
Japanese Dictionary
-Hide content三省堂大辞林第三版
しょう:しやう[1]【将】
①軍を統率する長。「-たる者の心得」
②「将官」に同じ。
③中古、近衛(このえ)府の官名。大将・中将・少将がある。
[句項目]将を射んと欲すればまず馬を射よ
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はた[1]【将▽】
(副)
ある物事、特に並列または対立する物事をとりあげて、推理・判断する気持ちを表す。
①また。あるいはまた。もしくは。「雲か-山か」「渠(かれ)はうれしとも-悲しとも思はぬ様なりし/源おぢ:独歩」
②もしや。ひょっとしたら。「さ雄鹿の鳴くなる山を越え行かむ日だにや君が-逢はざらむ/万葉集:953」
③そうはいうものの。しかし。さりとて。「しばし休らふべきに、-侍らねば/源氏:帚木」
④思っていたとおり。はたして。「男の御かたち・有様、-さらにもいはず/源氏:明石」
⑤やはりそうだなあという気持ちを表す。「ほととぎすはつこゑ聞けばあぢきなくぬし定まらぬ恋せらる-/古今:夏」→はたや(連語)
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【将(將)】:しやう[音]:ショウ
①ひきいる。軍を指揮する。また、その人。「将家・将軍・将校・将帥・将卒・将門・主将・武将」
②もたらす。「将来」
③まさになろうとする。「将来」
④軍人の階級の一。最上位の階級。「空将・大将・中将・陸将」
【従】
⇒じゅう〔従〕[漢]
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デジタル大辞泉
しょう【将〔將〕】
読み方:しょう
[音]ショウ(シャウ)(漢) [訓]まさに はた[学習漢字]6年
1軍を統率する長。「将棋・将軍・将校・将兵/王将・主将・智将(ちしょう)・敗将・武将・勇将」
2軍隊の階級に用いる語。「将官/空将・少将・中将」
3引き連れる。もたらす。「将来」
4これから…しようとする。「将来」[名のり]すけ・すすむ・たすく・ただし・たもつ・のぶ・ひとし・まさ・もち・ゆき[難読]女将(おかみ)・将曹(さかん)・将監(じょう)
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しょう〔シヤウ〕【将】
読み方:しょう
1軍隊を率い 指揮する者。将帥(しょうすい)。「一軍の—」
2軍人の階級の一。将官。
3自衛官の階級の一。最高位の階級で、陸将・海将・空将があり、諸外国軍や旧日本陸海軍の大将・中将に相当する。
4律令制の近衛府(このえふ)の官名。大将・中将・少将があった。
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はた【▽将/▽当】
読み方:はた
[副]
1あるいは。それとも。はたまた。「夢か、—幻か」
2さらにまた。そのうえまた。「野越え、山越え、—海を越え」「かくては生けるかいもなし。—如何にして病の牀のつれづれを慰めてんや」〈子規・墨汁一滴〉
3ひょっとすると。「さ雄鹿(をしか)の鳴くなる山を越え行かむ日だにや君が—逢はざらむ」〈万・九三五〉
4それはそれとして。こちらはこちらで。「男破(わ)れて、逢はむ、と言ふ。女も—、いと逢はじ、とも思へらず」〈伊勢・六九〉
5そうはいっても。とはいえ。「しばし休らふべきに、—侍らねば」〈源・帚木〉
6いうまでもなく。まして。「女房共、いまいましきまで泣きあひたり。若君の乳母、—言ふべきやうなし」〈今昔・一九・九〉
7思ったとおり。やはり。「ひとへに魔王となるべく大願を誓ひしが、—平治の乱ぞ出で来ぬる」〈読・雨月・白峯〉
8否定・疑問・感動などの表現を強める語。まったく。いったい。「家のうちに足らぬことなど—無かめるままに」〈源・帚木〉「いで、あな悲し。かく—おぼしなりにけるよ」〈源・帚木〉
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三省堂大辞林第三版
せお・う:-おふ[2]【背負う】
(動:ワ五[:ハ四])
①物や人などを背中にのせる。しょう。「赤ん坊を-・う」「荷ヲ-・ウ/日葡」
②苦しい仕事や重い責任などを引き受ける。しょう。「借金を-・って苦しむ」
③あるものが背後になるような位置に場所を占める。背にする。「屛風(びようぶ)を-・って座る」
[可能]せおえる
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デジタル大辞泉
しょ・う〔しよふ〕【▽背▽負う】
読み方:しょう
[動ワ五(ハ四)]《「せおう」の音変化》
1背中に担ぐ。せおう。「荷物を—・って歩く」
2厄介なこと、迷惑なことなどを引き受ける。「重大な責任を—・わされた」
3(「しょってる」の形で用いて)思い上がる。うぬぼれる。「ハンサムだと思うなんて、—・ってるね」
[可能]しょえる
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せ‐お・う〔‐おふ〕【背負う】
読み方:せおう
[動ワ五(ハ四)]
1背中にのせる。しょう。「リュックサックを—・う」「子供を—・う」
2負担になることや重い責任のあることを引き受ける。しょう。「やっかいな 問題を—・わされる」「一家の生活を—・って立つ」
3あるものが背後になるようなところに 位置する。背にする。
「山を—・っている、藁屋根の茶店」〈芥川・トロッコ〉
→負(お)う[用法]
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デジタル大辞泉
しょう【招】
読み方:しょう
[音]ショウ(セウ)(呉)(漢) [訓]まねく
[学習漢字]5年
呼び寄せる。まねく。「招請・招待・招致・招聘(しょうへい)」
[名のり]あき・あきら
しょう【井/正/生/声/姓/性/青/政/星/省/清/▽聖/精/▽請】
読み方:しょう
〈井〉⇒せい
〈正〉⇒せい
〈生〉⇒せい
〈声〉⇒せい
〈姓〉⇒せい
〈性〉⇒せい
〈青〉⇒せい
〈政〉⇒せい
〈星〉⇒せい
〈省〉⇒せい
〈清〉⇒せい
〈聖〉⇒せい
〈精〉⇒せい
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かばね【▽姓】
