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ナイーブ【naive】
読み方:ないーぶ
[形動]飾りけがなく、素直であるさま。また、純粋で傷つきやすいさま。単純で未熟なさま。「—な感性」「—な性格」
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実用日本語表現辞典
naive
別表記:ナイーブ
「naive」の意味
「naive」とは、経験や知識が不足しているために、物事を単純化して考える傾向があることを指す。また、世間知らずで純粋な様子を表すこともある。この言葉は、人や意見、考え方などに対して用いられる。例えば、新入社員が会社の仕事に対して理想的な考えを持っている場合、その考えを「naive」と表現することができる。「naive」の発音・読み方「naive」の発音は、IPA表記では/naɪˈiv/であり、IPAのカタカナ読みでは「ナイイーヴ」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「ナイーブ」と読むことが一般的である。「naive」の定義を英語で解説英語での「naive」の定義は、""lacking experience, wisdom, or judgment""または""innocent or unsophisticated""となる。これらの定義は、経験や知識の不足、無邪気さ、単純さなどの意味を含んでいる。「naive」の類語「naive」と同様の意味を持つ類語には、以下のような言葉がある。1. innocent2. unsophisticated3. inexperienced4. gullible5. simple「naive」に関連する用語・表現「naive」に関連する用語や表現には、以下のようなものがある。1. naivety2. naivete3. naively4. naive realism5. naive art「naive」の例文1. He is naive to think that he can succeed without hard work.(彼は努力しなくても成功できると考えるのは世間知らずだ。)2. Her naive personality makes her easy to deceive.(彼女の純粋な性格は、だまされやすくする。)3. The politician's naive approach to the issue was criticized.(その政治家の問題に対する単純なアプローチが批判された。)4. The artist's naive style is charming and refreshing.(そのアーティストの素朴なスタイルは魅力的で新鮮だ。)5. She was naive to believe everythingshe read on the internet.(彼女はインターネットで読んだことすべてを信じるのは世間知らずだった。)6. His naive optimism often gets him into trouble.(彼の単純な楽観主義は、しばしば彼を困難に陥れる。)7. The movie portrays the protagonist's journey from a naive youngman to a wise leader.(その映画は、主人公が世間知らずの若者から賢明な指導者へと成長する様子を描いている。)8. The scientist's naive assumptions led to incorrect conclusions.(その科学者の単純な仮定は、誤った結論につながった。)9. The novel explores the theme of innocence and the loss of naivete.(その小説は、無邪気さと純粋さの喪失というテーマを探求している。)10. Her naive trust in others often leads to disappointment.(彼女の他人に対する純粋な信頼は、しばしば失望につながる。)
(2023年6月14日更新)
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ナイーブ
英語:naive
「ナイーブ」の基本的な意味「ナイーブ」とは、うぶ・世間知らず・純真を意味する表現である。「ナイーブ」は英語の「naive」のカタカナ語であり、純真な・繊細なという意味で用いられることが多い。「彼女はナイーブだ」という表現は、「彼女は繊細である」というようにいい意味で使われている。しかし、英語の「naive」は繊細な・純真なという意味で用いられることは少なく、世間知らず・未熟など悪い意味で用いられることが多い。そのため、外国人に褒め言葉として「ナイーブ」という表現を用いるのは避けるのが賢明である。
「ナイーブ」と似たような表現に「ナーバス」があるが、意味は大きく異なる。「ナイーブ」は元々の性格・性質が純真で傷つきやすいことを意味するが、「ナーバス」は一時的に感情的になったり緊張状態であったりすることを意味する。「ナイーブ」の語源・由来「ナイーブ」は英語の「naive」に由来しているが、意味合いとしてはフランス語の「naif」を語源としている。「naif」の女性名詞は「naive(ナイーブ)」であり、「生まれたままの」という意味である。フランス語の「naive」は「純粋」や「素直」、「世間知らず」、「愚鈍」など、いい意味と悪い意味の両方で用いられる。英語の「naive」とは違い、褒め言葉として用いることもできる。「ナイーブ」の使い方・例文・彼女はナイーブなので、冗談で言われたことを本気に捉え傷ついてしまう。
・彼のナイーブな性格は、芸術家としての彼の作品作りには大きなメリットとなっている。
・息子がナイーブなので、学校に上手く馴染めるか心配である。
・彼女はナイーブであることを隠すために、仕事では強気な姿勢で交渉に挑む。
・元々の性格もあるが、甘やかされて育ったから彼はあれほどナイーブになってしまったのだろう。「ナイーブ」の英訳「ナイーブ」の英訳は「naive」で、「世間知らず」や「お人よし」という意味で用いられる表現である。
・They make the naive assumption that because it's popular it must begood.(彼らは、人気があるからこそ良いものに違いないというナイーブ(世間知らず)な思い込みをしている。)
・It was a little naive of you to think that they would listen to your suggestions.(彼らがあなたの提案を聞いてくれると思うなんて、あなたはナイーブ(世間知らず)だ。)
・How could he, and he alone, be naive and immersed in bad faith and false consciousness?(どうして彼だけがナイーブで、悪意と偽りの意識に浸ることができたのか?)
