例1愛のアルマンド Allemanded'Amour3分00秒NoImage2クーラント Courante1分30秒NoImage3愛のサラバンド-サラバンド Sarabanded'Amour-Sarabande3分30秒NoImage4ジーグ Gigue1分30秒NoImage

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クープラン,
Similar words:
寸劇  ルーティン

Japanese-English Dictionary

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くみきょく【組曲】
a suite

・バッハのフランス組曲
 the French Suites by Bach

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組曲
読み方:くみきょく
(名詞)
[対訳] suite

Hán Tôm Mark Dictionary

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Mark Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=