
Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
てんか[1]【天下】
〔「てんが」とも〕
①天の下に広がる全空間。世界中。「-に比類のない名勝」
②一国全体。国中。また、世の中。世間。「-を二分する戦い」「-を揺るがす事件」「夜の幕はとくに切り落されて、-は隅から隅迄明るい/草枕:漱石」
③一国の政治。また、国家を治める権力。「-を取る」
④力を十分に発揮できる状態。「若者の-だ」
⑤(「天下の」の形で用いて)他に並ぶ者がないこと。「-の横綱」「-の愚か者」
⑥一国を支配する者。天子・摂関・近世の将軍など。「その上-の敵になり参らせたる者にてあるに/義経記:6」
⑦めくりカルタで、あざの札。「よく〱ぢや-を持つていなるるの/雑俳・削かけ」
⑧(「とも」「ども」などを伴って)どんなに。いかに。「-に目つぶれ、足をれ給へりとも/源氏:玉鬘」
[句項目]天下三分の計・天下の憂いに先立ちて憂え天下の楽しみに後れて楽しむ・天下は一人の天下にあらず乃ち天下の天下なり・天下は回り持ち・天下晴れて
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てんげ【天下】
〔「げ」は呉音〕
「てんか(天下)」に同じ。「-人々ながるるとののしる事いできて/蜻蛉:中」
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デジタル大辞泉
てん‐か【天下】
読み方:てんか
《「てんが」とも》
1天が覆っている全世界。
2一国全体。国じゅう。また、国家。「—に号令する」「—を治める」
3世の中。世間。「—に名を知られる」「—に恥をさらす」
4一国の政治。一国の支配権。「徳川の—となる」「—を掌握する」
5権力をにぎって思うままに振る舞うこと。「かかあ—」
6比類ないこと。この上ないこと。「—の大泥棒」「—の横綱」
7江戸時代、将軍のこと。天下様。「—の御城下なればこそ」〈浮・永代蔵・三〉
8(「とも」「ども」などを伴って副詞的に用いて)どのように。どれほど。「—に目つぶれ足折れ給へりとも」〈源・玉鬘〉
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てん‐げ【天下】
読み方:てんげ
「てんか(天下)」に同じ。「天上—唯我独尊」
Similar words:
支配下 治下
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Japanese-Vietnamese Mark AI Dictionary
Kanji-Vietnamese Machine Translation
*This is machine translation, not guaranteed to be correct.
Hán Tôm Mark Dictionary
Mark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=