Smart Look Up Version 13
logo

     
Convert word form (uncheck → recheck to set current as original form) or

    

Japanese Dictionary

-Hide content
三省堂大辞林第三版
のう【能】
一[1]
①物事を成し遂げることのできる力。はたらき。「-もなければ芸もない」「-無し」
②得意とすること。自慢とすること。「しゃべるだけが-じゃない」
③ききめ。効能。「-書き」
④わざ。技芸。芸能。「-ある遊び法師ども/徒然:54」
二[0][1]
①日本の中世芸能で、舞踊と劇の要素を含んだもの。猿楽能・田楽能・延年能など。
②:①のうち、特に猿楽能のこと。南北朝・室町時代に観阿弥・世阿弥父子が将軍足利義満の保護を受けて大成した歌舞劇で、江戸時代は幕府の式楽として栄えた。明治以降は能楽ともいうが、この場合広義には狂言を含む。舞(まい)と謡(うたい)と囃子(はやし)の三要素から成り、囃子は笛・小鼓・大鼓・太鼓の四楽器で奏される。主人公を演じるのはシテ方、その相手役を演じるのはワキ方、楽器を演奏するのは囃子方と、それぞれの役が専門職として分化している。それぞれに流派があり、現在シテ方には観世・宝生・金春(こんぱる)・金剛・喜多の五流がある。謡の詞章は謡曲といい、題材は源氏物語や平家物語など古典からとられることが多く、現在上演可能な作品として約二三五番を伝えている。これらは五番立てで演じられる際の上演順によって、脇能物(初番目物)・修羅(しゆら)物(二番目物)・鬘(かずら)物(三番目物)・雑物(四番目物)・切能(五番目物)に分類され、俗に、神男女狂鬼(しんなんによきようき)という。
[句項目]能ある鷹は爪を隠す能がない

#

【能】[音]:ノウ
①ものごとを成しとげる力。はたらき。「能率・能力・機能・技能・効能・才能・性能・多能・知能・万能・本能・無能・有能・放射能」
②できる。よくできる。「能士・能書・能筆・能文・能弁・能吏・可能・堪能(たんのう)((かんのう))・不能・不可能」
③はたらきかける。「能動」
④能楽のこと。「能面・能狂言・能装束」
⑤「能登(のと)国」の略。「能州」

#

デジタル大辞泉
え【得/▽能】
読み方:え
[副]《動詞「う(得)」の連用形から》
1(下に打消しの語または反語を伴って)不可能の意を表す。…できない。うまく…できない。「若者は挨拶の言葉も—言わないような人で」〈有島・溺れかけた兄弟〉「数ならぬ身は、—聞き候はず」〈徒然・一〇七〉
2可能の意を表す。…できる。うまく…できる。「面忘れだにも—為(す)やと手(た)握りて打てども懲りず恋といふ奴(やっこ)」〈万・二五七四〉

#

のう【能】
読み方:のう
[音]ノウ(呉) [訓]あたう よく よくする[学習漢字]5年
1物事をなしうるだけの力がある。できる。「能力/可能・全能・万能・不能・不可能」
2物事を成し遂げる力。はたらき。「官能・機能・技能・効能・才能・多能・知能・本能・無能・有能」
3特定の技術に達者なこと。「能筆・能弁/芸能・一芸一能」
4能楽のこと。「能面/演能」
5能登(のと)国。「能州/加越能」[名のり]たか・ちから・のり・ひさ・みち・むね・やす・よし

#

のう【能】
読み方:のう
1ある物事をなしとげる力。はたらき。能力。「人を動かす—にたける」
2ききめ。効能。「薬の—書き」
3技能。また、 誇ったり取り立てていったりするのにふさわしい事柄。「机に向かうだけが—ではない」
4日本の古典 芸能の一。中世に猿楽から発展した 歌舞劇。能は歌舞劇の一般名称で、田楽・延年などの能もあったが、猿楽の能がもっぱら 盛行したため、それを単に能と称した。室町時代に観阿弥・世阿弥 父子が大成、江戸中期にほぼ現在の 様式 となった。役に扮する 立方(たちかた)と声楽をうたう地謡方(じうたいかた)、器楽を奏する 囃子方(はやしかた)があり、立方はシテ方・ワキ方・狂言方、地謡方はシテ方、囃子方は笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方がつとめる。現在、その流派はシテ方に五流、ワキ方に三流、狂言方に二流、囃子方に一四流がある。能の詞章を謡曲といい、ふつう脇能物・修羅(しゅら)物・鬘(かずら)物・雑物・切能(きりのう)物の 五つに分類し、現在約240曲が上演可能である。[補説]書名 別項。→能のう【能】
読み方:のう
英文学者・能楽 研究家の野上豊一郎による評論。副題は「研究と発見」。昭和5年(1930)刊。

