
Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
じかん[0]【時間】
①時の長さ。時の流れのある一点からある一点まで。「復旧までには、まだかなりの-を要する」「食事をとる-もない」「勝敗が決するのは-の問題だ」
②時の流れのある一点。時刻。「集合-」「もう終わる-だ」
③時間の単位。3600秒。助数詞的にも用いる。「飛行機だと二-で行ける」
④学校などで、授業の単位として設けた、一定の長さの時。時限。助数詞的にも用いる。「国語の-」「三-目」
⑤〘哲〙空間とともに世界を成立させる基本形式。普通、出来事や意識の継起する流れとして認識され、過去・現在・未来の不可逆な方向をもつ。理念・精神・神など超時間的な永遠の存在を認める立場では、生成変化する現象界(事物)の性質とみなされる。また、先天的な直観形式だとする考え(カント)、物質の根本的な存在形式としての客観的実在だとする考え(唯物論)などがある。
⑥〘物〙自然現象の経過を記述するための変数。古典力学で用いられる時間(絶対時間)は、二つの事象の間の時間経過の長さが、座標系(観測者)によらず一定である。相対性理論では、時間は空間とともに四次元時空を形成し、観測者に対して運動する座標系での時間は、ゆっくり経過すると観測される。また一般相対性理論によれば、時間経過の長さは、重力の大きさによっても影響される。〔明治初期には英語timeは「時・時刻」と訳され、「哲学字彙」(1881年)に訳語として「時間」と載る〕→時刻(補説欄)
[句項目]時間の問題・時間を割く
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デジタル大辞泉
じ‐かん【時間】
読み方:じかん
1ある時刻と他の時刻との間の長さ。ある長さをもつ時。「この仕事は—がかかる」「待ち合わせの時刻まで映画で—をつぶす」
2時の流れの中の、ある一点。時刻。とき。「—どおりに開会する」「出発の—に間に合う」
3時の長さを数える単位。時(じ)。「1—は60分である」
4授業や勤務など、ある一定の区切られた長さの時。「算数の—」「勤務—」
5哲学で、空間とともにあらゆる事象の最も基底的、普遍的な存在形式。また出来事が継起する形式。過去・現在・未来の三様態をもち、常に一方向に経過し、非可逆的である。近世以降の哲学的時間論では、空間とともに現象を構成する直観の先天的形式(カント)、意識の創造性を担う純粋持続(ベルクソン)、意識における広がりのある今の継起たる現象学的時間(フッサール)など特色あるものが出されている。→空間
6現象が経過していく前後関係を明示するための変数。古典力学では空間に対する独立した変数と見なされたが、相対性理論では空間とともに四次元の世界をつくるとされる。
[補説]書名別項。→時間
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じかん【時間】
読み方:じかん
黒井千次の短編小説。昭和44年(1969)「文芸」誌に掲載された著者のデビュー作。同作を表題作とする短編小説集は他に「穴と空」「空砲に弾を」などの作品を収め、同年 8月に刊行。本作により、昭和45年(1970)芸術選奨 文学部門新人賞 受賞。
Similar words:
時 一時 ひと時
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Japanese-Vietnamese Mark AI Dictionary
Kanji-Vietnamese Machine Translation
*This is machine translation, not guaranteed to be correct.
Hán Tôm Mark Dictionary
Mark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=