Japanese Dictionary
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三省堂大辞林第三版
しり【尻・臀▼・後▽】
一[2](名)
①四足動物の胴の後肢の付け根の後方、肛門のあるあたりで、肉が豊かについているところ。臀部(でんぶ)。けつ。おいど。いしき。
②空間的または時間的に順序をなして続いているものの、最後の部分。後尾。しまい。うしろ。⇔あたま「行列の-につく」「言葉の-」
③上と下、前とうしろ、本と末、頂と底のあるものの、下・うしろ・末・底の部分。「縄の-」「なべの-」
④あとに残った、処理しなくてはならない懸案。あと始末。「不始末の-を持って行く」
⑤(「じり」の形で)名詞の下に付いて複合語をつくる。
㋐ものの一番終わり、または終わりの部分をいう。「幕-」「帳-」「言葉-」
㋑「帳尻」の略。「貿易-」
二(接尾)
助数詞。矢羽に用いる鳥の羽を数えるのに用いる。尾羽を用いるところからいう。大ワシは一四枚、小ワシは一二枚、タカは一〇枚で一尻という。「紺の布百反、鷲の羽百-/義経記:7」
[句項目]尻が青い・尻が暖まる・尻が重い・尻が軽い・尻が来る・尻がこそばゆい・尻が据わらない・尻が長い・尻から抜ける・尻が割れる・尻に敷く・尻に火がつく・尻に帆を掛ける・尻の毛まで抜かれる・尻の毛を抜く・尻の持って行き場がない・尻も結ばぬ糸・尻を上げる・尻を落ち着ける・尻を絡げる・尻を据える・尻を叩く・尻を拭う・尻を端折る・尻を振る・尻を捲る・尻を持ち込む・尻を割る
三省堂大辞林第三版
じり【尻】
⇒しり(尻):
一:⑤
しり【尻/×臀/▽後】
[名]
1人や動物の胴体の後部で、肛門の付近の肉づきの豊かなところ。けつ。おいど。臀部(でんぶ)。
2動く人や物の後ろ。あと。後方。「行進の―について歩く」
3物事の一番あと。終わりの部分。しまい。最後。「ことばの―」「―から二番目の成績」
4物の、最も後ろの部分。最後部。「―の切れたわらぞうり」
5本・末のある長い物の、末の部分。末端。「縄の―を持つ」
6容器の外側の底の部分。また、果物の底部。「鍋の―」
7着物の裾。
8物事や行為の結果。結果として生じた事態。また、事件の余波。とばっちり。「その責任を持ち込んで来る―はなかった」〈徳永・太陽のない街〉[補説]他の語の下に付いて複合語をつくるときは一般に「じり」となる。[接尾]助数詞。矢羽に用いる鳥の羽を数えるのに用いる。尾羽を用いるところからの語。大鷲(おおわし)は14枚、小鷲は12枚、鷹(たか)は10枚で一尻という。「鷲の羽百―、よき馬三疋」〈義経記・二〉[下接語](じり)脂尻・糸尻・押っ立て尻・織り尻・仮名尻・川尻・為替尻・勘定尻・木尻・口尻・鞍(くら)尻・交換尻・湖尻・言葉尻・賽(さい)尻・財布尻・鞘(さや)尻・地(じ)尻・瀬尻・台尻・檀(だん)尻・帳尻・月尻・出尻・どん尻・長尻・鍋(なべ)尻・沼尻・半尻・貿易尻・幕尻・眉(まゆ)尻・目尻・矢尻
Similar words:
ヒップ 御居処 どんけつ 尻臀 臀部
Japanese-English Dictionary
Hán Tôm Yurica Dictionary
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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=