Japanese Dictionary
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あま【天】
読み方:あま
《「あめ(天)」の古形》てん。そら。あめ。「あをによし奈良の都にたなびける—の白雲見れど飽かぬかも」〈万・三六〇二〉
[補説]複合語を作ったり、「あまつ」「あまの」の形で体言にかかったりする場合に多く用いられる。→天(あま)つ→天(あま)の
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実用日本語表現辞典
天
読み方:てん・あめ
天【てん】とは「天」とは、「上空」や「上方」を意味する語であり、あるいは「世界」や「世界を司るもの」のような形而上的な概念を指す意味で用いられる語。天空・天気・天井・天災・天然・天命・天変地異、等々のように様々な熟語に用いられる。「天」の字だけ単独で用いられることも多い。
漢字の「天」の水平な字画は、上方を下方より長くする。「人」の画角はてっぺんを突き出さないように書く。
「天」の対義語は「地」多くの場合、「天」は「地」と対比され、「天地」で一対として扱われることが多い。
「天」は「上空・上方・天界」を意味し、「地」は「地面・下方・地界(この世)」を意味する。たとえば製本の分野では、本の上方を「天」をいい、下方を「地」という。
物流におけるコンテナや段ボール箱などでも、上方の面を天(天面)といい、下方の面は地ではなく底(底面)という場合が多い。「天地(上下)を逆さまにしてはいけない」という意味で「天地無用」という表現がよく使われる。
天の音読み・訓読み「天」の字は基本的には「てん」と読む。「てん」は音読みである。「天」単独でも、「天井」のように漢字2字からなる語の場合も、現代ではほとんどの場合「てん」と読まれる。
「天」は訓読みでは「あめ」もしくは「あま」と読まれる。訓読みの語彙は古語に多く見いだされる。現代語にも「天の川(あまのがわ)」のような例はあるが、音読みの「てん」に比べるとかなり少ない。
天地(あめつち)天の川(あまのがわ)
天に坐す神(あめにましますかみ)天つ神の御子(あまつかみのみこ)
天の字を含む語
上空 天空 天穹 天涯
天地 天球 天体 天頂 蒼天 暁天
満天 露天
摩天楼雨過天晴 旭日昇天「空模様」の意味天気天候晴天好天
曇天雨天霜天
荒天
炎天寒天
「上方」の意味天井天面天秤天幕
天蓋天辺
脳天
「自然・自然的」の意味天然天災天性
天才天職
天寿天敵天稟天賦天与天佑
「世界」の意味天下天守
普天新天地小天地楽天地
「天界・天上界」の意味天命天罰天誅
天運天佑天道天眼
天の助け天帝
梵天帝釈天天国天神天人天女天子
天使
天孫
(2020年11月20日更新)
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あめ【天】
読み方:あめ
1地(つち)に対して、空。「み園生(そのふ)の百木の梅の散る花し—に飛び上がり 雪と降りけむ」〈万・三九〇六〉
2天にあって神や天人の住む所。天上界。「かばかり守る所に—の人にも負けむや」〈竹取〉
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てん【天】
読み方:てん
[音]テン(呉)(漢) [訓]あめ あま[学習漢字]1年
1大空。「天下・天空・天上・天地/九天・仰天・暁天・衝天・水天・中天・沖天・北天・満天・露天」
2空模様。「雨天・好天・晴天」
3自然界。自然。「天険・天災・天然・天歩」
4自然に 備わったこと。生まれつき。「天才・天寿・天分/後天・先天」
5高い所。「天井・天幕/脳天」
6信仰の対象としての天。運命。造物主。神。「天運・天罰・天命・天佑(てんゆう)/皇天」
7神や精霊の住むと考えられる所。「天国/昇天」
8天子・天皇のこと。「天位・天顔・天孫・天覧」[名のり]かみ・そら・たか・たかし[難読]天晴(あっぱ)れ・天地(あめつち)・天牛(かみきりむし)・天皇(すめらみこと)・天柱(ちりけ)・天蚕糸(てぐす)・天辺(てっぺん)・天麩羅(テンプラ)・天鵞絨(ビロード)
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てん【天】
読み方:てん
1地上を覆って 高く 広がる無限の空間。大空。あめ。「—を引き裂く 稲妻」
2天地・万物の支配者。造物主。天帝。また、 天地・万物を支配する 理法。「運を—にまかせる」「—の助け」「—の恵み」
3仏語。㋐六道(ろくどう)のうち、人間界より上の世界。天上界。㋑天上界にいる神や、その眷族(けんぞく)。
4キリスト教で、神のいる所。天国。「—にましますわれらの父よ」
5本・掛け軸・荷物などの上の部分。「—地無用」⇔地。
6物事を「天・地・人」の三段階に分けたときの、第一位。
7物事の最初。はじめ。→天から
8「天麩羅(テンプラ)」の略。「えび—」「—つゆ」
(1)天(2) 見返し (3)扉(4) 小口 (5) カバー (6) 散り (7)喉
天(5)
Similar words:
極楽浄土 天趣 上天 天国 十万億土
Japanese-English Dictionary
-Hide content
てん【天】
1〔空〕the sky
・天を仰ぐ
look up at the sky;〔あきれて〕look up to heaven (in exasperation)
・天を摩するような超高層ビル
a skyscraper
・天から降ったか地からわいたか男が一人現れた
A man appeared 「from out of nowhere [God only knows from where].
・二人の性格は天と地ほどの差がある
Their personalities are 「as different as day and night [poles apart].
・天にも地にもこの子が私の唯一の頼りです
This child is my sole support (in this world).
・天高く馬肥ゆる秋に
in autumn, when the sky is high and clear, and horses grow fat and sturdy
2〔天国〕Heaven
・天にまします我らの父よ
〔主の祈り〕Our Father 「which art [who is] in Heaven(▼who isは現代風な言い方)
・彼は天に召された
He was summoned to Heaven./He was called to his heavenly home.
3〔神〕God; Providence; Heaven
・天の声
a heavenly voice
・天の助け
providential help
・彼は運を天に任せた
He left it in the hands of Providence./He entrusted it to Providence [chance].
・これも天のなせる業とあきらめた
He resigned himself to it as God's will.
・天は二物を与えず
God does not give two gifts (to one person).
・天は自ら助くる者を助く
((諺)) Heaven helps those who help themselves.
・天に唾すれば,いつかその報いがある
What you do will backfire on you someday.
・合格して天にも昇る心地がした
Having passed the examination, I was in (the) seventh heaven.
・天を衝く大樹
a towering tree
・彼らは天を衝く意気で出発した
They started out in the highest spirits.
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天
読み方:てん
(1)
(名詞)
[対訳] sky
(2)
(名詞)
[対訳] heaven
(3)
(名詞)
[対訳] God
(4)
(名詞)
[対訳] svarga (heaven-like realm visited as a stage of death and rebirth)
(5)
(名詞)
[対訳] deva (divine being of Buddhism)
(6)
(名詞)
[対訳] top (of a book)
(7)
(名詞)
[対訳] sole (of a Japanese sandal)
(8)
(名詞)
[対訳] beginning; start
(9)
(名詞)(略語)
[対訳] tempura
(10)
(名詞)(略語、古い表現)
[対訳] India
Hán Tôm Mark Dictionary
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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=