読み方:かばね
1上代、氏(うじ)を尊んだ称。氏そのもの、または朝臣(あそみ)・宿禰(すくね)など、氏の下に付けてよぶものをいう。また、両者をあわせたものをも「かばね」とよぶ。狭義には、朝臣・宿禰などのことをさす。古代の「かばね」には、臣(おみ)・連(むらじ)・造(みやつこ)・君(きみ)・直(あたえ)など数十種あり、氏の出自によるものと、氏の職業に与えられたものとがある。
2天武天皇13年(684)の八色(やくさ)の制で定められたもの。真人(まひと)・朝臣・宿禰・忌寸(いみき)・道師(みちのし)・臣(おみ)・連(むらじ)・稲置(いなぎ)の「かばね」を諸臣に与えて、氏族の身分秩序を確立しようとしたもの。
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しょう〔シヤウ〕【姓】
読み方:しょう
氏(うじ)。名字。せい。
「—はむばらになむありける」〈大和・一四七〉
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せい【姓】
読み方:せい
[常用漢字] [音]セイ(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]かばね
《一》〈セイ〉
1同じ血統を表す、一族の名。「百姓・同姓不婚」
2名字。「姓氏・姓名/改姓・旧姓・他姓」
《二》〈ショウ〉
《一》に同じ。「小姓・素姓(すじょう)・百姓」
[名のり]うじ
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せい【姓】
読み方:せい
1名字(みょうじ)。氏(うじ)。「—が変わる」
2⇒かばね(姓)
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そう〔サウ〕【▽姓】
読み方:そう
《「しょう」の直音表記》「せい(姓)1」に同じ。
「帝(みかど)の御子、三春といふ—を賜はりて」〈宇津保・藤原の君〉
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姓 歴史民俗用語辞典
読み方:カバネ(kabane)
古代の豪族が用いた世襲の称号。
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姓
読み方:セイ(sei)
律令時代の人々に付与された呼称。
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デジタル大辞泉
しょう【賞】
読み方:しょう
[音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]めでる ほめる[学習漢字]5年
1功績・善行などをほめる。「賞賛・賞辞・賞揚/激賞・推賞・嘆賞・信賞必罰」
2功績・善行などに対して与えられる金品。ほうび。「賞金・賞杯・賞品・賞与/恩賞・懸賞・受賞・授賞・大賞・特賞・入賞・副賞」
3すぐれた点を楽しみ味わう。「賞翫(しょうがん)・賞味/観賞・鑑賞」
[名のり]たか・たかし・よし
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しょう〔シヤウ〕【賞】
読み方:しょう
功績をあげた者に与える褒美。また、そのしるしの金品。「—を受ける」「ノーベル—」⇔罰。
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デジタル大辞泉
しょう【匠】
[常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(漢) [訓]たくみ
1大工。細工師。職人。「匠人/工匠・巧匠・石匠・刀匠・番匠(ばんじょう)・木匠」
2技芸に長じた人。学問・芸術で一家をなす人。「学匠・楽匠・巨匠・師匠・宗匠」
3新しいものを作り出す工夫。アイデア。「意匠」[名のり]なる[難読]内匠(たくみ)
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しょう〔シヤウ〕【匠】
すぐれた技術をもつ人。古くは、特に、木工職人をさす。たくみ。〈和英語林集成〉
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デジタル大辞泉
しょう【商】
読み方:しょう
[音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]あきなう はかる[学習漢字]3年
1あきなう。あきない。「商業・商魂・商店・商人・商売・商品/行商・通商」
2あきんど。商人。「画商・巨商・豪商・紳商・政商・隊商・貿易商」
3相談する。はかる。「商議・商量/会商・協商」
4星座の名。さそり座。「参商(しんしょう)」
5古代中国の王朝、殷の自称。「殷商」
[名のり]あき・あつ・ひさ[難読]商人(あきんど)
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しょう〔シヤウ〕【商】
読み方:しょう
《一》
1あきない。また、 あきんど。「士農工—」
2ある数や式を零 以外の他の数や式で割って 得られた結果の数や式。⇔積。
3中国・日本 音楽の階名の一。五声の第2音。
《二》古代中国の王朝、殷(いん)のこと。
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商 算数用語集・数学用語集
わり算の答えのことを商という。参考四則除法
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三国志小事典
商Shang
ショウ
(シヤウ) 県 【長吏】 【県人】
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商 隠語大辞典
読み方:あきない
窃盗行為の総称。商売。仕事とも云う。窃盗の総称。「商売」又は「仕事」ともいう。
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デジタル大辞泉
お〔を〕【小】
読み方:お
[接頭]
