Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
うつ【空▽・虚▽】
名詞の上に付いて、複合語をつくり、空虚なこと、からっぽである意を表す。「-木」「-蟬」
うつお:うつほ【空▽】
〔「うつぼ」とも〕
①中がからであること。からっぽのもの。「此の唐櫃をこそ心にくく思ひつれども、これも-にて物なかりけり/今昔:29」
②岩・幹などの内部がからになっている所。空洞。「め熊・を熊、子生みつれて、住む-なりけり/宇津保:俊蔭」
③上衣だけで、下に重ねて着る衣服のないこと。「山吹の袿の、袖口のいたう煤けたるを、-にてかづけ給へり/源氏:玉鬘」
④〔「うつおぐさ」の略。女房詞〕ネギ。
うつほ【空▽】
⇒うつお(空)
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三省堂大辞林第三版
うつぼ【空▽】
⇒うつお(空)
から[2]【空・虚▽】
〔「から(殻)」と同源〕
一(名)
中に物が入っていないこと。うつろ。からっぽ。「-の財布」「家を-にして出かける」
二(接頭)
名詞に付く。
①何も持っていない、何も伴っていない意を表す。「-手」「-身」
②形だけで実質が伴わない、見せかけだけで真実ではない意を表す。「-元気」「-いばり」「-手形」
③その動作が本来の目的を果たしていない意を表す。「-回り」「-振り」
くう[0][1]【空】
一(名)
①空中。空間。そら。「-を飛ぶ」「-をにらむ」
②そこに、ものがないこと。空虚。から。「-をつかむ」「-を打つ」
③〘仏〙〔梵śūnya〕万物はすべて因縁(いんねん)によって起こる仮の相で、実体がないということ。大乗仏教では、自我も存在も空であるとして、人法二空を説く。→有(う)
④「空軍」の略。「陸・海・-の三軍」
二(名・形動)[文]:ナリ
かいのないこと。むなしいこと。また、そのさま。むだ。「努力が-に帰する」「半日をとう〱-に潰して仕舞つた/門:漱石」
そら[1]【空】
一(名)
①地上をとりまく、広がりある空間。
㋐地上はるか上方の弧状の広がり。天。「-に輝く星」「青い-と白い雲」
㋑空中。宙。「-高く舞い上がる」「-飛ぶ鳥」
②天候。空模様。「変わりやすい秋の-」
③根拠地・立脚点を離れた不安定な状態をいう。
㋐場所。境遇。「遠い異国の-」「旅の-」
㋑心境。気持ち。「生きた-がない」
④(「そらで」の形で)記憶していて、書いたものを見ないこと。「-でいう」「-で覚えている」
⑤うそ。いつわり。→空を使う
⑥物の上部。てっぺん。「あの高い木の-から飛んだれば/狂言・柿山伏:鷺流」
二(形動ナリ)
①心がぼんやりして、しっかりした意識がもてないさま。魂が抜けたようなさま。「此頃は心も-に泣暮し/金色夜叉:紅葉」「たもとほり行箕(ゆきみ)の里に妹を置きて心-なり土は踏めども/万葉集:2541」
②明確な理由・根拠のないこと。多く、助詞「に」を伴って副詞的に用いる。
㋐はっきりした原因のないこと。偶然。「二人の人、同じ夜-に相ひ会へり/今昔:9」
㋑はっきりした動機・目的のないこと。あてどないこと。「-に出でていづくともなく尋ぬれば雲とは花の見ゆるなりけり/山家:春」
㋒はっきりした根拠のないこと。それとなく感知すること。「富士の山を見れば、都にて-に聞きししるしに、半天にかかりて群山に越えたり/海道記」
三(接頭)
名詞・動詞・形容詞などに付いて、根拠がない、実体のないことであるなどの意を表す。
①外見上だけの。見せかけだけの。「-うそぶく」「-とぼける」「-寝」「-涙」「-泣き」「他人の-似」
②実体がない。事実でない。「-耳」「絵-事」
③当てにならない。信頼できない。「-頼み」「-覚え」
④はっきりした理由がない。わけがわからない。「-恐ろしい」「-恥ずかしい」「-解け」〔古く、「そら」は天と地との間の虚空をさし、神々の住む天上界を「あめ(天)」といった〕
