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Japanese Dictionary

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デジタル大辞泉
ぜ‐ひ【是非】
読み方:ぜひ
《一》[名](スル)
1是と非。正しいことと正しくないこと。また、正しいかどうかということ。「—を論じる」「—を問う」
2物事のよしあしを議論し判断すること。批評すること。「新聞が全紙面を埋めて是れを—する位じゃないか」〈荷風・ふらんす物語〉
《二》[副]
1どんな困難も乗り越えて実行しようとするさま。どうあっても。きっと。「計画を—やり遂げたい」
2心をこめて、強く願うさま。なにとぞ。「—おいでください」
3ある条件のもとでは必ずそうなると判断できるさま。必ず。きまって。「尾端の所から喰ふ様にすると、—跡へよい所が残る」〈松翁道話・一〉

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実用日本語表現辞典
是非
是非(ぜひ)とは、一般的に「必ず」や「どうしても」といった意味を持つ表現である。主に、他人に対して強く何かを勧めたり、自身の意志を強く表現する際に用いられる。また、是非は「正しいか間違っているか」を問う意味でも使われ、特に法律や倫理の文脈で見られる。この場合、是非を問うとは、行為や判断が正当か否かを問い詰めることを指す。是非は日本語の表現として広く用いられ、その使用状況は文脈により多様である。
(2023年9月16日更新)