1名詞に付く。㋐小さい、細かい意を表す。「—川」㋑語調を整えたり、表現をやわらげたりして、やさしい感じの意を表す。「言出(で)しは誰が言なるか—山田の苗代水の中淀にして」〈万・七七六〉
2用言に付いて、少し、わずかという意を表す。「—暗い」「—やみない長雨」
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こ【小】
読み方:こ
[接頭]
1名詞に付いて、小さい、細かい、などの意を表す。「—馬」「—石」
2名詞に付いて、わずかな、少しの、などの意を表す。「—雨」「—降り」
3数量を表す名詞や数詞に付いて、わずかに 及ばないが、その数量に近いことを表す。ほぼ。だいたい。約。「—一時間」「—半時(はんとき)」
4動詞・形容詞・形容動詞などに付いて、すこし、なんとなく、などの意を表す。「—ざっぱりしたなり」「—高い」「—ぎれい」
5名詞や用言などに付いて、軽んじたり、ややばかにしたりするような意を表す。「—せがれ」「—利口」「—ざかしい」
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しょう【小】
読み方:しょう
[音]ショウ(セウ)(呉)(漢) [訓]ちいさい こ お さ[学習漢字]1年
《一》〈ショウ〉
1ちいさい。「小心・小刀・小児(しょうに)/狭小・群小・弱小・縮小・大小・微小・矮小(わいしょう)」
2少し。わずか。「小異・小康・小成・小知」
3とるにたりない。「小身・小臣」
4自分や、自分 に関することを謙遜(けんそん)していう語。「小社・小生・小弟」
《二》〈こ〉「小粋(こいき)・小型・小雨(こさめ)・小銭・小鳥」
《三》〈お〉「小川」[難読]小豆(あずき)・小路(こうじ)・小女子(こうなご)・小筒(ささえ)・小石(さざれいし)・小夜(さよ)・小火(ぼや)
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しょう〔セウ〕【小】
読み方:しょう
1小さいこと。重要さの程度の少ないこと。また、 そのもの。「大は—を兼ねる」「—宇宙」「—企業」⇔大。
21か月の日数が、陰暦で30日、陽暦では31日に満たない月。「—の月」⇔大。
3田畑の面積の単位。太閤検地 以前は120歩(約4アール)、以後は100歩(約3.3 アール)。
4「小学校」の略。「—・中・高・大」
5名詞 の上に付く。㋐似ているが規模の小さいものである意を表す。「—京都」㋑同名の父子のうち、息子のほうを表す。「—デュマ」⇔大。㋒自分 に関するものについて、へりくだる意を表す。「—論」「—社」「—誌」
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さ【▽狭/▽小】
読み方:さ
[語素]名詞に付いて 接頭語的に用いられ、その物の幅が狭いという意を表す。「—物」「—織り」
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さ‐さ【▽細/▽小】
読み方:ささ
[接頭]《「さざ」とも》主として 名詞に付いて、細かい、小さい、わずかなという意を表す。「—にごり」「—波」
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催奇形性所見用語集
小
【英】Micro-
読み方:しょう
小さいことを意味する接頭語。
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小
【英】Nano-
読み方:しょう
小さいことを意味する接頭語。
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小(こ) 隠語大辞典
読み方:こ
芸妓候補者の舞踊又は下方を以て客席に侍する者、但し満十二才以上の義務教育修了者に限り其の営業を認可せらる。桃割れ、友禅、衣は必ずオハシヨリとす。常に処女を装ひ巧みに差恥の態を学ぶ、客の之を手折らんと欲する者あれば時に千金を唱ふ、一度び其の節を破れば即ち一本と成る、蓋し必ずしも然らざる者あり。明治時代『アラよござい』の異名を有したるも今は絶えて之を口にする者なし、好んで蜜豆を食ふ。素と玉祝儀(ぎょくしうぎ)共一本の半額なるを通則としたるを以て半玉と云ふ。今は稍高し、雛妓(すうぎ)。分類花柳界
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小
読み方:しょう
小芸妓のこと、即ち未だ一本にならない芸妓のことをいふ。〔花柳語〕分類花柳語
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小
読み方:ちい
小形の釆のことを云ふ。
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デジタル大辞泉
しょう【章】
読み方:しょう
[音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]あや[学習漢字]3年
1文字でつづった文。「玉章・詞章・断章・文章」
2資格・身分などを示すしるし。「印章・記章・勲章・校章・褒章・帽章・喪章(もしょう)・紋章・腕章」
3文や音楽の一区切り。「章句・章節/楽章・終章・序章」
4箇条書きにした法令。「憲章・典章」
[補説]原義は、はっきりとしたあや・しるし。
[名のり]あき・あきら・き・たか・とし・のり・ふさ・ふみ・ゆき[難読]周章(あわ)てる・章魚(たこ)・玉章(たまずさ)
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しょう〔シヤウ〕【章】
読み方:しょう
1文章や楽曲などの全体の構成の中で、大きく 分けた 区分。「—を改める」
2ひとまとまりの文章。
3しるし。記章。「会員の—」
4古代中国の文体の名。上奏文の一様式。
5古代中国の暦で、19年のこと。
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三国志小事典
章Zhang
ショウ
(シヤウ) 県 【県長】梁習 【県人】
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章 隠語大辞典
読み方:ちゃん
