
Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
く・む[0]【汲▼む・酌む】
(動:マ五[四])
①水などを柄杓(ひしやく)・桶(おけ)などですくって取る。また、水道などによって容器にうつし入れる。《汲》「バケツに水を-・む」「ポンプで井戸水を-・む」「山清水-・みに行かめど道の知らなく/万葉集:158」
②酒・茶などを飲むための器に注ぎいれる。また、それを飲む。「お茶を-・んでまわる」「沛公酔て坏を-・むに堪へず/太平記:28」〔酒の場合は「酌む」と書く〕
③(多く「酌む」と書く)事情・気持ちなどを好意的に解釈する。斟酌(しんしやく)する。「意のあるところを-・む」「少しは人の気持ちも-・んだらどうだ」
④思想・流儀・系統などを受け継ぐ。「カントの流れを-・む学派」
[可能]くめる
[表記]くむ(汲▼・酌)
「汲む」は“水などをすくい取る。系統・流れを受け継ぐ”の意。「水を汲む」「印象派の流れを汲む作品」「酌む」は“酒をついで飲む。気持ちを斟酌する”の意。「酒を酌む」「酒を酌み交わす」「わたしの気持ちも酌んでください」
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デジタル大辞泉
く・む【×汲む/酌む】
読み方:くむ
[動マ五(四)]
1器物や手のひらなどを使って、水などをすくい取る。また、ポンプなどの機械によって水などを容器に移し入れる。「井戸水を—・む」「釜から茶柄杓(びしゃく)で湯を—・む」
2酒・茶などを器につぐ。また、ついで飲む。「お茶を—・む」
3人の心の内を推し量る。立場・事情などを察してよく理解する。思いやる。酌量する。「苦しい心中を—・む」「相手の意向を—・む」
4物事の趣を味わう。「—・めども尽きぬ思い」
「せめて弾く形の美しさに情趣を—・みたい」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉
5精神・立場などを受け継ぐ。「アララギ派の流れを—・む」
[可能]くめる
[補説]2で、酒をつぐ場合は「酌む」と書く。
Similar words:
揚水 汲み上げる
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Kanji-Vietnamese Machine Translation
*This is machine translation, not guaranteed to be correct.
Hán Tôm Mark Dictionary
Mark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=