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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
そ‐がい〔‐グワイ〕【疎外】
[名](スル)
1嫌ってのけものにすること。「新参者を疎外する」
2人間がみずから作り出した事物や社会関係・思想などが、逆に人間を支配するような疎遠な力として現出すること。また、その中での、人間が本来あるべき自己の本質を喪失した非人間的状態。
3⇒自己疎外(じこそがい)

精選版 日本国語大辞典
そ‐がい‥グヮイ【疎外・疏外】
〔名〕①(━する)よそよそしくすること。きらってのけものにすること。疎遠。疎斥。「疎外感」*続日本紀‐宝亀八年(777)八月一九日「俄遷二出雲守一。自レ見二疎外一、意常欝々」*経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「中にも斉武の如きは最も二国の為に疎外せらるるの有様にて」〔史記‐楚世家〕②哲学で、人間が、事物や他の人間とかかわるうちに、自己から引き裂かれて本来あるべき自己の本質を奪われてしまい、自己にとって疎遠であるという状態。自己疎外。ヘーゲル哲学では、人間が自分の内にあるものを外に出し、外に出した自己を他者として、よそよそしいものとみなすこと。
世界宗教用語大事典


そがい【疎外】
(Entfremdungドイツ)古くから日常語として用いられ、またラテン語のalienatio(譲渡)の訳語ともされ、神学上の用語にもなったが、フィヒテが哲学的に用い、ヘーゲルが術語化し、マルクスが普及させた。今日では「人間疎外」など一般語化している。ヘーゲルは、自己を否定して、自己にとってよそよそしい他者になること(自己疎外)の意味とし、初期のマルクスは、資本主義的生産の下で、人間関係が利害打算化し、人間性を喪失していることにいった。

Japanese-English Dictionary

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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=