数量ノ八。〔支那人隠語〕数量の八を云ふ。分類支那人
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デジタル大辞泉
しょう【床】
読み方:しょう
[常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(呉) [訓]とこ ゆか
《一》〈ショウ〉
1寝どこ。寝台。「臥床(がしょう)・起床・就床・病床・臨床」
2腰かけ。「床几(しょうぎ)」
3苗どこ。「温床」
4物の支えとなる部分。底部。土台。「火床・花床・河床・鉱床・銃床・道床」
《二》〈とこ(どこ)〉「床屋/川床・寝床」
《三》〈ゆか〉「床板・床下/高床」
[補説]「牀」は本字。
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しょう〔シヤウ〕【床/×牀】
読み方:しょう
《一》[名]室内の板を張った所。ゆか。「—に臥せる」
《二》[接尾]助数詞。病院などで病人用のベッド数を数えるのに用いる。
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とこ【床】
読み方:とこ
1寝るために設けるところ。布団などの寝具を調えた場所。また、その布団など。ねどこ。「—を延べる」「—を取る」「病の—」
2男女の共寝。「—あしらい」
3地面より少し高くなっていて、板などを張ったところ。ゆか。「下には大きい材木が横になっているので、—を張ったようである」〈鴎外・山椒大夫〉
4「床の間」の略。「—に掛け軸を飾る」
5畳のしん。「古—(ふるどこ)」
6ぬかみそなど、漬物の材料をつけ込む所。
7川の底。川床。
8苗を育てるところ。苗床。
9鉄床(かなとこ)のこと。10和船で、舵床(かじどこ)。11「髪結い床」の略。床屋。「浮世—」12牛車(ぎっしゃ)の人の乗る所。屋形。車箱(くるまばこ)。[下接語]餌(え)床・鉄(かな)床・長床(どこ)石床・板床・浮世床・置き床・織部床・温(おん)床・牡蠣(かき)床・舵(かじ)床・壁床・髪床・髪結い床・川床・蹴込(けこ)み床・地(じ)床・書院床・釣り床・苗床・糠(ぬか)床・寝床・火床・袋床・船(ふな)床・踏込(ふみこみ)床・洞(ほら)床・本床・万年床・室(むろ)床・夜(よ)床
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ゆか【床/×牀】
読み方:ゆか
1建物の内で、根太(ねだ)を立て、地面 より高く板を張った 部分。そのままで、また畳や敷物などを敷いて 生活する。また、 広く 建物の内で、人の立ったり歩いたりする底面。
2劇場で、義太夫節の太夫と三味線弾きが座る所。舞台上手(かみて)に常設または仮設される。歌舞伎ではチョボ床ともいう。
3京都の鴨川沿いの茶屋で、座敷から川原へ張り出して つくった 納涼用の桟敷。川床。《季夏》
4(ふつう「ゆか」と書く)体操競技の「床運動」の略。
5家の中で、一段高く作った所。寝所などにする。「—の下(しも)に二人ばかりぞ臥したる」〈源・空 蝉〉
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日本酒用語集
床(とこ)
製麹工程で、蒸米を引き込んでから盛りまで堆積しておき、床もみ(とこもみ)、切返し(きりかえし)などの作業を行う場所をいう。
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床 隠語大辞典
読み方:ゆか
⑴〔演〕浄瑠璃を語る高座のこと。⑵「ちよぼゆか」の略で、歌舞伎の義太夫語りのこと。ちよぼは歌舞伎の脚本の地を語る義太夫のこと。分類演劇
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デジタル大辞泉
しょう【抄】
[常用漢字] [音]ショウ(セウ)(呉) [訓]すくう すく
1すくい取る。かすめ取る。「抄掠(しょうりゃく)」
2書き写す。「手抄」
3抜き書きする。抜き書き。「抄出・抄本・抄訳・抄録/詩抄」
4注釈書。「抄物(しょうもの)」
5紙をすく。「抄紙・抄造」[補説]1~4は「鈔」と通用する。
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しょう〔セウ〕【抄/×鈔】
1長い文章などの一部を書き出すこと。また、そのもの。ぬきがき。「徒然草―」
2古典などの難解な語句を抜き出して注釈すること。また、その書物。「湖月―」「毛詩―」
3尺貫法の容積の単位。1抄は1勺の10分の1。約1.8ミリリットル。→勺1
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デジタル大辞泉
しょう【笑】
読み方:しょう
[音]ショウ(セウ)(呉)(漢) [訓]わらう えむ[学習漢字]4年
1わらう。わらい。「笑殺・笑止・笑声・笑柄/一笑・苦笑・哄笑・失笑・大笑・談笑・嘲笑(ちょうしょう)・爆笑・微笑・冷笑」
2わらわせる。おかしい。「笑話」
3謙遜(けんそん)を表す語。「笑納・笑覧」
[名のり]え・えみ[難読]可笑(おか)しい・微笑(ほほえ)む
さが【▽性/▽相】
読み方:さが
1生まれつきの性質。性格。また、持って生まれた運命。宿命。「愚かな人間の悲しい—」
2いつもそうであること。ならわし。習慣。「浮世の—としてあきらめる」
3よいところと悪いところ。特に、欠点や短所。「—なくばよからんとのかくし詞」〈浄・嵯峨天皇〉
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しょう〔シヤウ〕【性】
読み方:しょう
1生まれつきの性質。もって生まれた 性分。「—が合う」「凝り—」
2そのもののもともとのたち。本来の性質・品質。「荒れ—」「冷え—」
3根性。たましい。性根。「—も骨もぬけてうんざりしてしまう」〈中勘助・銀の匙〉
4陰陽道(おんようどう)で、木・火・土・金・水の五行(ごぎょう)を人の生まれた 年月日に配したもの。これによって吉凶を占う。
5仏語。あらゆるものが生来 備えていて、外からの影響によって変わることのない本質。本性。自性。
6習性。ならい。「はづさうはづさうと思うたが—に成り」〈浄・鎌田 兵衛〉