・In both cases, a naive essentialism causes partial truths to eclipse the larger picture.(どちらの場合も、ナイーブな本質主義により、部分的な真実が全体像を覆い隠してしまう。)
・She asked a lot of naive questions.(彼女はナイーブな質問をたくさんした。)
(2022年12月28日更新)
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ナイーブ
英語:naive
「ナイーブ」とは、「傷つきやすい」や「繊細」「純真」といった世の中の悪い面についての知識がない様子や知らないがゆえに悪いことに対する強度がない様子のことを意味する表現。もともとのフランス語では「やさしい」「穢れのない」などの意味があった。しかし、日本でナイーブといえば、「繊細すぎる」「免疫がなさすぎる」などの悪い意味を持つ。そのため、他人にナイーブというのは批判になりかねない。「ナイーブな」という形で、形容動詞として用いられるケースもある。「ナイーヴ」という表記もなされてきた。
ナイーブは医学用語でもある。「適切な処置を受けていない」「投薬されていない」といった状況をナイーブと表す。さらに、特定の薬物に対して免疫がない状態を「ドラッグナイーブ」という。ドラッグナイーブの人に対象の薬物を使うと、過剰な反応を起こす恐れがある。そうならないよう、多くの医療機関では治療を進めるとき、患者の服薬の履歴や中毒症状などを調査するのが一般的だ。
ナイーブと混同されやすい単語に「ナーバス」がある。ナーバスとは英語の「nervous」の日本語読みだ。ナイーブと同様、繊細で傷つきやすいさまを示す言葉である。ただし、ナーバスは「神経質な」「神経過敏な」という意味合いが強い。ナイーブが精神状態や身体についての語句であるのに対し、ナイーブは神経に関する単語だといえるだろう。「ナイーブ」の熟語・言い回し・用語「ナイーブな気持ち」とは「ナイーブな気持ち」とは、「傷つきやすい心理状態」「弱っていて、刺激に耐えられなくなっている心」を表す言葉だ。ナイーブな気持ちは精神的に不安定な状態であり、他人からの批判に弱い。些細な言動によって、必要以上に落ち込んでしまうこともある。ナイーブな気持ちになる原因はさまざまだ。仕事や勉強での失敗、失恋や喧嘩などのわかりやすい原因のほか、体調不良が影響していることもある。睡眠不足やストレス、生理などでホルモンバランスが乱れているときも、ナイーブな気持ちになりやすい。
思春期特有の複雑な心理をナイーブな気持ちと形容することもある。思春期は体や心に大きな変化が訪れ、自分のあり方が分からなくなる傾向にある。他人を頼りたくても、何を相談すればいいのかすらはっきり整理できない。孤独で、漠然とした不安を抱えている心理状態が「ナイーブな気持ち」に該当する。
「ナイーブな人」とは「傷つきやすい人」という意味で、「ナイーブな人」は使われてきた。ナイーブな人は他人からの批判に対し、あまり免疫がない。そのため、議論を好まず、自分の世界に閉じこもりたがる傾向が顕著だ。他者からの評価が気になり、思い切った行動ができない。一方で、自己顕示欲や承認欲求も持ち合わせており、どうやって自分をアピールするべきか葛藤している。協調性やコミュニケーション能力を欠き、組織の中で居場所を見つけられない人も多い。そのかわり、特定の分野については強いこだわりと才能を有していることもある。
ナイーブな人は、肯定的に「芸術家気質」「天才肌」とも言い換えられてきた。彼らや彼女らは自分の中で仕事や人生についての理想像がはっきりしている。そして、他者からその理想を邪魔されることが許せない。ナイーブな人は人間関係を構築するのに苦労する。ただし、理解者や家族、恋人については強い親愛の情を示すこともある。
「ナイーブになる」とは「一時的に、心が傷つきやすくなる」状態を「ナイーブになる」と表現してきた。「ナイーブになる」とはつまり、もともとは「ナイーブな人ではない」ことを意味する。普通の精神の持ち主が、なんらかのきっかけで不安定になると「ナイーブになっている」と称される。具体例を挙げるなら、仕事やスポーツなどの大舞台を控えた心理だろう。これらのシチュエーションで、ミスは許されない。成功と失敗の両方を想像してしまい、他者の評価が気になってしまう。ほかのことをしていても気持ちは安らげなくなる。しかし、大舞台が終われば精神はまた安定するだろう。そのため、「ナイーブである」というよりは、「ナイーブになっている」とするのがふさわしい。