[句項目]空がない・空聞かず・空知らず・空知らぬ雨・空飛ぶ鳥も落とす・空に標結う・空に知られぬ雪・空に三つ廊下・空吹く風と聞き流す・空を歩む・空を使う
むな【空▽・虚▽】
名詞の上に付いて、「むなしい」「何もない」などの意を表す。「-言」「-頼み」「-車」
[接頭]
1(全)名詞に付いて、すっかり、全く、全部の意を表す。「皮を―はぎに剝(は)ぎて」〈記・上〉
2(空・虚)名詞に付いて、うつろな、空虚な、の意を表す。「―蝉(せみ)はからを見つつもなぐさめつ深草の山煙だにたて」〈古今・哀傷〉
催奇形性所見用語集
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【空】[漢字]
【空】[音]:クウ
①そら。「空間・空中・航空・虚空(こくう)・上空・滞空・天空・碧空(へきくう)」
②からっぽ。「空虚・空隙(くうげき)・空室・空車・空席・空白・真空」
③むなしい。
㋐内実を伴わない。「空言・空疎・空想・空文・空名・空理・空論」
㋑むだである。「空費」
㋒寂しい。人気(ひとけ)のない。「空谷・空山」
④〘仏〙実体のないこと。「空寂・色即是空」
⑤航空に関すること。「空軍・空港・空襲・空母・空輸・空路・防空」
そら[1]【空】
一(名)
①地上をとりまく、広がりある空間。
㋐地上はるか上方の弧状の広がり。天。「-に輝く星」「青い-と白い雲」
㋑空中。宙。「-高く舞い上がる」「-飛ぶ鳥」
②天候。空模様。「変わりやすい秋の-」
③根拠地・立脚点を離れた不安定な状態をいう。
㋐場所。境遇。「遠い異国の-」「旅の-」
㋑心境。気持ち。「生きた-がない」
④(「そらで」の形で)記憶していて、書いたものを見ないこと。「-でいう」「-で覚えている」
⑤うそ。いつわり。→空を使う
⑥物の上部。てっぺん。「あの高い木の-から飛んだれば/狂言・柿山伏:鷺流」
二(形動ナリ)
①心がぼんやりして、しっかりした意識がもてないさま。魂が抜けたようなさま。「此頃は心も-に泣暮し/金色夜叉:紅葉」「たもとほり行箕(ゆきみ)の里に妹を置きて心-なり土は踏めども/万葉集:2541」
②明確な理由・根拠のないこと。多く、助詞「に」を伴って副詞的に用いる。
㋐はっきりした原因のないこと。偶然。「二人の人、同じ夜-に相ひ会へり/今昔:9」
㋑はっきりした動機・目的のないこと。あてどないこと。「-に出でていづくともなく尋ぬれば雲とは花の見ゆるなりけり/山家:春」
㋒はっきりした根拠のないこと。それとなく感知すること。「富士の山を見れば、都にて-に聞きししるしに、半天にかかりて群山に越えたり/海道記」
三(接頭)
名詞・動詞・形容詞などに付いて、根拠がない、実体のないことであるなどの意を表す。
①外見上だけの。見せかけだけの。「-うそぶく」「-とぼける」「-寝」「-涙」「-泣き」「他人の-似」
②実体がない。事実でない。「-耳」「絵-事」
③当てにならない。信頼できない。「-頼み」「-覚え」
④はっきりした理由がない。わけがわからない。「-恐ろしい」「-恥ずかしい」「-解け」〔古く、「そら」は天と地との間の虚空をさし、神々の住む天上界を「あめ(天)」といった〕
[句項目]空がない・空聞かず・空知らず・空知らぬ雨・空飛ぶ鳥も落とす・空に標結う・空に知られぬ雪・空に三つ廊下・空吹く風と聞き流す・空を歩む・空を使う
むな【空▽・虚▽】
名詞の上に付いて、「むなしい」「何もない」などの意を表す。「-言」「-頼み」「-車」
Similar words:
スカイ 天球 上天 九天 大空
Japanese-English Dictionary
-Hide content
虚
読み方:うろ、うつほ、うつせ、うつお
空、洞 とも書く
(名詞)
[対訳] hollow; cavity; hole
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から【空】
空の empty
・袋を開けたところが中は空だった
I opened the bag and found it empty.