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せい【性】
読み方:せい
[音]セイ(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]さが[学習漢字]5年
《一》〈セイ〉
1生まれながらの心のあり方。生まれつき。「性格・性行・性質/感性・個性・資性・習性・心性・知性・天性・徳性・品性・母性・本性・理性」
2物事に備わった 性質。「性能/悪性・磁性・属性・惰性・毒性・慢性・優性」
3男女・雌雄の別。「性別/異性・女性・男性・有性・両性」
4異性を求める本能の働き。「性交・性欲」
《二》〈ショウ〉
1生まれつき。本来の性質。「性根(しょうね)・性分/癇性(かんしょう)・気性・根性(こんじょう)・仏性・本性・魔性・無性」
2男女・雌雄の別。「女性(にょしょう)」
[名のり]なり・もと
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せい【性】
読み方:せい
《一》[名]
1人が本来そなえている性質。うまれつき。たち。「人の—は善である」
2同種の 生物の、生殖 に関して 分化した 特徴。雄性と雌性。雄(おす)と雌(めす)、男と女の区別。また、その区別があることによって引き起こされる 本能の働き。セックス。「—に目覚める」
3《gender》インド‐ヨーロッパ語・セム語などにみられる、名詞・代名詞・形容詞・冠詞などの語形変化によって表される 文法範疇(はんちゅう)の一。男性・女性・中性などの区別がある。日本語には、文法範疇 としての性の区別はない。英語でも代名詞にみられるだけで、それ以外の品詞では消滅している。
《二》[接尾]名詞の下に付いて、物事の性質・傾向を表す。「安全—」「アルカリ—」「向日—」「人間—」
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性
人口の性(男女)別構造 1や性(男女)別分布 1は、ある性 2の総数の人口総数に対する割合によって測られるが、他の性の総数に対する比率をとる方が多い。慣例的には、男性を分子にするのが普通で、人口の男性度 3を表す。男性比率 4は、総人口に対する男性の割合であり、性比 5は女性の数に対する男性の数の比率を意味する。一般にこれは指数(132-7)の形をとり、100人の女性に対する男性の数として表す。3. 時にこの割合について分子が女性の人口であることがあり、人口の女性度feminityが測られる。
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性 生物学用語辞典
英訳・(英)同義/類義語:sex
生物の生殖で、ゲノムの交換を行わないままで増殖を続ける無性生殖に対し、配偶子を作り、ゲノムの交換を行って新個体を作る有性生殖のもととなる配偶子型を分ける概念。優性性欲異なる配偶子をつくる
「生物学用語辞典」の他の用語現象や動作行為に関連する概念: 微生物群集 心臓拍動 急速眼球運動睡眠 性 性分化 性決定 性決定
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せい【性】 世界宗教用語大事典
(sex英)漢字「性」には〈生まれつき〉〈さが〉などの意味もあるが、今日ではセックスの記号のようになってしまったのも時代の推移であろうか。したがって、今、セックスだけについて記すと、人間の根源にかかわる問題だけに、かなり複雑なものが内含されている。その中でプラトンの話が面白い。彼は、人はもと男女一体だったが神がこれを二つに切断し、ために相手を激しく求めて合体の原初に帰ろうとしているのだと説く。そうなると理想的な人間は両性具有ということになり、事実ギリシアの彫刻などには乳房とペニスをもった像が多くある。東洋では中国の陰・陽思想で、これは相対するものの補い合いである。キリスト教は禁欲も説くが夫婦の関係を神聖視する。仏教は邪婬を禁じるが、それは文字通り〈よこしまな婬事〉である。釈迦には結婚の経験もあり男子をもうけている。いずれにしても人はセックスによって生まれるものだから、聖なる行為としての自覚が不可避であって、日本の聖人画伝が父母同衾の画から始まるのなどは(例=『法然上人絵伝』)注目に値する。→性器崇拝
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しょう【性】
樹の個体差を表す言葉。「性が良い」「葉性」「皮性」などと使われる。またその特徴が固定化したものに対して、品種名のように用いられることもある。例:もみじ荒皮性、蝦夷松八ッ房性など(荒皮性…短期間で肌が荒れてくるもの、八ッ房性…芽や葉の矮小化したもの、盆栽に適している)。
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デジタル大辞泉
しょう【井/正/生/声/姓/性/青/政/星/省/清/▽聖/精/▽請】
読み方:しょう
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うぶ【▽初/初=心/産/▽生】
読み方:うぶ
[名・形動]
1(初・初心)世間ずれがしていないこと。ういういしいこと。また、そのさま。「そのまま信じるほど—ではない」
2(初・初心)まだ男女の情を解しないさま。「—な娘」
3(産・生)㋐生まれたときのままであるさま。「人間らしい崇高な生地を—の儘有(も)っているか解らないぜ」〈漱石・明暗〉㋑自然のままであること。また、つくられたままであること。「品が—で、胡粉(ごふん)一つ剝げてないなんてものは」〈魯庵・社会百面相〉㋒(名詞の上に付けて)生まれたときの。生まれたときのままの。「—声」「—毛」
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いく【生】
読み方:いく
[接頭]名詞に付いて、生き生きとして生命力のある、という意を表す。「—井」「—太刀(たち)と—弓矢また其の天の沼琴(ぬごと)を取り持ちて」〈記・上〉
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き【生】
読み方:き
《一》[名]まじりけがないこと。「ウイスキーを—で飲む」