ナイーブになっているかどうか、本人が自覚できない場合もある。そのような際は無自覚のまま、他人に当たったり、いつもと違う行動をしたりする。誰かに指摘されてようやく、「ナイーブになっていた」と気づくことも多い。
「ナイーブな性格」とは「刺激への耐性が少ない性格」を「ナイーブな性格」と表す。意味合いは「ナイーブな人」に似ている。ナイーブな性格は基本的に、ネガティブな文脈で使われてきた。ナイーブな性格だと、他者からの言葉を深読みしてしまう。相手が気軽に話していただけなのに、言葉の裏の意味を考え、勝手に傷ついてしまう。また、素直すぎて、他人の思惑や打算を見抜けない人も「ナイーブな性格」と形容されてきた。一方で、ナイーブな性格には「純朴」「正直」というニュアンスも宿っている。世間ずれしておらず、誠実な心をナイーブな性格と表すこともある。
「ナイーブな話」とは結論を出すのが難しく、慎重に議論しなければならない話題を「ナイーブな話」という。ナイーブな話は、さまざまな分野について使われる表現だ。たとえば、ジェンダーや宗教、歴史観などは人によって大きく異なることもあるテーマだ。迂闊な気持ちで話していると、誰かを傷つける恐れがある。話相手の属性を気にかけたうえで、ときには話題にしない判断も必要だろう。また、性的な話もナイーブな話に該当する。ジョークや揶揄にするならなおさら、性的な話題を嫌う人は少なくない。人前で簡単に語れないナイーブな話だといえる。
個人的な理由のナイーブな話もある。通常ならば、知人や地域について話すのは悪いことではない。しかし、相手がテーマに対して悪い印象を抱いているならナイーブな話に変わる。話相手が失恋した人、嫌っている人、嫌な思いをした場所などについて話すのは、ナイーブな話にあてはまる。そのほかにも、相手の属性を考えたときに、好ましくないテーマはナイーブな話だ。アルコール依存症の人と酒の話をしたり、ベジタリアンの前でステーキの話をしたりするのは「ナイーブな話なので望ましくない」といえる。
「ナイーブな信頼」とは壊れやすく、絶対的ではない信頼関係は「ナイーブな信頼」と表現される。本来なら、お互いが相手の能力や人格を確認し、身を任せられると思うことが信頼の定義だ。しかし、社会生活においては、なりゆき上、とりあえずの信頼関係を結ばなくては先に進めないケースもある。たとえば、法律を踏まえた調停の場にはナイーブな信頼があるといえるだろう。調停を行う人たちは、お互いを好いていると限らない。それでも、相手の言葉を信じなければ、調停は台無しになってしまう。ナイーブな信頼のもとに調停は進んでいく。
信頼関係を結んでから日が浅いときも「ナイーブな信頼」と形容される。普通の信頼は時間とともに育まれていくものだ。便宜上、相手と行動を合わせているだけでは、強い信頼関係を築けない。その信頼はナイーブで、些細なきっかけで崩壊しかねないだろう。
「ナイーブな心」とは外部からの影響を受けずに、育まれてきた精神を「ナイーブな心」と呼ぶ。「ナイーブな気持ち」や「ナイーブな性格」と同義で使われることも多い言葉だ。ただし、心には「その人を形成する精神のあり方」というニュアンスが含まれる。心は気持ちや性格よりも、根源的な概念だ。そのため、ナイーブな心は「純粋で穢れていない精神状態」も意味する。ポジティブな文脈で、ナイーブな心は使用される。子供の素直な気持ちや豊かな感性を褒めるときに、ナイーブな心というフレーズはふさわしい。ナイーブt細胞とは「ナイーブt細胞」とは、免疫システムを担うt細胞の変化形である。t細胞にはヘルパーt細胞、キラーt細胞、制御性t細胞の3つの種類があり、「ナイーブt細胞」はヘルパーt細胞に由来する。胸腺で分化を遂げたヘルパーt細胞は「ナイーブt細胞」として胸腺の外に放出され、エフェクターt細胞へと分化してウイルスを排除するための適切な免疫誘導を行う。「ナイーブ(洗顔フォーム)」とは「ナイーブ」は、クラシエが製造・販売している洗顔フォームである。肌に優しい植物性の洗顔フォームで、うるおいを保つ桃の葉エキス配合のもの、毛穴を綺麗にするお茶の葉エキス配合のもの、高保湿のゆずセラミド配合のものの3種類がある。
(2022年11月9日更新)
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