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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
ほん‐じょ【本所】
《「ほんしょ」とも》
1荘園の領主・領家の上位に位置する名目上の権利所有者。平安後期以降、領主が所領を守るために中央の権門勢家に土地を寄進することがあり、その寄進を受けた者をいう。本家。
2院を警護する武士の詰め所。武者所。「十三の年—へ参りたり」〈平家・一〇〉
3本来の居所。ほんぞ。「鳥羽院をもちて上皇御坐の—とは定められにけり」〈神皇正統記・白河〉

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ほんじょ【本所】
東京都墨田区南西部の地名。隅田川東岸に位置し、商工業地。もと東京市の区名。

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精選版 日本国語大辞典
ほん‐じょ【本所】
1(「ほんしょ」とも)①平安末期・中世、荘園領主(本家・領家)や国司などの上級諸職所有者をさす。当初は国司あるいは国衙に対比して荘園領主をさす用語としてもちいられたが、鎌倉以降、地頭を中心とする武家勢力の進出にともない、荘園公領制の職の体系下における地頭職以下の中下級諸職に対比して、国司を含めた上級諸職一般をさす用語としてもちいられるようになった。本家。本主。*中右記‐永長二年(1097)三月一〇日「昨日一昨日大雨之間、淀川浮橋皆流損了〈略〉早仰二本所一、課二国々一可レ令二構渡一」②本来の居所。もともとの住所。本居。本国。また、本来あるべき場所。*源氏(1001‐14頃)宿木「又御むかへの出し車どもに本所の人々のせてなんありける」*神皇正統記(1339‐43)上「白河よりのちには鳥羽殿をもちて上皇御坐の本所とは定められにけり」③蔵人所(くろうどどころ)。特に蔵人所に属する、滝口の詰所。または、院の御所を警衛する武者所。*平家(13C前)一〇「もとは小松殿の侍也。十三のとし本所へまいりたりける」④武家に対して公家をいう語。*太平記(14C後)二四「其の故は国衙・庄園も本所の知行ならず」2(荘園制度による本所の名残)[一]東京都墨田区南部、旧本所区にあたる地域の総称。明暦の大火(一六五七)以後武家町人の宅地として開け、東両国は盛り場となり、本所一ツ目には吉良上野介邸があった。[二]東京市三五区の一つ。隅田川の東岸にあり、明治一一年(一八七八)発足。昭和二二年(一九四七)向島区と合併して墨田区となる。[三]東京都墨田区南西部の地名。

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ほん‐ぞ【本所】
〔名〕=ほんじょ(本所)(一)

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Mark Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=