《二》[接頭]名詞に付く。
1純粋でまじりけがない、新鮮な、の意を表す。「—娘」「—まじめ」
2人工を加えていない、自然のままの、の意を表す。「—糸」「—ぶどう酒」「—醤油(じょうゆ)」
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しょう〔シヤウ〕【生】
読み方:しょう
《一》[名]
1いのち。生命。生きていること。「この世に—を受く」「—ある者は必ず死す」
2なまのもの。特に、現金をいう。「帯ぢゃ名が立つ、—でたもれ」〈浄・歌軍法〉
3生まれ。素姓。「—が入聟(いりむこ)だのに」〈滑・浮世風呂・三〉
《二》[名・形動 ナリ]あるものとそっくりなこと。また、 そういうさま。「目つきや口もとがおとっさんに—だねえ」〈人・娘節用・三〉
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せい【生】
読み方:せい
[音]セイ(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]いきる いかす いける うまれる うむ おう はえる はやす き なま うぶ なる なす[学習漢字]1年
《一》〈セイ〉
1いきる。いきている間。「生活・生存・生物・生命/人生・長生・半生・余生」
2命。いきているもの。「衛生・蒼生(そうせい)」
3うむ。うまれる。「生産・生殖・生誕・生地/新生・胎生・卵生」
4物事が現れる。生ずる。「生起/派生・発生」
5草木がはえる。「群生・自生・対生・密生」
6いきいきしている。「生気・生色・生鮮・生動」
7なま。熟していない。「生硬・生食」
8まだ勉強の途中にある人。「生徒/学生・塾生・書生・優等生」
9他人に 対する尊称。「先生」10自分の謙称。「愚生・小生・老生」11(「棲」の代用字)動物がすむ。「両生類」
《二》〈ショウ〉
1いきる。いきている間。「生涯/一生・後生・今生(こんじょう)」
2命。いきもの。「生類/衆生(しゅじょう)・殺生・畜生・養生(ようじょう)」
3うむ。うまれる。「生得・生滅/往生(おうじょう)・出生・誕生(たんじょう)・生老病死」
4草木がはえる。「実生(みしょう)・半夏生(はんげしょう)」
5加工しない。「生薬」
《三》〈なま〉「生木・生傷・生水」
《四》〈き〉「生糸・生地(きじ)・生一本」
[名のり]あり・い・いき・いく・う・うまる・お・おき・すすむ・たか・なり・ふ・ふゆ・よ[難読]生憎(あいにく)・晩生(おくて)・生姜(しょうが)・生薑(しょうが)・生絹(すずし)・園生(そのう)・作麼生(そもさん)・什麼生(そもさん)・生業(なりわい)・埴生(はにゅう)・寄生木(やどりぎ)・弥生(やよい)・蓬生(よもぎう)・早生(わせ)
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せい【生】
読み方:せい
《一》[名]
1生きていること。「—と死の分かれ目」⇔死。
2生命。いのち。「この世に—をうける」「—なきもの」
3毎日の暮らし。生活。「充実した—を送る」
《二》[代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう語。わたくし。小生。「妻より君へあてたる手紙、ふとしたることより—の目に触れ」〈藤村・家〉
《三》[接尾]人名に付いて、へりくだった意を添える。手紙文などで、差し出し 人の姓または姓名の下に付けて 用いる。「山田—」
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せい【生】
読み方:せい
田山花袋の自然主義的な 小説。明治41年(1908)発表。小市民 家庭の老母の死の前後を中心に、その子供たちの生活と相克する感情を描いた 自伝的小説。
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なま【生】
読み方:なま
《一》[名・形動]
1食物などを煮たり焼いたりしていないこと。加熱・殺菌などの処理をしていないこと。また、そのさま。「魚を—で食う」「しぼりたての—の牛乳」
2作為がなく、ありのままであること。また、そのさま。「国民の—の声」「—な身をもってしたおのれの純粋体験から」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
3㋐演技・演奏などを直接 その場で見たり聞いたりすること。「—の舞台」㋑録音・録画などによらないで直接 その場から放送すること。「—の番組」
4技術・経験などが未熟であること。また、そのさま。「石鹸(しゃぼん)なんぞを、つけて、剃るなあ、腕が—なんだが」〈漱石・草枕〉
5生身の男女の性器。性具 に対して 実物をいう。また、 避妊具をつけない状態での性交のこと。
6「生意気」の略。「—を言う」「お—な子」
7「生ビール」の略。「ビールは—がうまい」
《二》[副]なんとなく。 中途半端に。「この男も—頭(かしら)痛くなりて」〈今昔・二七・二〇〉
《三》[接頭]
1名詞に付いて、いいかげんな、中途半端な、などの意を表す。「—返事」「—あくび」「—煮え」
2形容詞・形容動詞に付いて、少しばかり、何となく、などの意を表す。「—ぬるい」「—暖かい」
3人を表す名詞に付いて、年功が足りない、世慣れていない、年が若いなどの意を表す。「—女房」「—侍」
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ふ【▽生】
読み方:ふ
草木が茂る所。複合語として用いられることが多い。「浅茅(あさぢ)—」「芝—」「園(その)—」「蓬(よもぎ)—」「白檮(かし)の—に横臼(よくす)を作り」〈記・中・歌謡〉
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生 歴史民俗用語辞典
読み方:ウブ(ubu)書物・書画について、装幀などが昔のままで修理手入れを施していないもの。
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デジタル大辞泉
しょう【宵】
読み方:しょう
[常用漢字] [音]ショウ(セウ)(呉)(漢) [訓]よい
《一》〈ショウ〉
1夜。「終宵・徹宵」
2よいのうち。「秋宵・春宵・良宵」
