
Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
ござ・る【御座る】
(動:ラ四)〔「ござある」の転。中世後期以降の語。用法の広い待遇語で、尊敬語にも丁寧語にも用いられる〕
一
①「ある」「いる」の意の尊敬語。「いつも同道いたす人が-・る/狂言・福の神」「寺に-・るをよう知つて直ぐに仕かける不敵者/浄瑠璃・菅原」
②「行く」「来る」の意の尊敬語。「おまへどこへ-・る/咄本・鹿の子餅」
③「ある」「いる」の意の丁寧語。「仰せられたごとくに、両に皮が-・る/狂言・張蛸」
④食べ物が腐る。「-・つたは目元で知れる生肴/柳多留:105」
⑤ある人を恋慕する。ほれる。「いふにいはれぬ舞台子風に相手のおいらんよつぽど-・つたやうすにて/洒落本・福神粋語録」
⑥腹がすく。「腹がすこし-・つたぢやあねえか/滑稽本・膝栗毛:4」
二(補助動詞)
①「ある」「いる」の意の尊敬語。「天下にありとあらゆる事ども、余さず漏さず知つて-・る丞相様/浄瑠璃・菅原」
②「ある」の意の丁寧語。「是は此あたりに住居する者で-・る/狂言・連歌毘沙門」〔「ござる」の打ち消しの形として、中世後期には「ござない」、近世には「ござらぬ」が用いられた〕
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デジタル大辞泉
ござ・る【御座る】
読み方:ござる
[動ラ四]《四段動詞「ござある」の連体形「ござある」の音変化》
1「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。
「お奏者はどこもとに—・るぞ」〈虎明狂・餅酒〉
2「ある」の意の尊敬語。おありになる。
「茗荷(めうが)をこし召さぬほどに、御失念は—・るまい」〈虎清狂・鈍根草〉
3「行く」「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。
「いや、誰ぞと存じたれば、やれやれようこそ—・ったれ」〈虎清狂・禁野〉
4「ある」の意の丁寧語。あります。ございます。
「奏聞申サウズル事ガ—・ル」〈天草本伊曽保・イソポが生涯〉
5正常な状態でなくなる。
㋐恋をする。ほれる。
「内儀は—・ったふりしてしなだれかかれば」〈浮・夫婦気質・下〉
㋑食べ物が腐る。
「この魚はちと—・った目もとだ」〈滑・膝栗毛・初〉
㋒(「腹がござる」の形で)腹が減る。
「なんと、腹が少し、—・ったぢゃあねえか」〈滑・膝栗毛・四〉
6(補助動詞)補助動詞「ある」「いる」の意の丁寧語。…でございます。…ております。
「おざれ事で—・らう」〈虎清狂・鈍根草〉
[補説]室町時代から江戸時代までは広く用いられたが、否定形には室町時代には「ござない」が、江戸時代では「ござらぬ」が使われた。また、江戸時代に入ると「まする」「ます」を伴う形がしだいに一般化し、現代では特殊な場合を除いて「ございます」の形が普通になった。
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御座る 隠語大辞典
読み方:ごさる
〔花〕男女色情に迷ふこと。惑溺のこと。
分類花
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御座る
読み方:ござる
役に立たなくなる、殊に性的不能になること。まいつてしまうの意。
Similar words:
御座ある 位置 いらっしゃる 御座有る 在る
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Kanji-Vietnamese Machine Translation
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Hán Tôm Mark Dictionary
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*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=