
Japanese Dictionary
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おと【▽弟/▽乙】
読み方:おと
《一》[名]
1上代、男女の別なく、兄弟または姉妹の関係にある者のうち年少の者。おとうと。また、いもうと。⇔兄(え)。「其の—木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)を留めて」〈記・上〉
2末の子。おとご。「姉が手を引き、—は抱く」〈浄・油地獄〉
3狂言面の一。不器量な若い女の面。乙御前(おとごぜ)。おたふく。おかめ。
《二》[接頭]名詞に付いて、
1年下の、年が若い、末の、などの意を表す。「—おじ(弟叔父)」「—ご(弟子)」
2年若く美しい意を表す。「—たなばた(弟棚機)」「—たちばなひめ(弟橘媛)」
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おとうと
《一》(おとうと)幸田文の小説。昭和32年(1957)刊。17歳の女学生とその3歳下の弟の絆を描く。
《二》(おとうと)市川崑 監督による映画の題名。昭和35年(1960)公開。
《一》を原作とし、脚色は水木洋子。第34回 キネマ旬報ベストテンの日本映画 ベストワン 作品。第11回 ブルーリボン賞 作品賞受賞。
《三》(おとうと)山根成之 監督による映画の題名。昭和51年(1976)公開。
《二》のリメーク。
《四》(おとうと)山田洋次 監督による映画の題名。平成22年(2010)公開。ストーリーは異なるが、作中に
《二》へのオマージュが見られる。
《五》(弟)《原題、(ドイツ)Der jüngere Bruder》ドイツの小説家、ノサックの長編小説。1958年 刊行。
《六》(弟)石原慎太郎の長編小説。平成8年(1996)刊行。自身の弟で俳優の石原裕次郎の生涯を描いたもの。平成16年(2004)テレビドラマ化。
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おと‐うと【弟】
読み方:おとうと
《「おとひと(弟人)」の音変化》
1きょうだいのうち、年下の男。⇔兄。
2《「義弟」とも書く》夫や妻の弟。また、妹の夫。義弟(ぎてい)。
3古く、性別に関係なく、年下のきょうだいを呼んだ語。→弟(おと)
《一》1「妻(め)の—をもて侍りける人に」〈古今・雑上・詞書〉
[補説]作品名 別項。→おとうと
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おと‐と【▽弟】
読み方:おとと
《「おとうと」の音変化》おとうと。古くは、同性のきょうだいの年下の者。「いや—などを有(も)っていると、随分厄介なものですよ」〈漱石・門〉「姉—(=妹)の中につとまとはれて」〈更級〉
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おと‐ひと【▽弟】
読み方:おとひと
おとうと。「行(わざ)友(このかみ)—に闕(か)けり」〈雄略紀〉
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だい【弟/▽提】
読み方:だい
〈弟〉⇒てい〈提〉⇒てい
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で【弟】
読み方:で
⇒てい
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てい【弟】
読み方:てい
[音]テイ(漢) ダイ(呉) デ(慣) [訓]おとうと おと[学習漢字]2年
《一》〈テイ〉
1おとうと。「弟妹/義弟・兄弟・子弟・実弟・舎弟・従弟・末弟・令弟」
2門人。「高弟・師弟・徒弟・門弟」
3自分を謙遜(けんそん)していう語。「小弟」
《二》〈ダイ〉おとうと。「兄弟」
《三》〈デ〉門人。「弟子」
[名のり]くに・ちか・つぎ・ふと[難読]従兄弟(いとこ)・弟姫(おとひめ)・再従兄弟(はとこ)
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てい【弟】
読み方:てい
1年下の兄弟。おとうと。「兄(けい)たり難く—たり難し」⇔兄(けい)。
2師について教えをうける者。門人。門弟。弟子。「師は若く、—は幼く」〈蘆花・思出の記〉
Similar words:
兄人 兄ちゃん 兄弟 大兄 兄御前
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Kanji-Vietnamese Machine Translation
*This is machine translation, not guaranteed to be correct.
Hán Tôm Mark Dictionary
Mark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=