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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
かみ【髪】
読み方:かみ
《「上(かみ)」の意からという》
1人の頭に生える毛。頭髪。「—が伸びる」「—を結う」
2頭の毛を結った形。髪形。「今日の—はよく似合う」

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実用日本語表現辞典

読み方:かみ・はつ
「髪」とは、人の頭部に生える毛のことを意味する表現である。「髪」の基本的な意味「髪」の基本的な意味は、「人の頭に生える毛」である。「髪型」のことも指す。「髪の毛」という言い方も一般的だが、厳密な意味では「毛」が重複している。「髪」という漢字は14画で、書き順は「かみかんむり」からとなる。古い時代には男性目線で世の中を見る人も多かったため、「髪は女の命」などと言われた。男性は、髪の美しい女性を好むとされたためである。しかし身だしなみを整えることに男性も女性もないため、現代では男性でも髪の手入れや髪型に気を使っている人も多い。「髪」の語源・由来「髪」の語源は、同じ読み方をする「上(かみ)」だと言われている。「上」の意味は、「上方に位置するところ」や「上部」などである。「髪」を含む熟語・言い回し「髪」を含む熟語・言い回しには次のようなものがある。
危機一髪とは
「危機一髪」とは、「髪の毛1本ほどのわずかな差で危機に陥りそうな状態」のことである。「一髪」は「髪の毛1本ほどのわずかな差」というたとえだ。
白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)とは
「白髪三千丈」とは「大げさな誇張した表現」のことである。もともとは中国の盛唐時代の詩人、李白の「秋浦歌」から来ており、本来は「憂いのために髪が白くなった」という意味だ。
怒髪衝天(どはつしょうてん)とは
「怒髪衝天」は、「怒りで髪が天を衝くほど逆立っている様子」を表す四字熟語である。「怒髪天を衝く」と読み下し、「怒髪、天を衝く」と区切る。「髪」を含む様々な用語の解説「髪」を含む用語には次のようなものがある。
髪型とは
「髪型」とは、「切ったり結ったりした髪の形」のことである。パーマをかけて、ウェーブをつけることもある。「髪形」とも書き、毎日新聞では「髪形」を採用している。「ボブ」は女性に多い髪型の一種で、「長さがアゴのラインから肩ぐらいまでの、全体的に丸みを帯びた髪型」だ。「ショート」は「ショートヘア」のことで、「短い髪」の総称である。女性の「ロングヘア」の対義語としても使う。「メンズ」の髪型としては「ツーブロック」や「マッシュスタイル」などがある。「ツーブロック」は、「下の部分を刈り上げ、上の部分とつなげないで2つのブロックに分ける髪型」である。「マッシュスタイル」は「マッシュ」とも呼ばれる男性女性に共通の髪型で、「前髪からサイドの長さをほとんど同じ長さに揃えた、丸みを帯びた髪型」のことだ。
髪色とは
「髪色」とは「髪の色」のことである。「髪色診断」は「ヘアカラーをするときに、自分の肌や瞳の色などに合う色を判断すること」だ。「診断」は通常「医師が患者の病状を判断すること」だが、転じて「ものごとの実情にかんがみて、適性を判断すること」の意味でも使われる。
髪質改善とは
「髪質改善」とは「髪質」と、「改善」を合わせた言葉である。「髪質」は「(人によって異なる)髪の特徴や性質のこと」だ。「髪質」には「硬い」「柔らかい」、「直毛」「縮毛」などがある。「改善」は「悪いところを改めてよくすること」だが、「髪質」の場合は「悪いところ」というよりは、「(スタイリングしやすいなどの)自分の都合に合わせて髪の質を変えること」を言う。「手ざわり」や「見た目」を「改善」したい場合にはドライヤーで乾かす前に、タオルドライしたあとに使う洗い流さないトリートメントなどを使うと効果が期待できる。ヘアアイロンの使用を控えるなどして、髪のダメージを減らすことも大切だ。「髪」の使い方・例文「髪」の使い方には「アイドルの髪は、男性でもいつもツヤツヤしている」や、「ファッションリーダーと呼ばれる芸能人の髪型は、いつも最先端だ」などがある。「髪は血管の状態を表しているそうだ」などの例文もある。「髪」の英訳「髪」の英訳は「hair」である。
(2023年1月26日更新)

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くし【▽髪】
読み方:くし
(「おぐし」「みぐし」の形で用いる)
1頭髪。かみ。「御—長く 美しうて」〈栄花・花山 尋ぬる中納言〉
2(「首」「頭」と当てて書く)頭。くび。「御—も痛く、身も熱き心地して」〈源・夕顔〉