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是非
読み方:ぜひ
「是非」とは・「是非」の意味
「是非」とは、良い・善・正しいなどの意味を持つ「是」、悪い・悪・間違いなどの意味を持つ「非」を組み合わせた「良いことと悪いこと」を意味する名詞として使う場合と、行動や意志を強調する「正しくても間違いでも、どうしても」を意味する副詞として使う場合、という2種類の用法がある言葉だが、否定のときでも使える名詞に対し、副詞の場合は否定の用法がないため悪い意味では使えない、という特徴がある。「是非」の読み方「是非」の読み方は「ぜひ」である。「是非」の熟語・言い回し「是非」には、名詞と副詞で用法が2種類あり、熟語や言い回しも豊富だ。名詞と副詞では意味がまったく変わるため、どちらの用法で使われているかに注意して読み取る必要がある。
是非お願いしますとは
「是非お願いします」とは、是非を副詞の形で使用し、相手に何かを依頼するときに協力を強く要請する言い回しである。依頼相手の都合が「良くても悪くても=どうであっても、必ず」お願いします、という意味の言葉だ。
是非ともとは
「是非とも」とは、是非を副詞の形で用いて、行動や意志を強調する言い回しである。是と非のどちらとも、つまり「正しいか間違いかに関係なく、どちらであっても」という意味で「是非」を強調する意味になる言葉だ。他人に対して使用する場合は、相手に何かを推奨するときや、誘いかけるときに使う。自分の行動に対して使用する場合は、「きっと・必ず、そうしたい」という強い意志を表す。目上の相手に対して使用しても問題ない表現だが、「強く願う」という意味があるため、使いすぎると厚かましく感じられる場合もある点に注意が必要だ。
是非を問うとは
「是非を問う」とは、是非を名詞として用いて、「良いことか悪いことかを訊ねる」意味の言い回しである。一般的に、物事が正しいとわかっているときには使用されず、「適切かどうか」「間違っていないか」を問いただすために、否定的な意味を持って使われることが多い。
開催の是非とは
「開催の是非」とは、是非を名詞として用いる言い回しで、2つの意味がある。1つめは一般的な「是非」と同じく、イベントなどの開催が「良いことか、悪いことか」「道理に適うか、適わないか」という意味だ。2つめは、イベントの開催自体を「行うか、行わないか」という意味である。
たとえば、2020年開催予定で2021年に延期開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック」では、1つめの意味で「コロナ禍の中で大規模イベントを開催することが、良いか悪いか(是非)」と、2つめの意味で「開催するのかどうか(是非)」という議論があった。2つめの用い方の例として、衆議院の第201回国会で提出された「新型コロナウイルスの感染拡大を受け東京オリンピック開催の是非を判断する期限に関する質問主意書」がある。
物事の是非とは
「物事の是非」とは、是非を名詞として用いて、「物事が正しいか、間違っているか」という意味を持つ言い回しである。「物事の是非」という場合には、「正しい」「間違い」という判断までは含まれない。
是非するとは
「是非する」とは、名詞の是非を動詞の形で使用する言い回しだ。意味は、「是非する」の対象となる物事の「善し悪しや可否を判断する」となる。「是非~する」という副詞と勘違いしやすいため、注意しよう。
是非いらしてくださいとは
「是非いらしてください」とは、是非を副詞として用いて、お願いの気持ちを強調する言い回しだ。「是非」は、「都合が良くても悪くても」「他の事情があっても」という意味で、あとに続く依頼文の意味を強調する。「いらしてください」は、「来る」の尊敬語である「いらっしゃる」の依頼文「いらっしゃってください」の省略形で、「来てください」の敬語表現だ。「是非いらしてください」とは、目上の相手やお客様など、敬語を使う必要がある相手に対して、「来てほしいと強くお願いする・誘いかける」ときの言い回しである。「是非」の使い方・例文名詞と副詞として、用法と意味を使い分ける「是非」は、使い方もさまざまだ。名詞と副詞の形で使用する場合のそれぞれの例文と、副詞の「是非」の間違いやすい使い方もあわせて解説する。
例文1:「会議で他部署から提案があった営業の新ルールを、自分の部署に持ち帰って、是非について議論した」
「是非」を名詞として用いる使い方である。新ルールが「良いか、悪いか」「適切かどうか」を、自分の部署の仲間と議論した、という意味だ。「是非について議論する」という場合は、ただ新ルールの是(良い点)と非(悪い点)を考えるだけではなく、議論に参加する各自が是(良い・賛成)と非(悪い・反対)を判断するという意味が含まれる。
例文2:「来年度施行される予定の増税案を是非する」
名詞の「是非」を動詞の形で用いる使い方であり、意味は「増税案の善し悪しや可否を判断する」となる。副詞の「是非~する」と間違えやすい表現だが、例文を間違って副詞として読み取ると「増税案を何が何でも施行したい」という、まったく別の意味になるため注意が必要だ。
例文3:「今夜の会合は中止の連絡があったが、参加者10人のうち7人が欠席では、是非もない」
名詞の「是非」を「~もない」の形で打ち消す使い方である。「是非もない」は、「良いも悪いもない」という意味から転じて「良い悪いなどと言っていられない状況である」「仕方ない」、という意味として使われる熟語だ。例文では、「過半数が欠席するため、会合が中止になっても仕方ない」という意味で、選択の余地がないこととして、あきらめの気持ちを含む表現になっている。
例文4:「是非も知らず、夜通し読書に没頭した」
「是非も知らず」は、「是非」を名詞として用いて「~も知らず」と否定する使い方で、意味は「良いも悪いもわからないくらい夢中になっていること」である。たとえば、翌朝早く起床する必要があるにもかかわらず、朝まで夢中になって読書をした場合などに使える表現だ。
例文5:「是非に及ばず」
「是非に及ばず」とは、名詞の「是非」に「そこまで達しない・できない」という意味の「~に及ばず」を続けて、否定する使い方だ。意味は、「良い悪いを判断するところまで達しない・できない」ことから、あきらめの気持ちを表す「仕方ない」「どうしようもない」となる。「是非に及ばず」のみで終わる例文は、歴史上の人物である織田信長が、部下の明智光秀の謀反を受けて、本能寺に攻めこまれたとき発したとされる言葉だ。攻め込まれている状況における「是非(戦う・戦わない)」を「及ばず」と否定する言葉であるため、「(あきらめるしか)仕方がない」と「(戦うよりほかに)どうしようもない」という、正反対の「あきらめる」「戦う」2種類の説が存在する。
例文6:「以前の得意先には、独立開店した店舗に是非とも来てもらえるよう、メールを送った」
副詞の「是非」を「とも」で強めて、相手を誘う気持ちを表現する使い方だ。相手に向かって使用する副詞の「是非とも」には、お願いしたい気持ちを強調する作用がある。メールは、「都合が良くても悪くても、どうか来てほしい」として来店を強く促す内容である。
例文7:「友人が遠くへ引っ越す際に、『君が困ったときには是非とも駆け付ける』、と約束した」
副詞の「是非」を「とも」で強める言い方だが、相手に向けた依頼文ではない。友人のもとへ「是非とも」駆け付けるのは自分自身であるから、自分の行動を強く約束する、という意味を持つ表現になるのだ。例文内の発言は、「友人が困ったときには、自分の都合が良くても悪くても、どうにかして必ず駆け付ける」という意味である。
例文8:「恩義のある人から、『ぜひぜひよろしく』、と頼まれては断り切れなかった」
副詞としての「是非」を2つ重ねて「ぜひぜひ」とし、相手に向かって用いる場合は、お願いの気持ちを二重に強調する意味となる。「ぜひぜひ」は比較的くだけた言い方のため、目上の人相手には使わず、親しい間柄で用いるほうが良い。改まった言い方をしたい場合は、意味を強める「とも」を加えることで似た意味を持つ「是非とも」を使用したほうが良いだろう。
例文9:「展示品は是非お手にとってご覧ください、と説明書きがついていたのに、実際に触ったら店員に怒られてしまった。私が間違っていたのだろうか」
副詞の「是非」を相手に向かった呼びかけとして使用する場合、あとに続く動詞・行動を強く推奨する意味を持つ。例文の説明書きの場合、「良い悪いはない(=悪いことではない)ため、どうぞ商品を手に取って見てください」という意味となる。商品を手に取ったことで店員に怒られ、客は自分が間違えたのかと心配した状況だが、副詞の「是非」の場合に否定の意味はないため、怒った店員ではなく客が正しい。
例文10:「私の苦手な上司には、来週の飲み会に是非来ないでほしいものだ」
最後に、副詞の「是非」の間違った使い方の例文だ。副詞の「是非」は否定の意味では使えないため、強く勧誘する意味のある「是非」に「来ないでほしい」という否定を続けることはできない。「是非来てほしい」という形で、上司が来ることを望む意味で使用するのが、本来の正しい使い方だ。否定の意味を持たせたい場合は、「是非」ではなく「絶対に」という否定文を続けることができる強調の副詞を用いて、「絶対に来ないでほしいものだ」とするのが良い。
(2022年11月9日更新)

