Japanese Dictionary
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うめ【梅】
読み方:うめ
《「梅」の字音「メ」から変化したものという。平安時代以降「むめ」と表記されることが多い》
1バラ科の落葉高木。葉は卵形で縁に細かいぎざぎざがある。早春、葉より先に、白・淡紅・紅色などの香りの強い花を開く。実は球形で、6月ごろ黄熟し、酸味がある。未熟なものは漢方で烏梅(うばい)といい薬用に、また梅干し・梅酒などに用いる。中国の原産で、古くから庭木などにし、品種は300以上もあり、野梅(やばい)系・紅梅系・豊後(ぶんご)系などに分けられる。松や竹とともにめでたい植物とされ、花兄(かけい)・風待ち草・風見草・好文木(こうぶんぼく)・春告げ草・匂い草などの別名がある。《季春》「二もとの—に遅速を愛すかな/蕪村」
2梅の実。実梅。《季夏》
3襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は蘇芳(すおう)。うらうめ。
4紋所の名。梅の花・裏梅・向こう梅など。
紅冬至
ウメの実/撮影・広瀬雅敏
ウメの品種「南高梅」
ウメの品種「白加賀」
梅の紋所
梅の紋所の「横見梅」
梅の紋所の「三つ割り向こう梅」
梅の紋所の一つ「利休梅」
梅(3)
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ばい【梅】
読み方:ばい
[音]バイ(漢) [訓]うめ[学習漢字]4年〈バイ〉
1木の名。ウメ。「梅園・梅花/寒梅・観梅・紅梅・探梅・落梅・老梅・松竹梅」
2ウメの実の 熟する 時期。また、そのころの雨。つゆ。「梅雨・梅霖(ばいりん)/入梅」
3性病の一。楊梅瘡(ようばいそう)の略。「梅毒/駆梅・検梅」〈うめ〉「梅酒(うめしゅ)・梅見/青梅・小梅・庭梅」
[補説]「楳」は異体字。[難読]塩梅(あんばい)・梅雨(つゆ)・楊梅(やまもも)・梅桃(ゆすらうめ)
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むめ【▽梅】
読み方:むめ
⇒うめ
ご贈答マナー
Similar words:
プラム 酸桃 李
Japanese-English Dictionary
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うめ【梅】
an ume; a Japanese apricot(▼一般にplumを用いることが多い)
・梅見の会
an ume-viewing party/a plum-blossom viewing party
うめ【梅】
ume
Japanese apricot
plum
[参考]「梅」とplumにはかなり違いがあるようだが、一般的にはplumをあてているケースが多い。実際に使う場合には注意を要する。
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梅
読み方:むめ、うめ、ウメ
楳 とも書く
(1)
(名詞)
[対訳] Japanese apricot (Prunus mume); Japanese plum; ume; Chinese plum
(2)
(名詞)
[対訳] lowest (of a three-tier ranking system)
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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=