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はつ【髪〔髮〕】
読み方:はつ
[常用漢字] [音]ハツ(漢) [訓]かみ くし
《一》〈ハツ〉
1頭の毛。かみ。「遺髪・有髪(うはつ)・金髪・結髪・散髪・束髪・断髪・長髪・剃髪(ていはつ)・怒髪・頭髪・白髪(はくはつ)・弁髪(べんぱつ)・毛髪・理髪」
2わずかな 間隔のたとえ。「間一髪・危機一髪」
《二》〈かみ(がみ)〉「髪形/黒髪・前髪・日本髪」[難読]髫髪(うない)・海髪(おごのり)・白髪(しらが)・角髪(みずら)

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はつ【髪】
読み方:はつ
かみの毛。頭髪。「間、—を入れず」

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国指定文化財等データベース
髪〈小林古径筆/絹本著色〉
主名称:髪〈小林古径筆/絹本著色〉指定番号:1993枝番:0指定年月日:2002.06.26(平成14.06.26)国宝重文区分:重要文化財部門・種別:絵画ト書:員数:1面時代区分:昭和年代:検索年代:解説文: 画面向かって左に向いて坐し髪を梳る姉妹らしき二人の女性を描いている。髪を梳らせる女性は上半身裸体で、下半身を薄緑色の湯巻で足先まで包んで正座する。正面やや下方を見つめ、背筋を伸ばし、両手は肘を浮かせて腹前に交差し、右手先は左腿の上に当て、左手先は右膝の上辺に届く。この女性の後ろに膝立ちして梳る妹らしき女性は縦縞の着物を着、左手で裸体の女性の豊かな髪を抱えるように支え、右手に持った櫛を当てている。うなじ辺りで断髪し、真剣な眼差しで櫛先を見つめている。着物は絣らしく、紺の縞の間を白と薄紅色および薄黄色とする。帯は朱地に浅葱と白の十字紋を入れた絣としている。左肩から後方は画面からはずれる。
 二女性は対照的に表現されている。裸体の女性は鉄線描により必要最小限の線描で表され、唇と乳に朱具をさすほかはほとんど色を用いない。しかし、長く豊かな髪は具墨を用いて量感を出し、生え際や髪筋に繊細な毛書きを見せている。また、線描は肥痩がなく、抑制された無機的な線であるが、墨色の濃淡によって立体感や質感、形態のアクセント等を工夫している。他方、断髪の女性は着物や帯に濃彩を施し、頬にも朱を暈かし、唇も赤みをやや強くしている。これによって、両者の年齢差を示し、造形的な対照を形成している。
 背景は全く描かないが、薄墨のほか微妙な色付けによって裸体の白さを強調している。
 小林古径(一八八三-一九五七)は、横山大観・下村観山・菱田春草らが築いた日本美術院を引き継ぐ、再興日本美術院の有力画家で、安田靫彦・今村紫紅・前田青邨・速水御舟といった画家たちと同世代に属す、近代日本画史上重要な画家である。古径は一七歳で梶田半古に入門し、叙情的な歴史画から出発して日本美術院絵画共進会に出品した。明治四十三年(一九一〇)に安田靫彦らの紅児会に参加し、大正三年(一九一四)には日本美術院同人となっている。やがて写生を重視し「罌粟」(一九二一年)のような写実的な作品を制作しているが、その翌年西洋美術研究のため渡欧し、特に大英博物館で「女史箴図」を模写したことは、古径の画風に転機を与えたといわれる。この頃から歴史画のほかに日常的な題材を選ぶようになり、画風は抒情性よりも簡潔で構築的な形式性を追求するようになっている。代表作としては、前期の総決算ともいうべき「竹取物語」(一九一七年)や、渡欧後の「鶴と七面鳥」(一九二八年)、「清姫」(一九三〇年)そして本図などがある。
 本図は昭和六年、再興第一八回日本美術院展出品作で、同展随一の成果と世評高かった。本図の構想に関して、「女史箴図」中に髪を梳く図があることや、外遊中に見たエジプト美術の影響等が指摘されている。たしかに、上半身裸体で髪を梳かせている女性は彫像のようであり、交差させる両手の形などエジプト彫刻の風があり、やや不自然でさえあるが、かえってそのために厳粛な気分が生じてもいる。裸婦という官能的な画題でありながら、品格に富み謹厳な趣さえたたえており、完成度もきわめて高い。
 古径や靫彦らによる、画面の単純化を推し進め、限られた線描と色彩により構築する静謐な絵画様式は「新古典主義」とも称され、同時代の画家たちに大きな影響を与えたが、本図はその代表的な作例ということができる。
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