《二》〈よい〉「宵闇(よいやみ)/今宵(こよい)」
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よい〔よひ〕【宵】
読み方:よい
1日が暮れてまだ間もないころ。古代では夜を3区分した一つで、日暮れから夜中までの間。初夜。「—のうちから床に就く」「—過ぐるほど、すこし寝入り 給へるに」〈源・夕顔〉
2祭りなど、特定の日の前夜。「—宮」「—山」
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デジタル大辞泉
しるし【印/▽標/▽証】
読み方:しるし
1他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などで表したもの。目じるし。「非常口の—」「持ち物に—をつける」
2抽象的なものを表すための具体的な形。㋐ある概念を象徴するもの。「平和の—の鳩」「純潔の—の白い衣装」㋑(証)ある事実を証明するもの。証拠になるもの。「見学した—にスタンプを押す」㋒(証)気持ちを形に表したもの。「感謝の—に記念品を贈る」「お近付きの—におひとついかがですか」
3所属・家柄などを表すもの。記章・旗・紋所など。「会員の—」
4(「璽」とも書く)㋐官印。印綬。押し手。「未だ—及び公財を動かさしめず」〈今昔・一〇・三〉㋑三種の神器の一である、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)。神璽(しんじ)。「今天皇のみ—を上(たてまつ)るべし」〈允恭紀〉
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あかし【▽証】
読み方:あかし
《「灯(あかし)」と同語源》ある事柄が確かであるよりどころを明らかにすること。証明。証拠。「身の—を立てる」
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しょう【証〔證〕】
読み方:しょう
[音]ショウ(呉)(漢) [訓]あかす あかし[学習漢字]5年
1確かな 根拠に基づいて 事実を明らかにする。あかす。「証言・証人・証明/検証・考証・実証・認証・論証」
2事実を明らかにするもの。あかし。「証左・証跡/引証・確証・反証・物証・傍証」
3証明のための文書。「証券・証書/学生証・免許証」
4仏教で、悟り。「証果/内証(ないしょう)」
[補説]「証」と「證」はもと別字で、「証」はいさめる意を表した。
[名のり]あきら・つく・み[難読]内証(ないしょ)
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しょう【証】
読み方:しょう
1証拠。「もって後日の—とす」
2仏語。正法を修得して真理を悟ること。悟りを得ること。
3漢方で、病状、症状のこと。
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さとり【悟・覚・証】 世界宗教用語大事典
中村元著『仏教語大辞典』には悟として「覚悟。証悟。真理に目覚めること。また、その体験の自覚的内容をいう。真実の智慧。古くは智または知を、さとりと訓じた」と説明し、覚も同意としている。また同編『新・仏教辞典』では証の字だけを挙げ「本能に基く精神の動揺が全くなくなった時にあらわれた正智が、真理にぴたりと合致することをいう」とする。『岩波仏教辞典』は悟り・覚り、として「覚悟・証・修証・証悟・菩提・道ともいう。真理(法)に目覚めること。迷いの反対。悟りは仏教の究極目的であり、悟るためにさまざまな修行が説かれ実践される。悟りは智慧を本質として成立する」と記す。仏教には「転迷開悟(迷いを転じて悟りを開く)」の語があり、一口でいえば仏教はこの一語に尽きるのである。ただしその内容は、直ちに悟る頓悟、漸次に悟る漸悟など宗義により違いがあり、浄土教では悟りの場所を現世でなく極楽浄土とするなど、理解にも諸相がある。
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デジタル大辞泉
しょう【称〔稱〕】
読み方:しょう
[常用漢字] [音]ショウ(呉)(漢) [訓]たたえる となえる はかる
1ほめあげる。たたえる。「称賛・称美・称揚」
2となえる。呼ぶ。呼び名。「称呼・称号・称名(しょうみょう)/愛称・仮称・改称・敬称・古称・呼称・公称・詐称・自称・総称・通称・人称・美称・併称・名称・略称」
3はかりで量る。「称量」
4左右がつりあう。「相称・対称」
[名のり]あぐ・かみ・な・のり・みつ・よし
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しょう【称】
読み方:しょう
1よびな。呼称。「コハダはコノシロの若魚の—だ」
2ほまれ。名声。評判。「幻の名酒の—がある」
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デジタル大辞泉
しょう【×妾】
読み方:しょう
[音]ショウ(セフ)(呉)(漢) [訓]めかけ わらわめかけ。「妾宅/愛妾・妻妾・侍妾・蓄妾・婢妾(ひしょう)」
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しょう〔セフ〕【×妾】
読み方:しょう
《一》[名]めかけ。そばめ。
《二》[代]一人称の人代名詞。女性が自分をへりくだって言う語。わらわ。「—は一層学芸に心を籠め」〈福田英子・妾の半生涯〉
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め‐かけ【×妾/目掛(け)】
読み方:めかけ
1《目をかけるところから》正妻のほかに、愛し養う女性。二号。「—を囲う」
2ひいきにすること。また、 そのもの。「不断—の浜側の色宿に昼過ぎより入らせられ」〈浮・曲三味線・三〉
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て‐かけ【手掛(け)/手懸(け)】
読み方:てかけ
1器物の、手をかける所。「—穴」「—金物」
2《手をかけて愛する者の意。「妾」とも書く》めかけ。そばめ。
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わらわ〔わらは〕【▽私/×妾】