#

歴史民俗用語辞典
読み方:ノウ(nou)中世芸能の一。別名能楽

#

のう【能】 世界宗教用語大事典
仏教用語。ある動作の主体となるものをいう。これに対し客体となるものを所という。これにより種々の熟語がある。能依・所依(依存するものとされるもの)、能縁・所縁(認識するものとされるもの)、能観・所観(見るものと見られるもの)、能帰・所帰(帰依するものとされるもの=凡夫と仏)、能化・所化(教化する者とされる者)、能詮・所詮(言い表す文句と言い表された理)など。能と所とを合して能所という。

#

能楽用語集
読み方:ノウ
能とは、幽霊や精霊、天女や物狂いなどが登場する仮面劇です。主役を演ずるシテ方は、面(おもて)を身に付けることで、それらの役になりきります。
まるで、そうした人ならぬ存在が、面を通して憑依するように。そこで語られるものは、執念や妄念に彩られた心残りの物語。
死してなお続く苦しみ、死してなお忘れることのできない恋心、運命に翻弄されさまよう辛さ。
亡者や鬼が登場する、おどろおどろしく、悲しい物語です。また、一方で、世の太平を愛でるものや、天狗や精霊や龍神などが活躍するスペクタクルな物語もあります。これらの物語が、ふたつの形式で語られます。
一方は、現行能と呼ばれる、現在進行形で語られるもの。
もう一方は、夢幻能と呼ばれる、夢と現実が混ざり合う幻想的なものです。▼関連用語
面/狂言/シテ/能楽/能楽堂

###

三省堂大辞林第三版
う【得】
(動:ア下二)
①下一段活用の動詞「える(得)」の文語形。
②(「…する(こと)をう」の形で)…することができる、…することが許されるという意を表す。文語調のごくかたい表現として用いられる。「改悛の情あるときは…出獄を許すことをう」「許可なき者は入室するをえず」→える(得)・うる(得)
え【得・能▽】
(副)
〔動詞「う(得)」の連用形から〕
①下に否定の表現を伴って、不可能の意を表す。…できない。全く…しない。「帝、はた、まして-忍びあへ給はず/源氏:桐壺」
②下に肯定の表現を伴って可能の意を表す。できる。「其の暴浪(あらなみ)自(おのずか)らなぎて、御船-進みき/古事記:中訓」
とく[0]【得】
一(名)
①利益を得ること。もうけること。また、その利益。もうけ。⇔損「損して-とれ」「何の-にもならない」
②手に入れること。得ること。⇔失「自他のために失多く-少なし/徒然:164」
③〘仏〙真宗で、浄土に往生し、涅槃に入ること。
二(形動)[文]:ナリ
有利である・こと(さま)。⇔損「そっちを買うほうが-だ」「百円お-な商品です」「憎めない-な性格」
[句項目]得を取るより名を取れ
【とく】[漢字]
【禿▼】[音]:トク
①はげる。はげあたま。かむろ。「禿瘡(とくそう)・禿頭・禿髪・愚禿」
②筆の穂先がすり減る。「禿筆」
【匿】[音]:トク
かくす。かくれる。「匿名・隠匿・潜匿・蔵匿・秘匿」
【特】[音]:トク
①ほかのものと区別または差別できる。ほかのものよりすぐれている。「特異・特技・特産・特赦・特殊・特典・特等・特派・特別・特約・特有・特例・特許・特権・特効・奇特・独特」
②「特別」の略。「特需・特急・特高」
【得】[音]:トク
①手に入れる。「得意・得点・得票・獲得・収得・拾得・取得・所得」
②知識や能力を身につける。さとる。「得心・得度・会得(えとく)・生得・体得・納得」
③利益をえる。もうけ。「得策・得失・得分・損得・利得・一挙両得」
【督】[音]:トク
①みまもりとりしまる。「督励・監督・総督・提督」
②せめる。せきたてる。「督戦・督促」
③家を継ぐ。「家督」
【徳(德)】[音]:トク
①倫理的な要求にかなった人格。「徳育・徳風・徳望・徳化・徳行・有徳(うとく)・高徳・人徳・仁徳・聖徳(せいとく)・大徳」
②人間としてわきまえるべき倫理的な規範。「徳義・徳目・五徳・道徳」
③恩恵。善行。「徳政・徳沢・陰徳・恩徳・功徳(くどく)」
④利益。効能。「徳用・十徳」
【篤】[音]:トク
①手あつく行き届いている。「篤志・篤実・篤行・篤厚・懇篤」
②物事に熱心である。「篤学・篤信・篤農」
③病気が重い。「篤疾・危篤・重篤」
【瀆▼】[音]:トク
けがす。「瀆職・瀆神・冒瀆」

