
Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
およ・ぶ[0][2]【及ぶ】
(動:バ五[四])
①ある動きやその影響が伝わっていって、ある離れた所にまで達する。「近代文明の-・ばぬ未開の地」「わが身に被害が-・ぶ」「君にまで迷惑が-・ぶとは思わなかった」
②範囲が次第に広がって、ある点にまで達する。「北海道から中部地方に-・ぶ広い地域での地震」「話題が戦時中のことに-・ぶ」
③ある数量・時刻・段階に達する。「前後一〇回に-・ぶ折衝」「会議はしばしば深夜に-・んだ」「この期に-・んで中止と言われても困る」
④能力・地位・実績などの程度が、ある水準に達する。匹敵する。「彼の芸はまだ師匠には遠く-・ばない」「体力では彼の足元にも-・ばない」
⑤ある範囲全体に行き渡る。「あんな結末を迎えるとは全く想像も-・ばなかった」「私も力の-・ぶ限り協力いたします」
⑥届く。何とかすることができる。「-・ばぬ恋」「くやしがっても-・ばない」
⑦事態が進展していって、そういう状態にまでなる。「酔っぱらって乱暴狼藉に-・んだ」「ついに犯行に-・ぶ」
⑧多く「…するには及ばない」の形で、…する必要がない、…しなくてよい、の意を表す。「自分で行くには-・ばない」「いえ、それには-・びません」「言うにや-・ぶ」
⑨体を伸ばして届かせる。「枕上なる扇、わが持たるして-・びてかきよするが/枕草子:36」
[慣用]言うに及ばず・一議に及ばず・是非に及ばず・力及ばず
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デジタル大辞泉
およ・ぶ【及ぶ】
読み方:およぶ
[動バ五(四)]
1物事が続いたり広がったりして、ある所・範囲に届く。達する。「五時間に—・ぶ討論」「被害は各地に—・んだ」「議論が国際問題に—・ぶ」
2ある状態にたちいたる。「この期に—・んで、まだ決めかねている」
3結果として、ある状態・段階になる。「実力行使に—・ぶ」
4自分の力が届く。なしとげられる。「—・ぶ限りの努力をする」「—・ばぬ恋」
5(多く打消しの語を伴って用いる)能力・地位・実質などの程度がある基準に達する。
㋐追いつく。また、とり返しがつく。「想像も—・ばない進歩」「悔やんでも—・ばない」
㋑匹敵する。かなう。「英会話では彼に—・ぶ者がない」→及びもつかない
6(「…にはおよばない」の形で)…する必要がない。…しなくともよい。「遠慮するには—・ばない」
7動詞の連用形に付いて、動詞の意味を強調し、その動作が最後の段階にまで到達していることを表す。「聞き—・ぶ」
8及び腰になる。
「榊をいささか折り給ひて、少し—・びて、参らせ給ふ」〈狭衣・三〉
[下接句]足元にも及ばない・言うに及ばず・一議に及ばず・駟(し)も舌に及ばず・疾雷(しつらい)耳を掩(おお)うに及ばず・過ぎたるは猶(なお)及ばざるがごとし・是非に及ばず
Similar words:
続く 伸びる 広がる
Japanese-English Dictionary
Japanese-English Mark AI Dictionary
Japanese-Vietnamese Mark AI Dictionary
Kanji-Vietnamese Machine Translation
*This is machine translation, not guaranteed to be correct.
Hán Tôm Mark Dictionary
Mark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=