読み方:わらわ
[代]《「わらわ(童)」の意から》一人称の人代名詞。女性がへりくだって 自分をいう語。近世では、特に武家の女性が用いた。
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デジタル大辞泉
しょう【升】
読み方:しょう
[常用漢字] [音]ショウ(呉)(漢) [訓]ます のぼる〈ショウ〉
1容量の単位。10合。「一升」
2のぼる。「升堂」
3穀物が実る。転じて、世の中がよく治まる。「升平」
[補説]2・3は「昇」と通用する。〈ます〉「升酒・升目」
[補説]「枡(ます)」は国字。[名のり]たか・のり・みのる・ゆき
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しょう【升】
読み方:しょう
尺貫法の容量の単位。1升は1斗の10分の1。1合の10倍。約1.8 リットル。「一—瓶」
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ます【×枡/升/×桝/▽斗】
読み方:ます
1液体や穀物などの分量をはかる容器。木製または金属製で、方形や円筒形のものがある。「—で米をはかる」「一升(しょう)—」「五合—」
21ではかった量。ますめ。「—が足りない」
3劇場・相撲場などで、方形に仕切った 観客席。一枡の定員は四〜七人。仕切り枡。枡席。
4(斗)「枡形(ますがた)2」に同じ。
5紋所の名。枡1の形を図案化 したもの。
[補説]「枡」「桝」は国字。
枡の紋所
枡を模した 紋所の一つ「丸に枡」
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ウィキペディア(Wikipedia)
升
升(しょう)とは、尺貫法における体積(容積)の基準となる単位である。10合(ごう)が1升、10升が1斗(と)となる。その量は時代や国、地域により異なる。
引用
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デジタル大辞泉
しょう〔シヤウ〕【省】
読み方:しょう
1明治2年(1869)の官制改革で設けられた政府の中央行政機関。その後、内閣制度に受け継がれ、現在は法務・外務・財務・文部科学・厚生労働・農林水産・経済産業・国土交通・総務・環境・防衛の11省。大臣を長とする。
2律令制で、太政官(だいじょうかん)に属した中央官庁の称。中務(なかつかさ)・式部・治部・民部・兵部(ひょうぶ)・刑部(ぎょうぶ)・大蔵・宮内の八省。
3中国で、古代の中央政府または中央官庁。
4中国の行政区画の一。地方行政区画のうち最上位のもの。元代に始まり現在に至る。
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せい【省】
読み方:せい
[音]セイ(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]かえりみる はぶく[学習漢字]4年〈セイ〉
1振り返ってよく考えてみる。「省察/三省・自省・内省・反省」
2安否をたずねる。「帰省」
3はぶく。「省文」〈ショウ〉
1中央官庁。「本省」
2中国の行政区画の一。「省都/山東省」
3はぶく。「省力・省略」[名のり]あきら・かみ・み・みる・よし
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デジタル大辞泉
しょう〔シヤウ〕【×鉦】
読み方:しょう
1中国・日本・東南アジアなどで用いられる打楽器。銅または銅合金製の平たい円盤状。撞木(しゅもく)や桴(ばち)で打つ。日本には雅楽用の鉦鼓(しょうこ)、下座音楽や祭礼囃子(ばやし)用の摺鉦(すりがね)(叩(たた)き鉦)、念仏踊りやご詠歌に用いる伏鉦(ふせがね)などがある。かね。
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かね【鐘/×鉦】
読み方:かね
1(鐘)打ち鳴らすために金属で作った器具。また、その音。梵鐘(ぼんしょう)・半鐘や教会などの釣鐘にもいう。「—をつく」「除夜の—を聞く」
2(鉦)
㋐下に伏せて置き、撞木(しゅもく)で打ち鳴らす金属性の仏具。たたきがね。ふせがね。
㋑台にかけて打ち鳴らす古代の楽器。磬(けい)。
㋒鉦鼓(しょうこ)のこと。
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鉦 歴史民俗用語辞典
読み方:カネ(kane)
金属製の打楽器の一。
葬式用語
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鉦【かね】
金属製の小型のたたいて鳴らす仏具。
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デジタル大辞泉
しょう【昇】
読み方:しょう
[常用漢字] [音]ショウ(呉)(漢) [訓]のぼる
1上にあがって行く。「昇降・昇天・昇竜/上昇」
2上の官位・等級に進む。「昇格・昇級・昇給・昇進・昇段・昇任」
3世の中がよく治まる。「昇平」
[名のり]かみ・すすむ・のぼり・のり
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昇 隠語大辞典
読み方:のぼり
階段。〔第五類 一般建物〕階段を云ふ。
Similar words:
ジェネラル 将星 将軍 大将 将官
Japanese-English Dictionary
Japanese-English Mark AI Dictionary
Japanese-Vietnamese Mark AI Dictionary
Kanji-Vietnamese Machine Translation
*This is machine translation, not guaranteed to be correct.
Hán Tôm Mark Dictionary
Mark Name Dictionary
*Looking up names of animals, plants, people and places. =動物名・植物名・人名・地名を引く=