#


【得】[漢字]
【得】[音]:トク
①手に入れる。「得意・得点・得票・獲得・収得・拾得・取得・所得」
②知識や能力を身につける。さとる。「得心・得度・会得(えとく)・生得・体得・納得」
③利益をえる。もうけ。「得策・得失・得分・損得・利得・一挙両得」
Similar words:
才幹  力量  才能  才腕  

Japanese-English Dictionary

-Hide content
のう【能】
1⇒のうりょく(能力),さいのう(才能)

・人の上に立つ能がない
 He has no ability to lead others.
・あてがわれた仕事をするよりほかに能のない男だった
 He could only do what he was told to do.
・彼は何の能もない男だ
 He has nothing to recommend him.
・言葉を飾るだけが能ではない
 It is not everything to talk in fine language.
2〔効能〕

・今さら古い議論を蒸し返しても能のないことだ
 It's of no use to reopen old controversies now.
・能書き
 ⇒のうがき(能書き)
3〔能楽〕a Noh play [dance]
説明 Noh is a type of traditional Japanese musical drama and is one of the oldest surviving forms of stage art in the world. It was developed into its present form in the Muromachi era by Kan'ami and his son, Zeami. Noh theaters, called noh-gakudo, have a covered stage built of hinoki Japanese cypress, and open toward the audience in three directions. On this stage, the shite, or masked principal actor, sings and dances. The waki, or supporting actor, usually performs without a mask. The jiutaigata, or chorus, chant yokyoku Noh songs, and the hayasikata, or instrumentalists, play flutes, shoulder drums, and stick drums. Performances of Takigi Noh, or outdoor evening Noh, have recently been gaining in popularity. Often kyogen, short comic plays with roots similar to those of Noh, are performed on the same program.
意訳:能は室町時代の観阿弥・世阿弥親子が造形した日本の伝統芸能であり,世界で最も長い演劇生命をもつ舞台芸術の一つである.三方を開け放した,ひのきの板張りでできた屋根付きの能舞台の上で,仮面をかぶったシテ(主役
が謡いかつ舞う.シテの相手役はワキといい,多くは素顔で登場する.謡曲という能の節回しを地謡方じうたいがたがうたい,囃子方はやしがたは笛・鼓つづみ・太鼓でメロディーやリズムを奏でる.能楽堂と呼ばれる劇場で演じられるだけでなく,最近では夜,野外で行われる薪能たきぎのうも人気を集めている.能と同じ起源をもつ対話喜劇の狂言もあわせて演じられることが多い)

・能の舞台
 a Noh stage ⇒のうがく(能楽),のうきょうげん(能狂言)
能ある鷹たかは爪を隠す((諺)) Still waters run deep.
能装束 a Noh costume (including the headgear and footwear)
能囃子 Noh music
能舞台 a Noh stage (with pillars at the four corners, a picture of an old pine tree painted on the back wall, and a roof)
能役者 a Noh actor

###


読み方:のう
(1)
(名詞)
[対訳] talent; gift; function
(2)
[対訳] noh (theatre)

###


読み方:う
(1)
(動詞ア行二段活用、他動詞)
[対訳] to get; to acquire; to obtain; to procure; to earn; to win; to gain; to secure; to attain
(2)
(動詞ア行二段活用、他動詞)
[対訳] (as 〜することを得, etc.) to be possible

Hán Tôm Mark Dictionary

+Show content

Mark Name Dictionary

*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=