・水槽を空にする
empty (the water out of) a cistern
・本を買ったら財布が空になった
After buying some books I had no money left.
空売りshort selling; selling short
空売り空売りする sell short
空送り⇒空送り
空買いmargin buying
空買い空買いする buy on margin
空出張 a fictitious [feigned] business trip
・役人の空出張が発覚した
It was discovered that some civil servants had been charging for feigned official trips.
空手形⇒空手形
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空
読み方:から
(名詞、形容詞相当語句/ノ形容詞)
[対訳] emptiness; vacuum; blank
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くう【空】
1〔空中〕the air; the sky ⇒くうちゅう(空中)
・空をつかむ
grasp [clutch] at the air
・空を切って飛ぶ
flash across the sky/fly through the air
・彼のこぶしは空を打った
He beat the air with his fist.
・彼女はさっきから空をにらんでいる
She has been staring into space for some time.
・空対空[地]ミサイル
an air-to-air [air-to-surface] missile
2〔空虚〕emptiness; vanity
・空の空なるもの
vanity of vanities
・彼らの努力も空に帰した
All their efforts came to naught [nothing].
・一切皆空
All is vanity.
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空
読み方:くう
(1)
(名詞)
[対訳] empty air; sky
(2)
(名詞)
[対訳] shunyata; emptiness; the lack of an immutable intrinsic nature within any phenomenon
(3)
(名詞)(略語)
[対訳] air force
(4)
(名詞、形容動詞/ナ形容詞)
[対訳] fruitlessness; meaninglessness
(5)
(名詞、形容動詞/ナ形容詞)
[対訳] void (one of the five elements)
(6)
(形容詞相当語句/ノ形容詞)
[対訳] empty (e.g. set)
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そら【空】
I
1〔天〕the sky;〔空中〕the air
・空高くひばりが鳴いていた
High up in the sky a lark was singing.
・たこが空に舞い上がった
The kite soared up into the sky.
・空まで届くような高層ビル
a sky-high building/a skyscraper
・空を飛ぶ
fly through the air
・空の旅
travel [a trip] by plane
2〔空模様〕
・晴れた[曇った]空
a clear [cloudy] sky
・今にも泣き出しそうな空
a threatening sky
3〔(遠く離れた)場所〕
・旅の空で
away from home/in a strange place
・異国の空で
in a foreign country
II
1〔気持ち〕
・上の空で彼の話を聞いていた
I listened to him absent-mindedly.
・生きた空もなかった
I felt more dead than alive.
2〔うそ,偽り〕 ⇒そらごと(空言)
・彼はそらを使った
He pretended not to know.
3〔暗記〕
・そらで覚える
learn by heart
・そらで言えますか
Can you 「recite it from memory [say it by heart]?
そら【空】
sky
air
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空
読み方:そら
虚 とも書く
(1)
(名詞)
[対訳] sky; the air; the heavens
(2)
(名詞)
[対訳] weather
(3)
(名詞)
[対訳] far-off place; distant place
(4)
(名詞)
[対訳] (often as 〜空もない) state of mind; feeling
(5)
(名詞)
[対訳] (usu. as 空で) (from) memory; (by) heart
(6)
(名詞)
[対訳] falsehood; lie
(7)
(名詞 接頭辞)
[対訳] (before an adjective) somehow; vaguely
(8)
(名詞 接頭辞)
[対訳] (before a noun or a verb) fake
Hán Tôm Mark Dictionary
+Show contentMark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=