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是非
読み方:ぜひ
「是非」とは、名詞で「正しいことか否か」ということ、または副詞で「なんとしてでも(~したい)」という意味の強調表現である。日常会話などでは副詞として用いられることが多い。
名詞としての「是非」の意味や用法「是非」を名詞で「正しいことか否か」の意味で用いる場合、「事の是非を問う」「是非が分かれる」といった言い回しで用いられる。やや硬い表現である。
「是非」が具体的にどういうことを意味するのかは、文脈によって異なる。たとえば「可能・不可」「有利・不利」「正・不正」「善・悪」「適・否」「当・否」等々を「是非」と表現できる。
「是非に及ばず」「是非にも及ばず」といった言い回しは、「是非を論じるまでもない」「そうするより他ない」「やむを得ずそうする」という意味合いで用いられる。この場合の「是非」は「是か非か(を論じる)」といった意味と解釈できる。
「是非」と「可否」の違い「是非」は幅広い意味で「いい事なのかだめなのか」を指す表現であり、「可否」は特に「可能なのかだめなのか」を指す表現である。
「是非」と「可否」は類義語といえるが、言い換え表現として使えるかどうかは文脈による。
「是非」と「可否」を置き換えると意味合いが違って聞こえる場合がある。たとえば「途中出場の可否」といえばルールの問題であるが、「欠場の是非」というと道義的な問題に聞こえる。
副詞としての「是非」の意味や用法「是非」を副詞として、たとえば「是非お願いします」などのように用いる場合、これは文意を強調する表現である。「ぜひ」とひらがなで表記されることが多い。「ぜひお願いします」:希望や依頼の気持ちを強めていう「ぜひ自分の目で見たい」:「見たい」という願望を強めていう「ぜひ挑戦しなさい」:「しなさい」という推奨・勧告を強めていう
(2018年9月28日更新)
Similar words:
何でも  是非とも  理が非でも  何卒  何でもかんでも

Japanese-English Dictionary

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Kanji-Vietnamese Machine Translation

*This is machine translation, not guaranteed to be correct.

Hán Tôm Mark Dictionary


Mark Name Dictionary

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